春屋

こちらはゲーム「THE IDOLM@STER」「東方project」を応援しているサイトです。管理人のプレイ日記や、SSが置いてあります。
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小鳥さんのSS コトリカゴ 3話 『もしも』のお話

このSSは前に七瀬が出した本のSSです。
1~4話と続きものになってます。




はあ、もういい加減にしてほしいな?……

「ねえねえ、一人なんでしょ?いいじゃん、俺と遊びに行こうよ~」

かれこれ10分ぐらいこの調子。うう~、久しぶりにウィンドウショッピングでも
しようと思ったのについてないな。

「あの、私は忙しいので。もういいですか」

「そんな~、一人でヒマそうに歩いてたじゃん」

うう、あんまり一人一人って連呼しないでくださいよ。……確かに一人だけど。
こんな事なら。何か護身術みたいの習っておけばよかったかな?
はあ、こんな時に『あの人』が居てくれたらな……。

「ねえねえ~、オレとさ一緒に遊びに……」

ガコンッッッ!!!!

「ひゃっ!」

「うわっ!」

突然、すごい音がしたと思ったら、私とナンパ男さんの間に長い足が
割り込んできた。ちなみにその先にある自動販売機にはくっきり跡が
残ってる。……って、一体誰?

「よう、待たせたな小鳥。で、俺の連れに何か用か?」

プ、プロデューサーさん!?何でここに!……っていうか、相変らずカッコいい
登場の仕方で。

「な、なんだよ!いきなり出てきやがって!おま……」

「聞こえなかったのか、俺の連れに……ナ・ニ・カ?」

うわ?、プロデューサーさんの目、あれは人斬りの目だ。向こうの男の人も
無言で首振ってるし、よっぽど怖いんだろうな~……。

「分かればよし。ほれ、行くぞ」

「あっ、はい!」

私はプロデューサーさんに手を引かれてその場を後にする事になった。
……わー、プロデューサーさんに手を、手を~!!

「まったく、あんなのに引っかかるなよ」

「あう、ごめんなさい。でも、助かりました。本当にしつこかったんですよ」

「はあ、休みの日まで面倒掛けるなよ」

「あ、あの、もう平気なので……」

「ん?ああ、悪かったな」

そう言うとプロデューサーさんが私から手を放した。
……もうちょっと繋いでて欲しかったけど。

「そういえば、プロデューサーさんはどうしたんですか?」

「ああ、今日は休みだったからな。家で引きこもってるのも勿体無いから
 外に出てきたんだよ。で、お前もヒマなのか?」

「ええ、せっかくお休みなんですし、ウィンドウショッピングでもと
 思ったんですが……」

「それで、あんな変なのに絡まれたのか。まったく、お前も春香達と
 変わんないな、危なっかしくて目が離せねえよ」

うう、ちょっとだけ年下なプロデューサーさんからそんな風に言われると……。
一応、私の方がちょっとだけお姉さんなのに。……あくまでちょっとだけ。

「さてと、俺はそろそろ行くけど。もう平気か?」

「あ、あの!プロデューサーさん、もしお暇なら、その!」

あああ、落ち着け私!落ち着け私~!別にデートに誘ってるわけじゃ
ないんだし自然に……。

「ん~……俺は目的があって歩いてるわけじゃないからな。俺がお前に
 ついて行くって感じになるけど、いいか?」

「はい!よろこんでー!」

「なんだよ、その居酒屋風な返事は……」

プロデューサーさんがまさかのOKを出してくれたので、私はプロデューサー
さんと一緒に街を歩く事になった。……これって、ラッキーなのかな?

それからしばらくして、私とプロデューサーさんは大通りを歩いていた。

「あ、プロデューサーさん。そこのCDショップに寄ってもいいですか?」

「ああ、別に構わないぞ。俺もちょっと用があるし」

そういえば、プロデューサーさんはどんなの聴くんだろう?ちょっと気になるな。
そう思いながら、私とプロデューサーさんはCDショップに入った。

「んーっと……、あった。あれ、プロデューサーさんはどこへ?」

私があたりを探していると、お店の新曲コーナーの所にプロデューサーさんを
発見。よく見ると、そこに積まれていたCDは春香ちゃんたちのCDだった。

「プロデューサーさん、こんな時までお仕事ですか?」

「ん、そういうわけじゃないんだけどさ。少しばかり気になるっていうか……な。
う ーん、こんな事ばっかしてるから、親バカとか言われるんだろうな」

プロデューサーさんには悪いけど、確かにその通りだと思っちゃった。
でも、そんな所がいいんですけどね。

「な、なんだよ。何笑ってるんだよ」

「いーえ、別に何でもありませんよ。さて、私の買い物も終わったので
 お昼でもどうですか?」

「……おごれよ」

「いやです♪」

そんなやり取りをしながらお店を出た私達は、今度はお昼を食べる場所を
探す事になった。

「さて、どこがいいですかね~?……ん、プロデューサーさん」

プロデューサーさんがビルにある大きなモニターを見ていた。

「あ、今流れているの美希ちゃんたちが歌ってるのですね。
 もう、プロデューサーさん、本当に親バカさんですね」

「うっせえよ。今流れてる曲がちょっとな」

「え?……ああ、神さまのbirthdayですね。いい曲ですよね」

「そうだ……。昔、お前が歌っていた歌だったよな」

プロデューサーさんがそう言った時、私の心臓が大きくドクンとした。

「あ……、あの、何で」

「忘れねえよ。昔、俺が事務所にいた時に隣でうるさいくらい
 練習してたじゃねえかよ」

私だって忘れてない。あの頃の私は、あの曲ぐらいしかうまく歌えるのが
無くて、必死に練習していた事……。今、美希ちゃんたちが歌ってるのは
それを今風にアレンジした物なんだけど。

「プロデューサーさん、うるさいくらいは余計ですよ……」

「それは悪かった。でも、今でも好きな曲なんだろ?」

「はい、とっても。それをみんなが歌ってくれてるのはもっと嬉しいです」

だって、それは私が叶えられなかった夢を叶えてくれるから。その証拠に、
美希ちゃんや春香ちゃん、千早ちゃんはウチの事務所でもトップクラスの
アイドルになっている。私にはそれがすごく嬉しかった。

「そっか。でも、今でも結構いけるんじゃないか?」

「私はもう無理ですよ……。それを言うならプロデューサーさんだって」

「っぐ、ヤブヘビだったかな。俺はもういいよ、それに今じゃあこっちの方が
 性にあってる」

そうかな?プロデューサーさんならまだやれそうだけど。
だって、ビジュアルは……うん、すごくカッコいい。歌とダンスも、前に
みんなのレッスンの時ちょっとだけ見せてくれたけど、昔のまま……
ううん、昔よりもよかった気がする。正直、ちょっともったいないな。

「プロデューサーさん……。もしも、もう一回歌えるとしたら」

「小鳥、人生に『もしも』はねえよ。選んだ選択肢が間違ってたとしても、
 ゲームみたいにロードしてやり直しは出来ないんだからな。まあ、あの時の
 俺の選択は間違ってなかったと思うぞ」

「……そうですね、ごめんなさい変な事聞いちゃって」

「んー、なんか妙に年寄りじみた発言だったな、忘れてくれ。それより、
 俺は昼メシを何にするかが重要だ。ほら、行くぞ」

わわっ、また私の手を引っ張って……。でもプロデューサーさん、
いい顔してるな~。確かに、プロデューサーさんの選択は間違い
じゃなかったのかも。昔は、本当に怒ってるような顔しかしてなかったし。
……今のプロデューサーさんなら聞いてみてもいいかな。

「プロデューサーさん、『もしも』の話で聞いてくださいね。
 私が……また歌ってみたいって言ったらどうしますか?」

自分で聞いておいてだけど、すっごくドキドキしてる。
でも、プロデューサーさんは即答だった。

「そうだな……、そうなったら絶対にトップアイドルになれるように
 プロデュースしてやるよ」

「ふふ、プロデューサーさんありがとうございます。それじゃあ、さっきの
 発言に責任を持ってもらいますね♪」

「えっ?お前、それどういう事……」

私は繋いでる手に力を込めて、プロデューサーさんの目を見て
「あの事」を社長に言った『あの事』を伝えた。

「プロデューサーさん、実はですね……」

さてさて、この後、私とプロデューサーさんがどうなったのか……。

それはまた別のお話です。でも、それは近い将来のお話です♪

つづく……?
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【 2009/09/22 (Tue) 】 アイマスのSSですよ♪ | TB(0) | CM(0)
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