春屋

こちらはゲーム「THE IDOLM@STER」「東方project」を応援しているサイトです。管理人のプレイ日記や、SSが置いてあります。
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小鳥さんSS コトリカゴ 4話 エピローグ

このSSは前に七瀬が出した本のSSです。
1~4話と続きものになってます。





8月も終わったある日。

その日、小鳥はプロデューサーと共にボイスレッスンのスタジオにいた。

「……なんでこんな事になったんだろうな」

プロデューサーはそう言いながらレッスンを一生懸命に受けている小鳥を
見ていた。何故、小鳥がレッスンを受けているのか。それは数日前、小鳥が
社長にいきなりこう言ったのが始まりだった。

『社長・・・今更かもしれませんが、私にもう一度歌わせてもらえませんか!』

社長はもちろん驚いた。だが、小鳥の真剣な訴えを無下にするわけにも行かず、
現在に至る。そして、同じく数日前。小鳥の「私が……また歌ってみたいって
言ったらどうしますか?」という質問にプロデューサーは「そうなったら絶対に
トップアイドルになれるようにプロデュースしてやるよ」と答えてしまい、
小鳥のプロデューサーを引き受ける事になってしまった。無論、その時の
プロデューサーはただの冗談だと思ったのだが、社長にもう一度歌う事を
告げ、それをOKされたのをその時に伝えられ、社長と同じく驚いていた。

「……うん、それじゃあ少し休憩しようか音無さん」

「い、いえ!まだ平気です!カラオケで歌っていたとはいえ、まだまだブランクは
 あるし!だから……」

休まずにレッスンを続けようとする小鳥にプロデューサーは後ろからタオルを
頭の上に乗せやめさせた。

「わっ!」

「その辺にしておけ。本格的なレッスンなんて久しぶりもいい所なんだろ。
 いきなり飛ばしてぶっ壊れたら意味無いぞ。それに、ウチのチビッコどもに
 比べれば若くないんだからなお前は」

「ひ、ひどいですよプロデューサーさん!それってセクハラですよー!」

年齢の事を言われ、小鳥は頬を膨らませて怒った。しかし、小鳥の年齢は
765プロの中でも一番の謎で、20代である事以外は不明なのである。
一応、プロデューサーやあずさよりは年上らしい。

「ふう、プロデューサー君、それは女性に対して失礼だよ」

「そうだそうだ~!」

「はあ、俺が悪かったよ。まったく、そんなに歳の事気にしてるなら
 コレはいらねえかな?」

プロデューサーは、上着から取り出した箱を器用に指の上で回していた。

「それ、なんですかプロデューサーさん?」

「何って、お前の誕生日プレゼント。もしかして忘れてたのか」

小鳥が慌ててスタジオに張ってあるカレンダーを確認すると、今日は9月9日。
この日は小鳥の誕生日であった。本人はここ数日レッスンなどがあり、
すっかり忘れていた様だった。

「プロデューサーさん、よく覚えててくれましたね……。
 私、すごくうれしいですよ♪」

「でも、歳食うのはイヤなんだろ。じゃ、いらないだろ……」

そう言うと、プロデューサーはスタジオの窓をカラカラと開けた。
それを見た小鳥は全力でプロデューサーの腕にしがみついた。

「わー!待ってください!いります、欲しいですから~!」

「ん、そこまで言うならやらん事も無い」

プロデューサーは意地悪そうに笑って小鳥にプレゼントの箱を渡した。

「うーん、一体何が入ってるんだろう……」

その時、小鳥の頭の中はこうなっていた。

(う?んと、小さい箱だしアクセサリーとか?……まっ、まさか指輪とか
 入っていたりして!ど、どうしよう本当に指輪だったら!それって、つまり
 ……キャーー!プロデューサーさん、いきなりすぎです!トレーナーの
 先生も見てるのに~~!!)

プロデューサーが呆れているのをよそに、小鳥はいつも通り、妄想を始めていた。

「……あ~、また変な妄想始めやがった」

「おやおや、本日3回目の小鳥ワールドの発動かな」

「な、何だよそれ、変な名前付けるなよ……。おい、さっさと戻って来い」

プロデューサーが軽く頭を叩くと、小鳥が現実に戻ってきた。

「あ、プロデューサーさん……。ふ、ふつつかものですが!!」

「何言ってるんだよ。ほれ、さっさと空けろよ」

「あ、はい!」

小鳥が箱を開けると、そこには羽を模ったブローチが入っていた。

「ふーん、プロデューサー君にしてはいいものを選んだね」

「何か引っかかる言い方だな……」

「プロデューサーさん、ありがとうございます。ふふ、この羽があれば
 どこへだって飛べそうですね♪」

小鳥はもらったばかりのブローチを早速身に着けてそう言った。

「あのな、そんな羽一枚じゃどこへも行けねえよ」

「むう、プロデューサーさんはロマンが無いですね」

「それじゃ、数え切れないくらいの羽を持ってきてやるよ。それならどこへでも
 行けるはずだ」

プロデューサーがそう言うと、小鳥は笑っていた。

「もう、プロデューサーさん。私にその羽で翼を作って飛んで行けって
 言うんですか」

「でも、それじゃあイカロスの様に落ちてしまうかもしれないね」

先生がそんな事を言うと、小鳥は苦笑いをしていた。だが、プロデューサーは
そんな小鳥をよそに子供っぽく笑っていた。

「心配するなよ。俺が落とさせないし、そんなやわな翼なんか用意しねえよ!」

「……あ、あはは!まったく、君らしい答えだね。音無さん、君はとても
いい人に恵まれているね」

「まったく……。プロデューサーさんいつも言いますけど、自分の発言には
 気を付けた方がいいですよ」

「んー、その時はその時だ。さてと、さっさとレッスン終わらせろよ。事務所に
 帰ったらみんながパーティの準備して待ってると思うぜ」

「そうですね。では、レッスン再開ですね!……プロデューサーさん、さっきの
 プレゼントと言葉、本当に嬉しかったです。ありがとうございます、
 私、がんばりますね!」

小鳥がそう言うと、先生は楽譜を持ってきてそれを小鳥に渡した。

「では、今度は実際に歌ってみようか。そうだね、好きな曲で構わないよ」

「好きな曲ですか……それじゃあ」

小鳥がその曲を選ぶよりも早く、プロデューサーが小鳥の手から
楽譜を奪っていた。

「あっ、プロデューサーさん」

「お前が選ぶ曲ってどうせコレだろ。歌いたくってしょうがないって顔してるぞ」

プロデューサーは小鳥の持っていた他の楽譜を全部取り上げ、
代わりにさっき取った楽譜を渡した。

「あはは、プロデューサーさんには分かっちゃいますね。
 先生、私この曲がいいです。私が一番好きな曲で、
 大切な曲……神さまのbirthday!」


9月9日、私のの誕生日であると同時に、わたしとプロデューサーさんの伝説が
新たに始まった日。歌う事をやめちゃったプロデューサーさんと、
もう一度歌う事を決めた私。変な組み合わせかもしれないけど
……プロデューサーさんが居てくれれば、たとえ羽一枚でも
どこまでも羽ばたける。今日はそんな気がした……。
そして、私の事を応援してくれる事務所のみんな。
私はこんなに嬉しい気持ちで誕生日を迎えたのは初めて。
……本当に、本当にありがとう!


私の事を祝福してくれる人達へ。今日は本当に最高の、
忘れられないbirthdayです!

END
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【 2009/09/22 (Tue) 】 アイマスのSSですよ♪ | TB(0) | CM(0)
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