春屋

こちらはゲーム「THE IDOLM@STER」「東方project」を応援しているサイトです。管理人のプレイ日記や、SSが置いてあります。
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忘れられた宴? 2006年12月25日掲示板にて製作


「ゆ?きほちゃん♪」

ガバッ!

「わあ!綾乃さん、またいきなり抱きつかないでくださいよ?!」

いつも通りではあるが、雪歩は綾乃に抱きつかれて動けなくなっていた。

「いいじゃない?。そういえば、今日ってクリスマスイブだけど、雪歩ちゃんは何か予定ないの?」

「え……。と、特には無いですが」

「そうなの?私はてっきり、プロデューサーの彼と一緒に?……」

「そっ、そんなのないですよ?!……それに、プロデューサーは私なんか誘ってくれないです」

そう言って、雪歩はしょんぼりしてしまった。だが、そんな姿を見て綾乃は笑っていた。

「ふふ、そんな事無いみたいよ」

そう言われ、顔を上げてみるとそこにはプロデューサーが立っていた。

「プ、プロデューサー!なんで、ここに?」

「はい、約束通りに雪歩ちゃんを捕まえてあげたからね」

綾乃はそうプロデューサーに告げると雪歩を放した。雪歩は状況が分からず、オロオロしている。

「あ、あの、その、私……」

「ん?何だよ。まあいいや、雪歩、ほれプレゼント」

プロデューサーは、上着のポケットから小さな綺麗な箱を取り出して雪歩に渡した。

「これ、何ですかプロデューサー?」

「空けてみろよ、きっと驚くぜ」

雪歩は不思議そうにしながら箱を開けて見ると、そこには雪の結晶を模ったシルバーのネックレスが入っていた。

「こ、これって!」

「ああ、前にお前が撮影で使ってた奴だよ。すごく気に入ってたみたいだからな、安く譲ってもらったんだよ」

プロデューサーは胸を張ってそう言った。雪歩は驚きと嬉しさの両方がやってきて、さらにオロオロしてしまっている。

「で、でもでも、いきなりこんなの貰うわけにも……クリスマスイブでもちょっと豪華すぎですよ」

「何言ってるんだよ。それは、お前の誕生日プレゼントだよ」

「そうよ、雪歩ちゃん。ちなみにこれは私からね♪」

綾乃からは綺麗なマニキュアセットを貰った雪歩は、嬉しすぎたのもあってついに泣き出してしまった。

「う、うう?……」

「お、おいっ!泣くなよ!雪歩、どうした!」

「あなた、動揺しすぎだってば。嬉しくって泣いてるのよね、雪歩ちゃん」

泣きながらではあるが、コクリと雪歩は頷いた。それを見てプロデューサーはホッとしたようであった。

「な、なんだよ……、ビックリさせないでくれって。そんな泣くほど嬉しかったのかよ?」

「は、はい……。だって、私の誕生日ってクリスマスイブだから……よく、みんなに忘れられたりした事があって……それで。うう?」

「わかった!わかったから泣くなってば!」

泣いている雪歩よりも、プロデューサーの方が動揺しているようにも見えた。

「あなたがあたふたしてどうするのよ。雪歩ちゃん、ほら泣かないで」

綾乃がハンカチで涙を拭いてあげると、やっと雪歩も落ち着いたようだった、

「……俺は女が泣いてるのって苦手なんだよ。なんか、何もしてないけど俺が悪い事したみたいな感じがしてさ」

「そうなんだ。大丈夫よ、あなたのした事で泣いてるわけじゃないんだから。もう、シャキッとしなさい」

珍しく綾乃がプロデューサーを叱っているのを見て、雪歩はつい笑ってしまった。

「あ、やっと笑ってくれた」

「はい。綾乃さん、プロデューサー……ありがとうございます!私、本当に嬉しいです!」

さっきまで泣いていたとは思えないくらいの笑顔で、雪歩は二人にお礼を言った。綾乃もプロデューサーもそれを見て満足そうだった。

「まあ、気にするなよ。さて、じゃあ春香達が待ってるから行くぞ」

「え?どこへですか、プロデューサー?」

「実はね、クリスマスパーティと雪歩ちゃんの誕生日会を一緒にやる事になってるの。さあ、行きましょう?!」

綾乃は雪歩の手を取って引っ張っていく。プロデューサーもそんな雪歩の背中を押していた。

「わわ、プロデューサー!そんなに慌てなくても?!」

「早くしないと、みんなに俺が怒られるんだよ。……なあ、雪歩。少なからず、ここのみんなはお前の誕生日を忘れたりなんかしないと思うぞ。だから、もう泣くなよ」

「プロデューサー……。はい、わかりました」

その一言が何よりも嬉しかった雪歩は、満面の笑顔でプロデューサーにそう答えた。

「……でも、あなた前にあずささんの誕生日忘れた事があったし、美希ちゃんの時も……」

「……黙っとけよ。くだらないオチつけるな」

「え?何か言いましたか、二人とも?」

「なんでもないわよ、雪歩ちゃん♪」

「何でもないぞ」

その後、雪歩はみんなからの祝福を受けた。そして、案の定そこでもうれし泣きをしてしまったのは、言うまでもない。

おわり
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【 2007/03/01 (Thu) 】 アイマスのSSですよ♪ | TB(0) | CM(0)
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