春屋

こちらはゲーム「THE IDOLM@STER」「東方project」を応援しているサイトです。管理人のプレイ日記や、SSが置いてあります。
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かさかさこがさ♪

このSSは東方プロジェクトの二次創作です。
ちょっと設定とは違う所がある間も知れませんので
気をつけてくださいね。

ちょっと短いお話だけど、
ゆっくりよんでってね!!






からかさお化けの多々良 小傘は今日も人間を脅かそうと人里の
近くまでやってきたのだが……。

「うらめしや~~!」

「あっ、小傘お姉ちゃんだ!」

「わーい♪遊んで遊んでー♪」

「・・・違うでしょう!?もっと驚いてってば~!」

この様に、子供達にさえ舐められてしまう始末であった。

「しくしく~。なんで、今の人間たちは妖怪を怖がらないのよ~」

「そりゃあ、人里でも妖怪なんて珍しくもないからね」

「あっ、ナズちゃん」

うなだれている小傘の前に現れたのは買い物帰りのナズーリン。

「その呼び方はやめて欲しいんだけどな。まあ、いいけどさ」

「うう~。どうやったら人間が驚いてくれるのかな~?」

「さあね。昔の私だったら、ネズミ達を使って……」

そこまで言った所で「おっと」とわざとらしく口を押さえた。

「な、なに?ネズミ達でどうするの・・・?」

「聞きたいのかい?ホントニイイノカイ・・・」

ナズーリンは不気味に口元を歪ませた。

「やめます、聞きたくないです、結構です~!」

「・・・妖怪が妖怪に怖がってどうするんだい。もうあきらめたら。
そんな事ばっかりしていると、またあの巫女達に退治されるよ」

そうナズーリンが言うと、小傘はしゃがみこんでガタガタと震え始めた。

「やめてくださいやめてください……カエルとかヘビとかやめてください……
ごめんなさいごめんなさい……」

「……あの早苗って子、妖怪にトラウマ植えつけるとか本当に人間
なのかい?」

ナズーリンが呆れていると、道の向こうから日傘に格子状の柄の入った
赤い服を着た女性が歩いてきた。

「あれは・・・風見 幽香。そうだ、あの人に色々聞いてみたらどうかな」

「な、なんで?」

「あの人は幻想郷の中でもすごく強い妖怪だし、いいアドバイスして
くれるかも。あと、小傘と同じ傘持ってる妖怪だし」

「そっか~♪それじゃあ、行ってくるね~!」

小傘は目をキラキラさせながら幽香の所へ行ってしまった。

「あ~・・・苛められない様にねって言おうと思ったんだけど・・・
まあ、いいか」


小傘は幽香の近くまでやってきたものの、どう話しかけていいか分からず
戸惑っていた。

「い、いざとなると緊張する。もしも機嫌を損ねたりしたら……死?」

そう思うと背筋がゾッとした。

「やっぱり、やめようかな~……」

小傘がそう思い後ろを振り向くと・・・

「あら?何をやめるの?」

いつの間にか幽香が後ろに立っていた。

「わっ!あのっ!えっと!」

「うん?」

(ま、まずい!早くしないと・・・ボロ雑巾。いや、ボロ傘にされる~!?)

小傘は意を決して幽香に話しかけた。

「わ、私、幽香さんに聞きたい事があるんです!」

「あら、何かしら?」

「どうやったら、幽香さんみたくみんなに怖がってもらえますか!!」

静かに風の音だけがあたりに響いた。

「……今、何て言った?」

「え?だから、どうやったらみんなに・・・怖がって・・・ひうっ!?」

幽香は引きつった笑顔で小傘を上から見下ろしていた。

「私が・・・何だって?」

「あうあう!そ、そのっ!?……ごめんなさーーい!!!」

恐怖に耐えられなかった小傘は全力で飛び去ってしまった。

「うえ~ん!無理だよ~!怖いよ~怖いよ~!!」

小傘が逃げてしまった後、一人残された幽香は寂しく立ち尽くしていた。

「…………こわくなんかないもん」

幽香はポツリとそう呟くと、悲しそうにトボトボと歩いていってしまった。


おわり。
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【 2009/12/19 (Sat) 】 東方SS | TB(0) | CM(0)
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