春屋

こちらはゲーム「THE IDOLM@STER」「東方project」を応援しているサイトです。管理人のプレイ日記や、SSが置いてあります。
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やよいSP編 第4話 「これがわたし達の戦い方」

こちらはアイマスSPのSSになっています。
続きものになっていますので、左にあるカテゴリの
「アイマスのSS やよい編(SP)」に前回までの
お話がありますので初めての方はそちらからどうぞ。

今回もやよい視点のお話です。





「ねぇ、やよいっち達って、予選通過してきたんだよね?」

「う、うん。そうだけど・・・」

「ミキミキ達にも負けてなかったんだよね?」

「うん・・・」

『じゃあ、なんでこんなに空気が重いの?』

亜美と真美の言ったとおり、私と絆さんはあのおっきなオーディションに
何とか勝つ事ができたんだけど……。

「やよいちゃん、オーディションの時に何があったの。やよいちゃんは
まだいいとして、黒崎君の様子がかなり変だったわよ」

「え~と、その~」

「そうよね。帰ってきてから社長室に入ったきりだしね」

うう~、なんか綾乃さんと律子さんに取調べされてるみたいです~!

「やよい、ボク達も何があったのかが心配なんだ」

「そうよね。あいつのあんな顔、見た事が無いからさすがに心配だわ」

「真さん、伊織ちゃん……わかりました、お話します」

私はオーディションに勝った後のお話をみんなに話す事にした。
きっと、その方がいいと思うし。


…………今から2時間ぐらい前。


オーディションが始まる前、迷子になっていた小さな女の子の月華ちゃんと
審査の後再開した私と絆さん。その時、一緒にいた月華ちゃんのお父さんと
お母さんを見た絆さんはすごくおどろいていた。
やっぱり、お兄さんとお姉さんにしか見えないからかな?

「なんで・・・二人がここにいるんだよ」

「言っただろ、仕事だって。それにしても、お前昔より男前度が上がったん
 じゃねえのか?」

「星くん、それはそうよ。あれから7年ぐらい経っているんだから。でも、
 本当にカッコよくなったわね」

「あの~、月華ちゃんのお父さんとお母さん。絆さんとお知り合い
 なんですか?」

「やよいちゃんの言うとおり、俺と俺の嫁さん、そこにいる
 『クロサキ』は同じバンドにいたことがあるんだよ」

「本当はもう一人いるんだけど、今は別の所で働いてるから来れないって
 言われちゃったの」

へー、絆さんが歌っていたころの人達なんだ。こんな所で会うなんて
すっごい偶然かも~。

「・・・おい、なんでこんな所にいるんだって聞いてるだろう、おっさん」

「おいっ!この永遠の10代である俺に向かってなんて事言いやがる!」

「もう30のクセに何言ってるんだよ・・・」

「まだ29だよ!」

「星くんも絆くんもケンカしないの。やよいちゃんと月華が見てるでしょ」

なんか、三人とも仲良しさんです。絆さんがお友達とお話してるの
初めて見たけど、ちょっと楽しそうかも。

「はあ、星一郎じゃ話にならないから、麻耶姉が説明してくれ」

「うん、いいけれど・・・その前にやよいちゃんにちゃんと自己紹介
 させてね」

「は、はい!?」

「私は『星波 麻耶』。そうそう、娘の月華の面倒を見てくれてありがとう」

「いいえ、全然平気ですよ。私、妹や弟の面倒見るのでなれてますから!」

「そう、やよいちゃんはおりこうさんね♪」

はわっ!麻耶さん、笑うとものすごくカワイイです~!
・・・うう、私、負けてるかも~~!

「そんで、俺が『星波 星一郎』だ。娘が世話になったな、ありがとう」

「いえいえ、そんなに気にしないでください」

麻耶さんも星一郎さんもやさしそうなお父さんとお母さんです~。

「……やよい、一応言っておくが『星波』っていうのは芸名だからな」

「えっ!?そうなんですか!」

「麻耶姉は苗字だけだが、星一郎は全部偽名だ。なあ、『鈴木 次郎』」

「……ふっ。そんな過去の名前は忘れた。つーか知らなーい」

「まあ、昔からこういう奴なんだよ」

なんか、おもしろい人です。

「話を戻すわね。私と星くんは黒井社長に仕事を依頼されてここに
 来ているの」

「仕事内容はあの三人に楽曲を提供する事。それと、活動のサポートだ」

「って事は、絆さんと同じでプロデューサーなんですか?」

「いいや、そこまでの権限はない。本当にたまにあの子達の面倒を
 見てやるだけさ」

うーん、それもいつもの絆さんと同じ様な気がする。

「それにしても、星一郎はまだ音楽業界で働いてたのは知ってたが、
 麻耶姉はお母さんしてるんじゃなかったのか」

「そのつもりだったんだけどね、黒井社長に私も手伝ってくれたら
 報酬を上乗せしてくれるって言うから・・・つい♪」

「……まあ、子供いるし家計のためなら仕方ないか」

「ううん。この前ね、地デジ対応のおっきなTV買っちゃって・・・」

いいな~、私の家はまだブラウン管です~。

「・・・はあ、麻耶姉も星一郎も変わってねえな」

「絆くんは大人になったわね」

「それを言うなら、二人の子供だって大きくなったな。前会った時は
 1歳だったもんな」

「さて、クロサキ。お前はなんでまた高木さんの所で仕事やってるんだ?
 それも、プロデューサーなんか」

「まあ、その、色々あったんだよ。それより、さっき美希達が歌ってた
 曲は……」

「もちろん、曲は俺が作って作詞はまーちゃんだ」

『まーちゃん』って、麻耶さんの事かな?麻耶さんも『星くん』って
呼んでたし、本当に仲いいなー。

「ねー、おかあさん。おなかすいたー」

「あっ。月華、ごめんね。それじゃ、私達はこれで」

「クロサキ、これだけは言っておく。お前が俺達の敵になるなら、
手加減なんかしない・・・全力でいくぜ」

「それは私もよ。ふっふっふ~♪久々に楽しくなりそうね♪それじゃあ
 またね、絆くん、やよいちゃん」

「おにいちゃん、やよいちゃん!またねー!」

「うん、バイバーイ!」

月華ちゃん達は親子で手を繋ぎながら行っちゃいました。

「えへへ、とっても楽しい人たちでしたね、絆さ・・・ん?」

あれ?どうしたんだろう、絆さんの顔がちょっと怖い。

「あ・・・ごめん、やよい。なんか言ったか?」

「な、なんでもないです!えっと、オーディションも終わったし、
 お腹空きましたねー!」

「わかったよ、帰りにどっか寄って帰ろう。さて、行くとするか」

「は・・・はい」

その後、絆さんとご飯を食べに行ったけど、絆さんはあんまりしゃべら
なかった。それで、事務所に帰ってきたら……。

『ちょっと社長と話があるから、先に帰ってもいいぞ』

って、言われちゃった・・・。本当にどうしたんだろう、絆さん。


「・・・それで現在に至るってわけね」

「はい~」

私は帰ってくるまでの事を律子さん達に話しました。
はあ、ちょっとだけスッキリしたかも。

「う~ん。黒崎くん、昔の事に触れられるの嫌がるからね」

「その上、同じバンドにいた二人と再会しちゃうなんてね。
 プロデューサー、こういう状況に弱い人だから大丈夫かな」

綾乃さんも律子さんも心配そうにしてる。もちろん、私も心配だけど・・・。

「……ねえ、伊織ちゃんと亜美達は何してるの?」

「扉越しに兄ちゃんの話が聞こえないかな~って」

「意外と聞こえないわね・・・」

ガチャッ。

『わあー!』

バッターン!

わあー!伊織ちゃん達がしょうぎだおしですー!!

「な、何をしているんだ?」

「何でもないわよ!」

「何故に逆ギレされなきゃいけないんだよ。って、みんな揃って
 どうしたんだよ」

「プロデューサー、話はやよいから聞いたわ。その、平気なの?」

「まあ、何とかな。それなら仕方ない、お前らにもちゃんと話さなきゃ
 ならない状況だしな。俺も今日会った二人について話してやる」

それから私達は絆さんのお話をしばらく聞いていた。
それでわかったのが、『あの二人は絆さんに楽器の使い方を教わった人』
だった事と『絆さんよりも音楽のセンスがすごい』事だった。
絆さんもすごいのに、もっとすごい人がいるなんてビックリです!!

「正直、困ったぜ。あいつらさえいなければ勝率は8割か9割
 だったのによ~」

「では、今の状況だとどれくらいなんですか?」

「ちーちゃんは残酷な事を聞くのな。そうだな、ギリで5割」

「そ、それでもすごいと思いますが・・・」

「でもな、状況は悪い。この上なくやばい、そういう事さ」

絆さんがそう言うと、みなさんシーンとしちゃいました。だって、
絆さんはそんな弱気な事を言わないから。

「まあ、それでも何とかするのが俺の仕事だ。やよいにもがんばって
 もらうからな」

「はいっ!私、もっと、も~~っと!がんばります!!」

「いい返事だ。それじゃ、みんなはそろそろ帰っていいぞ」

「黒崎君は帰らないの?」

「ん~……ちょっと屋上で考え事してくる。そんじゃなー」

絆さんは手をヒラヒラ振りながら行っちゃった。・・・なんか、
無理してるみたいに見えるかも。

「・・・やよいちゃん、出番よ」

「えっ!?綾乃さん、出番ってなんですか?」

「ああいう時は追いかけて行くものなのよ。ほら、行ってきなさい」

「は、はい~!」

「それじゃあ、私も!」

「わ、私も・・・」

「春香ちゃんと雪歩ちゃんはダーメ」

ガシッ!

はわっ!春香さんと雪歩さんが綾乃さんに捕まっちゃいましたー!

「やよいちゃん、邪魔者は抑えておくから。いってらっしゃ~い」

「綾乃さん!放して~!」

「わー!綾乃さん、ドコ触ってるんですかー!?」

春香さんと雪歩さんがかわいそうだけど、私はプロデューサーを
追いかけて事務所の屋上へ行く事にした。


ガチャン。

今の事務所の屋上はちょっとちいさいけれど、風が気持ちよくって
他のみんなもよく来る所。

「えっと、絆さんは……」

「あれ?やよい、帰ったんじゃないのか」

「はわっ!」

いきなり後ろから声を掛けられちゃったからビックリしちゃった。
絆さんは屋上の壁に寄りかかって座っていたからわからなかった。

「どうした、俺が落ち込んでるとでも思ったのか」

「あう・・・えっと~」

「大丈夫だよ。最近は昔の事でへこんだりはしなくなったしな。
 ・・・あー、黒井のおっさんはなんか生理的に受け付けないから
 別で」

そ、そこまであの社長さんの事きらいなんだ。
あれ?絆さんなんでお菓子を咥えてるんだろう。

「ん?これか。ほら、お前らの事もあるしタバコ吸うのやめたん
 だけどさ、口寂しくてな。お前も食うか、ポッポ」

「わーい、もらいますー!」

絆さんにお菓子もらっちゃった~♪・・・じゃなくってー!!

「あの!本当に絆さん大丈夫なんですか!私、いつも絆さんに
 助けてもらってばっかりですし、私も絆さんを助けてあげたいです!
 だから、だから~!」

はう~!自分でも何言ってるかわかんなくなっちゃったよ~!

「ありがとう、やよい。よしっ、お前のおかげで決心がついたよ」

絆さんが立ち上がって背伸びをしてる。よかった、いつもの絆さんに
戻ったみたい♪

「さてと、中に戻る前に。やよい、ちょっとこっち来い」

「はい?なんですか~?・・・はわっ!?」

わわわっ!?いきなり絆さんに抱きつかれちゃいました!

「あのさ、変に何かしようなんて思わなくていいぞ。お前が近くに
 いてくれるだけで、俺は助かってるんだからな」

「えっと・・・はい♪」

絆さんにそう言ってもらえると嬉しいかも。……ちょっと、恥ずかしいけど。


「あー!兄ちゃん戻ってきたー!」

「あ、あれ?なんでやよいだけじゃなくってお前らまで残ってるんだ?」

「あんたが上でいじけて帰ってこないからでしょう!」

「まあまあ、伊織ちゃん落ち着いて。みんな黒崎君の事、心配してたのよ」

「・・・そりゃ悪かった。みんな、ごめん」

絆さんが素直にあやまってる!?失礼かもしれないけど、珍しいかも~!

「みんなが揃ってるなら丁度いい。俺からみんなに頼みがあるんだ」

「プロデューサーさん。どうしたんですか、改まって?」

「今回のIUは・・・きっと俺だけじゃ勝てない。いや、俺だけじゃ
 やよいのいい所を伸ばしきれない。だから頼む、みんなの力を
 貸してくれ」

絆さん……私のためにそこまでしなくてもいいのに、みんなに
深々と頭を下げてる。すると、千早さんが絆さんに近づいて頭を
撫でていた。・・・ちょっといいなー。

「・・・ちーちゃんよ、何故にこの状況で俺の頭を撫でる?」

「いつものお返しです。プロデューサー、こんな事で頭なんか下げないで
 ください。いつもみたいに指示してくれれば、私達はそれに従います」

「そうですよ、プロデューサーさん。みんな、プロデューサーさんには
 たくさんお世話になってるんですから。こんな時ぐらい恩返しさせて
 ください!」

「そうですよ!私みたいなダメダメ子を、ここまで引っ張ってくれたのは
 プロデューサーです!だから、お手伝いさせてください!」

「ボクも同じですよ。プロデューサーのおかげで、今のボク達が
 あるんですから」

「亜美も兄ちゃんのおかげで楽しくお仕事できてるよー♪」

「兄ちゃんはちゃんと真美の事も見てくれるし♪」

「プロデューサーさんは私達の道標ですから。そんなプロデューサーさんが
 困っているなら、今度は私がプロデューサーさんの道標になっちゃいます。
 まあ、方向オンチな私ですけれど♪」

「まったく!いつまでもウダウダ言ってないで、いつもみたいに無駄に
 自信たっぷりでふんぞり返っていなさい!数少ない、この私が認めて
 あげる人間なんだからね!にひひ♪」

「プロデューサーは、ただの事務員だった私でさえ、誰もが知る様な
 アイドルに育て上げたすごい人なんですよ。そんなプロデューサーを、
 私は正直尊敬しています。だから、そんな弱気な所は見せないで
 ください」

「私も大した事は出来ないかもしれませんが、愚痴ぐらいなら
 この小鳥お姉さんがいくらでも聞いてあげますからね」

「う~、みんな黒崎君ばっかり褒めてずるいわよ~。私だって
 プロデューサーなのに~!でも、黒崎君には敵わないってわかってるし、
 しょうがないからここで恩を売っておく事にするわね♪」

うわー!すごいです!みんなが一つになるってこんな感じかも!
すごいすごいー!

「……みんな、ありがとうな。それじゃあハッキリ言うぜ・・・
 みんな!961プロの奴らに勝つために黙って俺達に力を貸せー!!」

『おーーーーー!!!』

「う・・・うっう~~!!みなさん!ありがとうございますー!!
 なんかこう、メラメラー!ってなってきましたー!」

「兄ちゃん兄ちゃん!なんかこういうのいいよねー!」

「そうそう!RPGとかで敵のお城に乗り込む時とかにあるよねー!」

「そうだな・・・打倒961帝国!ってところだな。さて、やよい。
 どうやらここからが本当のスタートみたいだな」

「はい!私と絆さん、それとみんなできっと勝ちましょうー!」

「それじゃあ、せっかくだしみんなでやるか。せーの・・・」

『ハイ!ターーッチ!』

765プロのみんなでハイタッチするのは初めてだったけど、いつもより
パワーが出た様な気がした。でも、今度は美希さんも一緒だといいな。
私はそう思いながら次もがんばろうと心に決めました!

……

…………

………………

「黒井……あの子達を輝かせるのは孤独などではない。
 何故、それに気づかない……」


つづく。
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こんばんは~
エクレアです!

おぉー765プロが団結していますね。東方編の終わりも「絆」だったので、今回のお話に通じるものがありましたね!遅くなりましたが、SSアップしていただき、ありがとうございます!765プロも七瀬さんも応援しております!!

それでは、今回はこの辺で失礼します!

【 2010/02/17 】 編集
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