春屋

こちらはゲーム「THE IDOLM@STER」「東方project」を応援しているサイトです。管理人のプレイ日記や、SSが置いてあります。
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765プロ、みんなで旅行に行く の巻

(キートン山○声で)このSSはアイドルマスターの二次創作である。
それなりに覚悟ができた人は追記へ進む。





「う~んっ!やっと着きましたね、プロデューサーさん!」

長い時間バスに座りっぱなしだった春香が外に出て大きく背伸び
をしていた。

「おい、そんな所でサボってないで、荷物降ろすの手伝えよ」

「はーい!」

ここは都内から離れた所にある温泉宿。765プロの面々は
『765プロ創立記念旅行』でみんなで旅行に来ていた。

「しかし、いつの間にこんな所予約したんだ?」

「そうよね。こんな旅行があるのギリギリまで知らなかったし」

プロデューサーの絆と綾乃が疑問に思っていると、律子がそれに
答えた。

「そりゃあ、毎月みんなから積み立て金貰って貯めてたから」

「……そんなのあったか?」

「し、知らないけど?」

「あの~、それなんですけど・・・」

と、小鳥が給料明細を絆と綾乃に見せてきた。

「ん?何か一番下の所に『必要経費』って書かれた項目があるんだが」

「これってもしかして・・・」

「やよい以外のみんなからも貰ったけどね~♪」

それを聞いた絆達3人は『り、律子(さん)恐ろしい子っ!』と心の中で
思った。

「ちなみに何でやよいからは取らなかったんだ?」

「取れると思う?」

「・・・思わないな」

「無理ね」


「プロデューサーさん達、何話してるのかな?」

「それにしても社長すごいー!」

「そうそう!すごいよー!」

「はっはっは。みんないつも頑張ってくれているからね、これくらいは
してあげないと」

『わーい!』

亜美と真美が喜んでいるのと反対に伊織が少しだけ不満そうな顔を
していた。

「はあ、こんな安っぽい所に私が泊まるなんて」

「どうしたのデコちゃん?具合でも悪いの?」

「ちょっと美希、その呼び方やめなさいよ!別になんでもないわよ・・・」

「ホントに?ミキのせいで機嫌が悪いのかなって思っちゃったよ」

「べ、別にそんな事は無いわよ!あんたの事は嫌ってなんかないし」

「わーい!デコちゃんありがとなのー!大好きー!」

そう言って美希は伊織に抱きついていった。

「こらっ!デコって言うな!あとムダにデカイそれを押し付けるなー!」


「ん?貴音、どうしたんだー?」

他のみんなが楽しそうにしている中、貴音は何やら落ち着かない
様子であたりをキョロキョロしていた。

「その、私はこういう風にみんなで出かけるといった事をした事が
 ないので、どうしたものかと・・・」

少し不安そうな貴音に響はいつもの様にあっけらかんに答えた。

「そんなのいつも通りでいいってば。そうだ!せっかく温泉に来たんだから
 いっしょに入ろうな♪」

「いっ、一緒に!?そ、その、ふつつかものですが!?」

「お嫁にでも来る気かよ・・・」

そんな貴音と響をあずさは楽しそうに見ていた。

「響ちゃん達、仲がよくていいわね~。私たちも一緒に入りましょうね♪」

あずさがそう言うと、千早達は少し嫌そうな顔をしていた。

「あ、あずささんとですか・・・」

「ボクはあんまり・・・その、テンションが下がりそうだし」

ある『一部分』を見て千早と真はそう言った。

「あら~、そんなに嫌かしら~・・・」

と、寂しそうな目で千早と真を見るあずさ。

『……は、入りまーす』

「うれしいわ~♪」

ご機嫌なあずさと対照的に沈んだ顔で「はあ~~」と長いため息を
吐いた千早、真だった。

「さて、いい加減に宿に入ろうぜ。やよい、雪歩、荷物持てるのだけで
いいから持ってきてくれ」

「はーい!」

「わ、わかりました」

やよいは軽々と荷物を持って行ったが、雪歩は案の定フラフラしながら
歩いていた。

「・・・む、無理しなくていいからな」

「は、はい~!」

ようやく宿の中に入るとそこには意外な先客が待っていた。

「あっ、みなさんお待ちしてましたー!!」

「ちょ、うっせえ。って、何でお前らが居るんだ?」

ものすごく大きな声で迎えてくれたのは876プロの愛、絵理、涼だった。

「あ~、せっかくだから私が呼んだのよ。みんな一緒の方が楽しいでしょ」

「でも、律子姉ちゃんいきなり過ぎるよ。昨日、社長に言われるまでこっちは
 知らなかったんだから」

「ほ、ホントに急ね。そういえば、私と黒崎くんはちゃんとこの子達と会うの
 初めてだよね」

「TVで見たり、春香や律子達からは聞いてたけどな」

絆も綾乃も876プロの3人とは直接会う事が無かったが、春香達が3人を
手伝ったり、オーディションで共に戦ったりしているのを話では聞いていた。
そのため、名前や顔ぐらいは絆や綾乃も知っていた。

「そうだったですか?それじゃ自己紹介します!私は日高 愛です!
 よろしくおねがいしまーす!!」

ビリビリと響く様な大きな声で愛は自己紹介した。

「う、うるせ~・・・やよいよりも元気ありあまってる感じだな」

「そ、そうね。でもかわいい子ね~♪」

「私は秋月 涼です。律子姉ちゃんから聞いてますよね?」

「ああ、一応。……その、色々と頑張れよ」

「私も応援してるわ……」

涼は律子のいとこなのだが、実は男の子である。とある事情があって
女の子としてアイドルをしているのを、絆と綾乃は律子から
聞いていた。

(しかし、お前本当に男なのか?)

(え、ええ、一応・・・)

(うーん、どうみても女の子にしか見えないわ・・・)

「あ、あの・・・」

「ん?」

涼の後ろから雪歩の様にビクビクしながら絵里が顔を出した。

「水谷・・・絵理。・・・うう」

名前だけを言ってまた涼の後ろに隠れてしまった。

「すいません、絵理ちゃんものすごく人見知りで」

「いいわよ別に。雪歩ちゃんもこんな感じだったし♪って、どうしたの
 黒崎君?」

「……やっぱり、俺は初対面で泣かれるほど怖い顔してるのか?」

絵理に怯えられたのがショックだったのか、絆は少しへこんで
しまっていた。

「え~っと、絵理ちゃん。この人、こう見えて全然怖くないから平気よ。
 むしろ、ジェンガの如く脆い心だったりするから、あんまり怖がらないで
 あげてね」

「は、はい・・・努力します?」

「うう、努力しないとダメなくらい俺は怖いのかよ~」

「ほらほら、ハニー♪そんな所で落ち込んでないで、一緒に温泉行こ♪」

すっかり落ち込んでしまった絆に抱きつきながら、美希が温泉に誘ってきた。

「一緒にって、入れるわけねぇだろ」

「そんな事ないよ。なんかおっきなプールみたいになってて、水着着て
 入るんだって」

「あー、家族で入れる温泉って書いてあったのはそれだったのか」

「兄ちゃん、水着で残念だった~?」

「そうそう、亜美たちと裸の付き合いしたかったでしょ~?」

亜美と真美が『せくし~ぽ~ず』をしながらそう言うと・・・

「・・・はんっ」

絆はどこかの悪役の様に亜美達を鼻で笑った。

『うわーん!兄ちゃんがバカにしたー!』

「俺はお前らみたいなガキの裸見て喜ぶ様な紳士じゃないぞ」

「じゃあミキなら喜んでくれる?」

「おっ、それなら自分も自信あるぞー!自分でダメならもっとすごい貴音も
 いるぞ♪」

「ひ、響?そんな事を言わないでください・・・恥ずかしい」

だが、絆は「はあ~」とため息を付いてスルーした。

「うわっ!自分らまで無視したぞ!こいつの心はオリハルコンかー!?」

「うう?・・・さすがに女の子として傷つくよハニ?・・・」

「ほれ、行くならさっさと荷物を置いていくぞ」

『はーい!』

こうして、一度部屋に荷物を置いた後、みんなで温泉に行く事となった。


30分後、温泉にて……

「へー、意外と広いな」

「本当ですね。あ、お風呂の種類も色々ありますよ」

春香がフロアの地図を指差しながら目を輝かせていた。

「焦ると転ぶぞ。とりあえず、そこで体を一回洗ってからな」

「わかりました~!・・・って、うわっ!?」

カコーーン!!

「はあ・・・何だか修学旅行の先生になった気分だ」

今日、何回したか分からないため息を吐きながら絆も歩き出した。

「兄ちゃん~♪背中流してあげるよ~♪」

「そうそう♪優しくしてあげるよ~♪」

「……じゃあ、その後ろに持ってる鍋のコゲが取れそうなヘチマの
 タワシ(かなり固め)はなんだ?」

『・・・ちっ、ばれたか』

「俺の背中を血まみれにしたいのかよ・・・ん?」

亜美と真美のいつものイタズラに呆れ気味な絆だったが、
何故か後ろを見たまま動かなくなっていた。

「どしたの?兄ちゃん?」

「いや、その・・・あの3人がな」

絆の後ろに居たのは左から美希、響、貴音。

「なになに?兄ちゃん、あの3人のうしろ姿にめろめろなの~?」

「いや違う。なんつーか、あいつ等の後ろ姿が並ぶとちょっと怖くないか?
 金色と黒と銀色の毛むくじゃらが3つ・・・」

「・・・そう言われるとちょっと怖いかも」

「ポケ○ンにあんなの居たよね?」

そんな事を言いながら3人の後ろ姿を眺めていると・・・

「んー?貴音~、その桶取って~」

「はい、どうぞ」

貴音が響に桶を渡すために手を伸ばした様子を見て、絆達3人は・・・

「・・・兄ちゃん、手がはえた」

「進化したな・・・」

「あ、あなた達、怒られるわよ?」

と、絆達3人は通りかかった律子にツッコミを入れられていた。

一方、綾乃の方は・・・

「ねえねえ、小鳥さん。社長、どこに行ったか分かるかしら?」

「社長ならさっきサウナの方へ行くのを見かけましたけど」

それを聞いた綾乃はガッカリした様子で肩を落とした。

「な~んだ。せっかく、背中を流してあげようと思ったのに~」

「あ、あはは・・・。あっ、あそこにいるの愛ちゃんたちですね」

小鳥が指を指した先には、岩風呂に仲良く入っている876プロの3人がいた。

「あっ、765プロのプロデューサーさんとお姉さん!」

「綾乃でいいわよ。それにしても、仲が良いのね」

「あはは!ありがとうございます!そう言ってもらえるのは
 とっても嬉しいです!」

本当に嬉しかったのか、愛は笑顔で二人にお礼を言った。

「・・・愛ちゃん、もう一回私の事呼んでもらってもいい?」

「えっ?お姉さん、ですか?」

愛から『お姉さん』と呼ばれ、小鳥はすごく嬉しそうな表情をしていた。

「あはっ、そうですよね~♪まだまだお姉さんですよね~♪」

ものすごく喜んではいるが、音無小鳥、現在の年齢は2×才。

「そういえば、さっき聞いたんですけど。小鳥さんって私のお母さんと
 年が近いんですよね!それなのにこんなにカワイイなんてすごいです!」

ビシィッ!!と、空間が凍りつく音が聞こえた様な気がした。

「あ、愛ちゃん!?ダメだってそんな事言っちゃ!気にする人は気に
 するんだから!」

グサッ!

「そうそう。2×才なのにリアルでこんなカワイイなんて・・・激レア?」

グサッ!グサッ!!

「……私、ちょっと水風呂で身を清めてきます~」

愛、涼、絵理からの連続攻撃を受けた小鳥は、とても悲しそうな背中で
その場を去っていった。

「・・・無邪気な言葉って、時にどんな兵器よりも凶悪ね」

さすがの綾乃も小鳥をフォローする言葉が見つからなかった。

「す、すいません。余計な事言っちゃいましたか?」

「ああ、涼く・・・じゃなっくて、涼ちゃんは気にしなくてもいいわよ。はは・・・」

綾乃はふと涼が男なのを思い出し、頭から足先までを眺めてみた。

(う~~ん、どっからどう見ても女の子よね・・・。仕草とかしゃべり方も
 本当にカワイイし・・・)

「ど、どうしました?急に私の事をじっと見て?」

「・・・涼ちゃん、ちょっと体を触ってもいい?」

と、言った次の瞬間。

「人様の事務所のアイドルにセクハラしてんじゃねえ!!」

バコンッ!と、いつの間にか後ろに居た絆に頭を殴られていた。

「あ゛~~う゛~~」

「まったく。お前らも、コイツはヘタな痴漢より危ない奴だと思った方が
 いいぞ、マジで」

『は、はーい?』

よく分からないが愛達3人は頷いておく事にした。

「うう~・・・殴る事ないじゃない。半分冗談なのに~」

((半分は本気だったのか!?))


場所は変わり、真と響が少し変わったお風呂が並ぶコーナーを
見物していた。

「うわ、このお湯真っ黒だ。何が入ってるんだ?」

「えーっと、このお湯にはウーロン茶が入ってるんだって。お肌が
 綺麗になりますって書いてあるね」

「へー、じゃあ真は入ったほうがいいな。そうすりゃ、もう男に間違え
 られないぞ♪」

「……響、ケンカ売ってるの?」

真が拳をブルブル震わせていると、不意に背中をペチペチと叩かれた。

「え?だれ?」

「えへへ~、私ですよ♪」

「ああー!やよいかー!髪を下ろしてたから一瞬分からなかったぞ!」

真と響の所にやって来たやよいは、いつものツインテールではなく
髪を下ろしていた。その為か、いつもと違った印象に見えていた。

「へー、いつもの髪型もかわいいけど、その髪型もいいね」

「ありがとうございまーす♪」

「ん?そういや、伊織は一緒じゃないのか?さっきから見てないけど」

「えっ?」

響がそう聞くと、やよいは引きつったような笑顔で固まってしまった。

「やよい、どうかした?」

「え、ええと、その~・・・」

「あれ?やよいの隣にいるの誰だ?知らない奴だな?」

「確かにそうだね。でも、今はこの場所、僕ら以外は入れないはず
 なんだけどな」

真と響がそんな事を言っていると、やよいの隣にいた女の子がスッと、
前髪を上げておでこを出した。

『あっ・・・』

「あんた達が私をドコで見分けてたのか、よ~~く分かったわ~♪」

バックに『ゴゴゴ!』という文字が見えるくらいに怒りに満ちた笑顔の
伊織がそこに居た。先ほどからずっと。

「い、伊織ちゃん、おちついて~!」

「そうだよ!その~・・・いつもより可愛く見えたからだよ!きっとそう!」

「う、うんうん!真の言うとおりだぞ!いつもよりずーっとかわいいぞ!」

「ほ~う。いつもの私は可愛くないと?」

響の余計な一言が火に油を注いでしまった。

「ひ、響!余計な事を!」

「そんな事言われても~!」

「二人とも・・・覚悟はいいかしら?」

伊織が真と響に近づいていく。それとは逆に真達はジリジリと後退
していく。

「あら、二人とも。それ以上後ろに行くのはあぶないわよ~?」

『えっ!?』

と、思った時には既に遅く、真と響は後ろにあったお風呂に落ちて
しまった。

「うわー!なんだかこのお湯ピリピリするんだけどー!」

「わー!なんかいたいぞー!」

ちなみに二人が落ちたのは『唐辛子の湯』である。

「よかったじゃない~。健康になりそうな所に落っこちて~♪」

「うう~・・・伊織ちゃんがこわいです~・・・」

「・・・お前ら、俺らしか居ないからってあんまし騒ぐなよ」

通りかかった絆がそんな様子を見て「やれやれ」と呆れていた。


「さて、そろそろ俺は出るか」

長湯が苦手な絆は、早々に温泉から出ようと出入り口に向かっていた。

「あれ?プロデューサーさん、もう出ちゃうんですか?」

「ん、春香と千早か。ああ、俺はそんなに長湯する方じゃないからな」

「そうですか~・・・ざんねん」

「そういや、社長はどこいった?」

「社長なら、ずっとあそこですが」

千早が指差した先にあったのはサウナ。

「……俺が最初来た時も居た様な」

「ええ・・・だ、大丈夫ですよね?」

千早のその一言に不安になった絆と春香は、急いでサウナの中を
見に向かった。

ガチャ。

「おい、社長生きてるか?」

「社長~!もう年なんですから無理しないでください~!」

「・・・入ってくるなり酷くないかね、二人とも」

絆と春香の心配をよそに、社長は元気そうだった。

「い、いや、ずっと出てこないから心配しただけだ」

「よかった~、もしかして倒れちゃってるのかと思ったんです」

「それはすまなかったね。適度に外に出たりしてるから、心配しなくても
 平気だよ」

「そうか。んじゃ、俺は先に出てるからな」

「お邪魔しましたー」

社長を残して絆と春香はサウナを出る事にした。

「しかし、あんな所によくずっと居られるな・・・」

「ですね。私なんかちょっと居ただけでもうダメです」

そう言いながら、二人とも社長に感心していた。


一足先に温泉から出た絆は、休憩コーナーで牛乳コーヒーを飲みながら
休んでいた。

「ふう、女って本当に風呂が長いな。俺には無理だ」

「そうですよね、僕もあんまり長くは苦手かも・・・」

気がつくと絆の隣に涼が座っていた。

「あれ?さっきは自分の事『私』って言ってなかったか?」

「ふ、普段からあんな風じゃないですよ、もう」

(とは言っても、一つ一つの仕草が完璧に女なんだが。・・・真、お前
 完全に負けてるぞ)

真に対して非常に失礼な事を考えていると、涼は絆の事をじーっと
見つめていた。

「な、何だよ?」

「いや、律子姉ちゃんに聞いたとおり、すごいカッコいい人だな~と」

「・・・俺にそんな趣味はないぞ」

「いやっ!僕もないですよ!ただ、どうしたら黒崎さんみたいになれる
 かなと思って」

「…………」

「な、なんで余命3ヶ月を宣告する医師みたいな顔してるんですか~!?」

(言っていいのか?お前には無理があるって・・・)

絆が涼に言い出せないでいると、おみやげコーナーの所にいる貴音と
絵理に気がついた。

「なんだ、珍しい物でも見つけたのか?」

「あ、絆殿。それが・・・」

「わっ・・・」

二人に話しかけた絆に驚いて、絵里はまた涼の後ろに隠れてしまった。

「わわっ、絵理ちゃんまたなの」

「だって・・・大きいし、こわい?」

それを聞いた絆は壁の方へ向いていじけてしまった。

「いいんだ俺なんか・・・どうせ怖いさ、目つき悪いさ、殺し屋みたいな目
 してるさ・・・」

「絵理ちゃん、そこまで言ってないですよ?」

「あの、水谷絵理、ちょっといいですか」

「はい?」

怖がっている絵理に貴音が優しく話しかけた。

「絆殿はあなたが思っているほど怖い方ではないのですよ。私や他の
 方々をいつも気遣ってくれる、本当にお優しい方なのです。だから、
 そんなに怖がらないであげてくださいね」

「は、はい・・・」

貴音に背中を押され、絵理が勇気を出して絆に話しかけようと
するが・・・

「あ・・・う・・・」

「……」

「む、むりぽ・・・?」

そう言って後ろを向いてしまった。

「い、いきなりは無理だったかな?」

「そうですね。絆殿、気を落とさないでくださいね」

「・・・ああ、俺、強く生きるよ」

すっかり落ち込んだ絆の所に、丁度温泉から出てきた愛がやってきた。

「あれ?どうかしたんですか?元気ないですね」

「なんでもないよ。・・・はあ、コイツの半分ぐらいの元気があいつに
 あればな」

「ん?どういう事?」

状況が分からない愛は頭の上にハテナを浮かべていた。

「気にしないでくれ。それで貴音、何か珍しい物でもあったのか?」

「はい。キーホルダーとかおまんじゅうとか面白いものが沢山あるの
 ですが、なぜこんな所に木刀があるのでしょうか?」

「それは・・・何故か分からんが、旅館の土産物屋にはよく置いて
 あるんだよな」

絆が何故か置いてある木刀を手に取ってみると、持つ部分である
柄の所に何か彫られているのに気がついた。

「なんだ?人の名前みたいだけど」

「多分、この方ではないかと」

そう言って貴音が指差した写真には「9代目 女将」と書かれた写真が
あった。

「……女将が手作りしてる木刀ってなんだよ。というか、女将は昔なにか
 やってたのか?それとも振り回してたのか?」

更なる疑問が増えた絆だが、『なんとなく』という理由で、結局購入した
のだった。


「ん~・・・あっ、兄ちゃん!」

「どうした亜美?」

「コレ解けちゃったからなおしてなおして~!」

と言って、解けてしまった浴衣の帯を見せた。一応言っておくと、浴衣の前は
全開である。

「・・・はあ~、俺はお前の父ちゃんかよ。ホレ、じっとしとけ」

絆は何事も無く亜美の帯を直してあげた。

「ありがと、兄ちゃん♪」

「はいはい」

「あの~、絆さん。私のも直してください~」

次にやってきたのはやよいだった。状況は亜美と同じ。

「はいはい、父ちゃん頑張るよ・・・ったく」

そう言いながらも絆は手際よく帯を直していった。

「わー、ありがとうございますー!」

「はあ~・・・」

「ハニー!丁度いい所にいたの!コレ直してほしいな~」

またまたやってきたのは美希。言うまでもないが前が全開。
そんな様子を、少し離れた所で見ていた涼がコーヒー牛乳を吹いていた。

「ブッッ!ゲホッ!ゲホッ!!」

「わわっ!涼さん、落ち着いて飲まないとダメですよ~!」

「鼻から・・・コーヒー牛乳?」

(いやいやいや!亜美ちゃんややよいさんなら分かるけど、
 なんで星井さんの時も顔色一つ変えないでいられるの!?)

一方、絆は動揺する事無く美希の帯を直していく。

「・・・せめてお前は自分でやれよ。あー、動くなよ!」

「わーい♪ありがとうなの、ハニー♪」

「まったく、手の掛かる奴らばかりだ・・・」

そう言い残し、絆はその場を後にした。

(そ、そうか!あんな状況でも平気でいる平常心。アレがイケメンになる為
には必要なんだ!それに比べて僕は・・・なんてダメダメなんだ~!)

「りょ、涼さん?なんで泣いてるんですか!?」

「だ、大丈夫?」

絆の行動が涼を知らずに傷つけた事を、本人はまったく知らない。


旅館のゲームコーナー。ここでは他のメンバーが卓球をしていた。

「え、えいっ!」

カコンッ、と軽快な音と共に雪歩の放った玉がヘロヘロと飛んでいく。

「ふっ・・・甘いぞ!雪歩!!」

雪歩の打った弱々しい玉を破壊する様な勢いで響がスマッシュした。
その玉は弾丸の如く雪歩のチームの台を跳ね、そのまま雪歩の額に
直撃した。

「う、うう~・・・」

雪歩はパタッと倒れてしまった。

「わー!雪歩、大丈夫ー!?」

倒れた雪歩を心配する春香をよそに、勝った響と真は高笑いをしていた。

「はははー!自分達に勝てるのはいないぞー!」

「へへ~♪まあ僕と響なら当然かな?なんてね」

「うう~・・・千早ちゃん~!敵を討ってよ~!」

「無理を言わないで。私は卓球なんてやった事がないんだから」

千早にも見放された春香が途方に暮れていると、そこへ綾乃と小鳥が
やって来た。

「あら、みんなで卓球?」

「楽しそうですね~」

「うう、そう見えますか?みんな真と響ちゃんのコンビにやられちゃったん
 ですよ」

と、指差した壁の長イスには負けてしまった伊織とあずさ、律子と貴音
が座っていた。

「ふんっ!あんな運動バカ二人に勝てるわけないでしょう!」

「ごめんなさいね、伊織ちゃん。私、ああいうのは苦手だから」

「うーん、あの二人相手じゃちょっとキツイわ・・・」

「はい・・・響も真もとても上手いので太刀打ちできませんでした」

そんな4人を見た綾乃は、台の上に置いてあるラケットを手に取った。

「あ、綾乃さん?」

「しょうがないな~。私がみんなの敵を取ってあげるわ♪」

「それじゃ、一人だと大変そうですし私も参加しますね」

そう言い、雪歩の持っていたラケットを取ったのは小鳥だった。

「おいおい、大丈夫なのか?二人ともそんなに強そうに見えないぞ?」

「まあ、それでもやるっていうなら相手しますよ!」

「随分余裕ね~・・・じゃあ、勝ったら罰ゲームでもする?」

そんな無謀とも言える提案を聞いた響と真は、余裕の表情でその条件を
飲む事にした。

「ふっふっふ~!後で後悔するぞ綾乃~!」

「綾乃さん・・・普段、色々されてるお返しをさせてもらいますよ!」

「あらそう?じゃ、サーブはそっちからでいいわよ」

どう見ても勝率が高そうなのは響達だが、綾乃と小鳥はいつもと
変わらなかった。

「なんだかわからないけど・・・自分のサーブは返せないぞー!」

響が先ほど雪歩を倒した様な弾丸サーブを放った。・・・だが

ガコンッ!!

『え?』

響や真だけでなく、春香達までもが何が起きた分からなかった。が、ハッキリ
しているのは響のサーブを綾乃が数倍の威力で返した事だった。

「……えっ?」

「な、何、今の!?」

響と真はまだ信じられないといった様子で驚いていた。

「いや~、久々だけど体は覚えているものね♪」

「あ、綾乃さん。卓球やってたんですか?」

春香がそう聞くと、綾乃は楽しそうにラケットとクルクルと回していた。

「まあ、学生の頃ね。そうね・・・『卓球台の竜王<バハムート>』と
呼ばれた事もあったわね」

回していたラケットを持ち直し、いつもとはまったく別人の様に構えた綾乃。

「・・・む、ムダにカッコいいぞ」

「だ、大丈夫だ、響!小鳥さんに狙いを集中すれば、きっと!」

「さて、私達のサーブですね。いきますよー♪」

小鳥がサーブを打つ為に構えた。・・・と思った次の瞬間

ヒュッ!カッ!!

『……え?』

またしても何が起こったか分からず、響達は動けないでいた。

「ま、真。今のサーブ見えたか?」

「ぜ、ぜんぜん・・・」

一方、サーブを打った小鳥は涼しい顔でピンポン玉を拾っていた。

「私もまだまだやれますね♪」

「あ、綾乃さんも経験者だったんですか?」

千早の質問にいつもの笑顔で小鳥は答えた。

「はい。私も昔・・・いえ、ちょっと前まで『音無<サイレント>』とか呼ばれて
 ましたから♪」

「ちょっ!?聞いてないぞそんなのー!?」

「さて、お二人とも。さっきの罰ゲームの事、忘れてないですよね?」

『うっ・・・そ、それは』

響と真が恐怖で身をすくめていると、綾乃と小鳥の二人はニヤリと笑った。

『さあ、神様にお祈りは? 部屋のスミでガタガタふるえてあんな服や
こんな服を着る心の準備はOK?』


……この後、どちらが勝ったかは言うまでも無い。


しばらくして。夕食の時間になり、みんなは宴会場に集まっていた。

「・・・なあ、何で真と響はそんな変な格好させられてるんだ?」

絆はみんなが浴衣姿の中、体操着(ブルマ)にエプロン姿の響と、
スクール水着にオーバーニーという何ともマニアックな格好をしていた。

「き、聞かないでほしいぞ・・・」

「プロデューサー・・・お願いですから聞かないでください」

二人ともすっかり生気を無くした様な顔で答えた。そして、そんな二人を
眺めて満面の笑顔でいたのは綾乃と小鳥だった。

「……お、お前らの仕業か」

「いや~、お酒がおいしいわ♪」

「そうですね~♪」

(聞くのも疲れるし、無視しておこう)

絆は何も無かった事にし、完全無視に徹する事にした。

「プロデューサーさん、お酌しますよ♪」

と言って、春香がビールの瓶を持ってやって来た。

「悪いな、天下のスーパーアイドルの春香にそんな事やって
 もらっちまって」

「そんな事ないですよ。私たちがちゃんとお仕事できるのは、
 プロデューサーさんが居てくれるからなんですから!」

「え~、黒崎君だけなの~!」

「あっ、いや!綾乃さんにも感謝していますってば!」

「ははは。ありがとうな、春香」

絆は春香に礼を言うと、注いでもらったビールを一気に飲み干した。

「わっ、すごいです」

「そうか?このくらいなら平気だぞ」

「じゃあ次はミキが入れてあげるのー♪」

どこからともなく現れた美希が絆のコップにビールを注いだ。

「・・・なんだ、俺を酔わせる気か?」

「もしそうなったら、ミキがお部屋まで運んであげるの~!」

「残念だったな。俺は殆ど酔わないんだよ」

そう言って、美希の入れてくれたビールを全部飲んだ。

「え~!つまんない~!」

「でも、プロデューサーさん、本当にお酒に強いんですか?」

「まあ、そこそこは。酔っ払って全裸になったりはしないぞ」

「綾乃さんは?」

「私も変な事したりはしないわよ。・・・ちょっと、何よその目は!」

「まあ、普段から酔っ払ってるみたいな行動してるからな。アレとか・・・」

絆は現在も罰ゲーム実行中の響と真を指差した。

「アレは・・・勝者の絶対的権限って奴よ」

「わからんわ」

絆がすっかり呆れていると、宴会場のステージみたいになっている所に
亜美と真美が箱の様な物を持って現れた。

「はーい!ちゅうも?く!」

「これから『しゃっふるカラオケ』をはじめるよー!」

「おい、何始める気だ?」

「そんじゃ・・・説明!!」

「この箱の中にはみんなの名前が書いてある紙が入ってまーす!」

「それで、この箱から2枚引いてその二人にデュエットで歌ってもらうよ♪
 あっ、歌う歌は何でもいいよ~♪」

そう説明を終えた所で、亜美と真美はさっそく箱の中に手を入れて
紙を選び始めた。

「それって・・・まさか俺も入ってるのか?」

『もちろん♪』

「・・・マジかよ」

あからさまに嫌そうな顔をした絆などお構いなく、亜美と真美が箱から紙を
取り出した。

「じゃーん!トップバッターは千早お姉ちゃんと・・・」

「綾乃お姉ちゃんでーす!」

それを聞いた綾乃は、後ろに倒れるほど驚いていた。

「ちょっ!ちょっと~!私も入ってたの~!?」

「うん。だって、兄ちゃんだけじゃふこうへーでしょ」

「さあ、張り切ってどうぞ~!」

こうして、半ば強制的にではあるが、綾乃と千早はステージに立たされて
しまった。

「さーてと・・・どうしようか、千早ちゃん?」

「それはこっちが聞きたいです・・・」

二人で何を歌うかを悩んでいると、綾乃がある事を思い出して千早に
提案した。

「……これなら、千早ちゃんも歌えるし、デュエットにピッタリよね♪」

「確かに・・・この曲ならあずささんと歌った事もありますから大丈夫です」

こうして、綾乃と千早は歌う曲の番号をカラオケの機械に入力していった。

5分後……

歌い終わった二人には盛大な拍手が送られていた。

「いやー!すごかったね、お姉ちゃんたちの『ライオン』!」

「うんうん!この選曲はナイスだったね!」

歌い終わった千早と綾乃は恥ずかしそうに席に戻っていった。

「いや、前にラジオで千早ちゃんとあずささんが歌ってるの聞いたから、
 選んだだけなんだけどね」

「いえ、綾乃さん。あれだけ歌えればすごいと思います。お見事でした」

そんな千早達を見ていた愛達3人は、ひたすら感心するばかりだった。

「うわー!すごいすごい!765プロの人ってプロデューサーさんも歌が
 うまいんだー!」

「うーん、千早さんが上手いのは知ってるけど、綾乃さんもすごい。
 ちょっと自信なくなっちゃうかも・・・」

「すごい・・・もしかしたら、尾崎さんも上手い?」

「さあさあ!次はだ・れ・か・な~!」

そう言って、亜美と真美はまた箱の中から紙を選び取り出した。

「じゃーん!次はゆきぴょんと~・・・」

「なんと!社長さん~!!」

「わ、私も入っていたとは・・・」

社長は『さすがに自分は入ってないだろうな』と思い込んでいた為に、
動揺を隠せないでいた。一方、雪歩はどうしていいのかわからず、
既に半べそを掻いていた。

「うう~!わ、私、無理ですよ~!」

「うーむ。どうしていいやら」

と、社長が困っていると、絆が耳打ちをしてきた。

(おい、この曲ならおっさんでも歌えるんじゃないか?)

(・・・なるほど。どうかね、萩原くん?)

(うう・・・わ、わかりました、やってみます・・・)

……それから、歌が終了後。

「い、いや?。まさか、ゆきぴょんと社長さんが『三年目の浮気』を歌うとは」

「さすがの真美たちも予想外だったね?・・・」

ステージを下りた雪歩と社長が絆に感謝していた。

「いや、助かったよ黒崎君。私には最近の歌とかはさすがに歌えないからね」

「私も、お父さんが聞いてたカセットの曲だったので平気でした」

「いや、社長に合わせた選曲だったんだが、まさか雪歩がこの曲を知ってる
 とは思わなかったぞ」

「まだまだつづくよ~♪次はだれかな?っと・・・」

そして、次に選ばれたのは伊織と響。

「なんでアンタなんかと・・・ブツブツ」

「いーじゃんか別にー♪なに歌う?なに歌う?」

「テキトーでいいわよ。アンタに合わせてあげるわ」

「そんじゃあ~・・・これだっ!」

響は迷いなく曲を入力していった。

「パチパチパチー!いおりんと響姉ちゃんカッコよかったよー!」

「あははー!自分がガン○ムだー!」

ちなみに響と伊織が歌ったのは『泪のムコウ』である。

「なんでかしらね?私、コレ歌いやすかったのよね。あと、何故か兄さん達の
 顔が浮かんできたわ・・・」

「いおりん、それ以上はいけない・・・」

「さてさて!そろそろ兄ちゃんが出ないかな~っと!」

絆が「そんな不吉な事を言うなよ」という視線を向けてきたが、そんな事は
お構いなく次のペアを選んでいった。

それから、あずさと美希が『ウエディング・ベル』を、真と亜美が
『仮面ライダーRX』を、貴音と小鳥が『1/2』を、律子と涼が
『淋しい熱帯魚』を、真美とやよいが『Climax Jump』を歌い、
現在は春香と愛が『うしろゆびさされ組』を歌い終わった所である。

「愛ちゃん、よく知ってたねこの曲。私はあのアニメの再放送を見て、
 いい曲だな~って、思ったから覚えちゃったけど」

「私の場合はお母さんがよく口ずさんでいたからですね!それで、
 すっかり覚えちゃいました!」

楽しそうにさっき歌った曲の話をしている二人とは逆に、みるみる表情が
暗くなっていく絆と絵理。

「そんじゃ、もうクジ引かなくてもわかると思うけど?・・・」

「最後は兄ちゃんと絵理姉ちゃんだよ~!」

「……まあ、拒否権はないよな」

絆は仕方なく歌う準備をしようとしていると、絵理が今にも泣きそうな顔で
こちらを向いていた。

「・・・無理。無理だよ・・・」

「・・・俺、何もしてないのに泣かれてるんだけど」

「うーん、このままだと兄ちゃん一人で歌う事になるよ?」

「しょうがないだろ。ここまでビビられてるんだから・・・」

「じゃあ、その場合は兄ちゃん一人で『Here we go!!』か
 『ふるふるフューチャー☆』の刑だけど、いい?」

それを聞いた絆は絵理の所へ行き、すばやく土下座をした。

「絵理さん、お願いですから歌ってください!」

「うわっ!兄ちゃん、プライドの欠片もない!」

「そ、そんなに嫌なんだ・・・」

「……でも、何を歌うの?」

まだ怖がっているものの、絆が可哀想になった絵理は何とか勇気を
振り絞って歌う事にした。

「それはお前に任せるよ。・・・さっきの2曲以外なら」

「……だったら、この曲知ってる?」

絵理は自分の携帯を絆に見せた。

「ああ、知ってるけど・・・お前、このゲームやってるのか?」

「うん・・・ルナティック、ノーミスクリア」

「ちょ、俺よりすごいじゃねえか。まあ、それは置いておいて・・・俺は
 この曲でOKだ」

「うん。それじゃ・・・コード入力?」

自分のやっていたゲームを絆もプレイしていたのが嬉しかったのか、
絵理は楽しそうに曲番号を入力し始めた。

・・・そして、絆と絵理が歌い終わった。

「・・・おしまい?」

「おい、拍手ぐらいしてくれよ」

「い、いや・・・デュエットのコンビネーションが完璧すぎてビックリしちゃって」

綾乃が言ったように、絆と絵里の歌は初めて一緒に歌ったとは思えないほど
見事なものだった。ちなみに二人が歌ったのはとある同人ゲームの曲を
ボーカル付きでアレンジした『シアワセうさぎ』という歌。

「いや、俺も驚いた。あの曲、かなり聞きまくったな?」

「それは、お互い様?・・・セリフまで覚えてくる人、初めてだった・・・」

あんなにも絆を怖がってた絵理だが、すっかり怖い人ではないと分かった
からか、普通に話せる様になっていた。だが、それを見ていた美希や
春香がムッと表情でそんな様子を見ていた。

「む~!ハニー!今度はミキと一緒に歌うの~!!」

「プロデューサーさん!次は私とですよねっ!ねっ!」

「な、なんだよお前ら!?俺はもういやだって!」

「なんか面白そうだから自分も混ぜろー!」

「あっ!せっかくだから私もー!」

春香と美希に続いて響と愛までやってきてしまった。

「あ?!愛ちゃん!ダメだってば?!律子姉ちゃん、いいの止めなくて?」

「いいんじゃない。ウチはいつもこんな感じだしね?」

と、オロオロしている涼をよそに、律子は楽しそうに傍観していた。

「はっはっは。仲良き事はいいことだ!」

「こらー!おっさん!そんな事言ってないで助けろよー!!」


こうして、賑やかにプロデューサーとアイドル達の夜は更けていき、
つかの間の休息を楽しむのだった。

おわり。
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【 2009/11/17 (Tue) 】 アイマスのSSですよ♪ | TB(0) | CM(1)
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【 2009/11/15 】 編集
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