春屋

こちらはゲーム「THE IDOLM@STER」「東方project」を応援しているサイトです。管理人のプレイ日記や、SSが置いてあります。
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小鳥の初夢 小鳥のお願い

これはアイドルマスターの二次創作SSです。
多少設定とは違うかもしれませんが、気にしない方はこのまま前進。

お正月に蒼坂さんのサイトで公開させていただいたSSです。
……あれ?ここはどこだっけ。たしか、私はさっきまで……

「小鳥、まだいたのか」

呼んでいるのは、私が働いているアイドル事務所「765プロ」の
プロデューサーさんだ。どうやら、私は事務所に居るみたい。

「ああ、プロデューサーさん、おつかれさまです。他の皆さんはどうしたんですか?
 誰も居ないみたいなんですけど」

周りを見ると、私たち二人だけで誰もいなかった。
なんか、変な感じもするんだけど……

「まあ、そんな事はどうでもいい。……それより小鳥」

プロデューサーさんが急に私の手を握ってきた。……って!なんで!
こんなことする人だったっけ!?

「プ、プププ、プロデューサーさん!いきなり何を!」

「いいから黙ってろ……」

いや、そんな事を言われても!わわわっ!プロデューサーさんの顔が
どんどん近づいてくる!

「えっ!えっ!ちょっと、まって!まってーー!!」


              ガンッ!!!!!!

「いっ……た~!……あれ、ここは」

鼻を擦りながら周りを確認してみると、そこは私の部屋だった。どうやら、
私はベットから落ちてしまったらしい。もちろん、プロデューサーさんは
そこには居ない。……って事は。

「ゆ、夢~!はあ~、リ、リアルすぎるよ~~……」

ベットに顔を埋めて私はそう嘆いた。ふと気が付くと、TVが点いたままだった。

「そっか、昨日は大晦日で、カウントダウンとかその後の番組見ながら
 寝ちゃったんだっけ」

案の定、TVからは「あけましておめでとうございますー!!」と、かくし芸をしながら
タレントさんが言っていた。時間を見ると、既に12時を回っていた。

「……新年早々、なんて初夢見てるんだろう私。はあ、初詣にでもいって来ようかな」

そう思った私は、シャワーを浴びにお風呂場へと向かった。

30分後

私は、近くにある大きな神社に向かっていた。結構大きな神社なので、この辺の
人達はみんなそこへ向かっているようだった。着物姿の人や、家族連れの人たちと
いっぱいすれ違った。

「う~ん、誰か誘えばよかったかな。でも、他のみんなも家族と過ごしているだろうし。
 綾乃さんも、今は実家だって言ってたな」

綾乃さんとは、同じく765プロで働いている女性プロデューサーさんで、年も近いことも
あって仲良くしている。今ではすっかりお友達だ。

「あとは……プロデューサーさん。って、誘えるわけないわね……」

今朝にあんな夢を見た後でどんな顔をして会っていいか分からないし。
……うう、また思い出しちゃった。でも、あの時のプロデューサーさん、
カッコよかったな~……。

ドンッ!

「うわっ!」

「えっ!?」

わあ!変な事考えてたら人にぶつかっちゃったし!……もう、お正月から
ついてないな~。

「ごめんなさい!考え事をしていたから……亜美ちゃん!」

「えっ?あー!ピヨちゃんだー!あけおめ~♪」

「本当だ!ピヨちゃんあけおめー♪」

私が亜美ちゃんを起こしてあげていると、後ろから双子の姉の真美ちゃん
(実は真美ちゃんの方がお姉さんだった事は最近知った)も現れた。
ちなみに二人とも765プロ所属のアイドルである。

「ごめんね、ケガとかしてない?」

「うん、平気だよ。ピヨちゃんも初詣?」

「だったら、真美たちと一緒だね~!」

「そうなの。お母さん達と一緒なの?」

私がそう訊ねると、二人の後ろから誰かがやって来た。

「お前ら、人を正月早々引っ張り出して置いてくなよ!……あれ、小鳥じゃないか」

「……あふぅ、みんな早いよ~。……ねむいの」

「……おい、美希。人に寄りかかったまま寝るな」

……何故かは知らないけれど、亜美ちゃんと真美ちゃんが一緒だったのは
美希ちゃんと、よりにもよってプロデューサーさんだった。な、なんで?

「ど、どうして?」

「ああ、朝からこのチビッコ二人に連れ出されてな、美希も犠牲者って所だな。
 まったく、俺はゆっくりと寝正月したかったんだけどな」

プロデューサーさんはやれやれといった感じでため息を付いていた。なるほど、
だから美希ちゃんもあんなに眠そうなんだ。……いや、そんな事はどうでもいいかも。
どうしよう、プロデューサーさんの顔をまともに見れない~!

「ん?どうした小鳥、俺に何か付いてるか……って、美希はくっついてるな」

「ん~……ねむいの~」

いや、そうじゃないんですよプロデューサーさん!えっと、こういう時は大人として、
平然としてなくちゃ。よし……。

「コホン。プロデューサーさん、亜美ちゃん真美ちゃん、美希ちゃん、あけまして
 おめでとうございます。今年もよろしくお願いしますね」

「ああ、よろしくな。まあ、今年もこいつらに振り回されるんだろうけどな」

「あ~!兄ちゃんひどい~!」

「そうだよ~!せっかく、兄ちゃんがさみしいと思って誘いに行ったのに~!」

「はいはい、ありがとうな。……小鳥もこれから初詣か?」

「はい、そうですけど」

「それじゃあ、一緒に行くか。というか、正月から俺一人でこいつらの面倒を見る
 のは、ちょっと辛いんで……」

プロデューサーさんが早くも疲れた表情でそう言ったので、私は思わず笑ってしまった。
仕事中は何でも出来るし、頼れる人って感じなのに。

「わかりました。では、お供しますよ、プロデューサーさん」

「助かる。……おめーはいつまで人に寄りかかってんだよ、さっさと起きろ」

「ん~、わかった。……あふぅ」

美希ちゃんもやっとお目覚めのようで、プロデューサーさんから離れた。
……ちょっといいな。

「どうかしたか、小鳥?」

「い、いえ!なんでもないですよ!さあ、行きましょ~!」

うう~!落ち着け私~!意識しすぎなんだってば~!……はあ、今日これから
大丈夫なのかな。

しばらくして、私たちは神社に着いた。さすがに元日だけあって、人で溢れ
かえっている。

「じー……」

「どうしたの、美希ちゃん?」

美希ちゃんが、神社の入り口にある石像をさっきからずっと見ていた。私も一緒に
なって見てみると、なんだか丸っこいのと、何故か空気入れみたいな物を持った人が
モチーフになった石像がそこにはあった。

「これ、なんだろ?」

「さ、さあ……」

「何してるんだよ。って、何見てるんだ?」

「うん。これなんだろうね?」

美希ちゃんが石像を指差すと、さすがのプロデューサーさんも動きが
止まってしまった。

「……ん?何だ、そこに説明があるじゃないか。えーっと、その昔、地底から現れた
 悪霊とそれを退治した人……らしいぞ」

「ふーん。この人、雪歩のご先祖様だったりして」

「そんなわけ……無いとも言い切れない俺がいる」

まあ、確かに雪歩ちゃんは穴掘りが得意だけど、それはどうかな~?

「兄ちゃん~、早く早く~!」

「はいはい、今行くって。ほら、二人がうるさいから行くぞ」

「はーい」

神社の境内に入ると、屋台なんかも出ていて一層賑やかだった。
亜美ちゃんたちはすっかりそっちに夢中のようだし。

「お前ら、初詣しに来たの忘れてないだろうな。……まったく、小鳥も悪かったな、
 つき合わせちゃって」

「えっ、いや別に予定も無かったですし。むしろ、ちょっと嬉しかったり……」

『じ~~』

「わっ!な、なに3人して……」

いつの間にこっちに戻って来たのか、亜美ちゃんたち3人が私の顔を
覗き込んでいた。

「ピヨちゃん、なんか顔赤いよ~♪」

「どうしてなのかな~♪」

「小鳥さん、どうかしたの?」

うっ!まずい、このままではまずいです!……あっ、いいもの発見!

「あー!あんな所に獅子舞がいるわよ!」

「えー!本当だ!行こう、真美、ミキミキー!」

「おー!」

「あ、待ってよ~!」

……ふう、作戦成功です。

「……何やってんだ、お前は?」

あう、プロデューサーさんに笑われてしまった……でも、上手くごまかせたみたいで
よかった。さてさて、やっと賽銭箱の前に来れたわね。……う~んと、
何をお願いしよう?

「ねえねえ、亜美と真美は何お願いするの?」

「うーん……、ミキミキみたいになれます様にかな」

「あー、真美もー。兄ちゃん、お願いしたら何とかなるかな?」

うわあ、プロデューサーさんがすごい困った顔してる……。
プロデューサさん、なんて答えるのかしら。

「……そういうのは、男の俺に聞かれても分かりません。そこに大人の女の人が
 いるから聞いてみなさい」

わわっ、プロデューサーさんずるい。私に振られても、どう答えたらいいやら……

「そういえば、ピヨちゃんって意外とスタイル良くない?」

「そうだね~。身長はちっちゃいけど良いよね~……」

いや、そんな事言われても。えっと、どうしようかな~……

「え、えっとね、やっぱり普段から好き嫌いせず食事して、ちゃんと運動していれば、
 いつかはきっと美希ちゃんみたいになれるわよ、きっと」

「そうかな~?でも、わかったよ、小さな事からコツコツとだね!」

「うん、がんばろうね、亜美!……でも、そうすると千早お姉ちゃんは、
 あとどの位頑張らなきゃいけないんだろう?」

「ま、真美。正月早々、命は落としたくはないだろう……その話はもうするなよ」

た、確かにプロデューサーさんの言うとおりだと思う。千早ちゃん、その話題に
触れると事務所で一番怖いからな……。真美ちゃんも、自分がかなり恐ろしい事を
言ったのに気が付いたのか、無言で頷いてるし。

「まあ、願ってるだけじゃだめだ。願った事が叶う様に努力しなきゃ、どんな願い事
 だって叶わないぞ」

「はーい!じゃあじゃあ、兄ちゃんは何お願いするの?」

実は私もそれには興味があったのよね。何をお願いするんだろう……

「ん~、やっぱりお前らの事かな。俺は自分の事は別にいいし」

「なんで?なんか欲しいものとか、したい事とかないの?」

美希ちゃんが不思議そうにしてるけど、私も同じ考え。本当に何も無いのかな?

「無いな。俺は今の現状に満足してるし……それに多くを望むのはいい事じゃない。
 今あるモノだけで十分だ」

「そうなんだ、美希はわかんないな~」

「そうだな。俺はさ、昔にいろいろあったからな……まあ、分からなくって当然だ。
 気にしないで、好きなことを願えばいいさ」

そっか……確かにプロデューサーさんは色々あったからな。今からちょっとだけ昔、
初めてプロデューサーさんと会った時。私もまだ事務員じゃなかった頃だものね。
あの頃のプロデューサーさんは、今とはぜんぜん違うし。その後、こうして765プロで
プロデューサーをやる事なってから、ずいぶん変わったと私は思う。もちろん、
みんなと接するようになってからもだけどね。

「そういや、小鳥は何をお願いするんだ。聞いてもいいか?」

「そうですね……。もうちょっとだけ、こうしてみんなといられる様にですかね。
 私も、今の現状が好きですから。亜美ちゃんたちが居て、プロデューサーさんや
 綾乃さん、社長とも、もうちょっとこうして楽しくしていたいです」

「そっか……お前らしくていいかもな」

私らしいかな?でも、そう言ってもらえると、ちょっと嬉しかったり。
……うっ、また亜美ちゃんたちがこっちを見ている。

「ピヨちゃ~ん、今すっごく嬉しそうな顔してたね♪」

「うんうん、してたしてた~♪」

「べ、別にそんな事は無いのよ!ないんだから……」

「ふ~ん、小鳥さんが一緒に居たいのって、実は~」

「わーーー!!美希ちゃん、ストップ!」

私は全力で美希ちゃんの口を塞いだ。傍から見れば、誘拐犯に間違われるかも
しれないけど、背に腹は返られないよ~!

「な、何やってんだよお前ら。さっさとお参り済ませようぜ」

「は、はい~……」

うう、また笑われちゃったし……美希ちゃんじゃないけど、「あふぅ」って言いたいかも。

「さてと、お参りも終わったし。小鳥、チビッコども、メシでも食いに行くか。
 お前らも腹減っただろう?」

「うん、減った~♪」

「じゃあ、兄ちゃんのおごりね~♪」

「おい、ここまで引っ張り出されて俺持ちなのかよ。まあ、いいけどな。
 ただし、あんまり高いものはやめてくれよ……」

「は~い!」

「でも、何がいいのかな?小鳥さんはなにがいいの?」

う~ん、そうだな……そういえば、昨日は気が付いたら寝ちゃってたから、
アレを食べてない。

「私はお蕎麦がいいです。実は、昨日食べ損なっちゃって」

「ふーん、お前もなのか。俺も食べてないんだよな、じゃあそれでいいか。
 お前達もそれでいいよな」

「別にいいよ~♪でも、年越しちゃってるよ兄ちゃん」

「ん、まあ気にしなくてもいいだろ。じゃ、いくぞ」

「わーい、おそば~♪」

ちょっとびっくり。プロデューサーさんも同じだったなんて……。いや、別に深い意味は
無いけど、ちょっと嬉しかったかな……

「よかったね、小鳥さん」

「なっ!何がかな、美希ちゃん?」

「アレとおそろいでって事なの。あっ、早く行かないと置いてかれちゃうの」

美希ちゃんはそんな事言い残して、プロデューサーさん達の所へ行ってしまった。
み、美希ちゃん~、そういうこと言わないでよ~。また、意識しちゃう……

「おーい、何やってるんだよ」

うー、当の本人は何食わぬ顔してるし、ちょっと頭にくるな……。そう思った私は、
プロデューサーさんの近くまでスタスタと歩いていき……

「ん?なんだ小鳥、どうかしたのか……」

「プロデューサーさん……ちょっと黙って殴られてください~!」

ドカッ!!

私は力の限り、思いっきりプロデューサーさんにボディブローを食らわせた。
……でも、私が非力なのと、体の大きさもあって、全然ダメージは無いみたい。
むしろ、私の方が手が痛い。

「……えっと、俺は何か悪い事したのか?」

プロデューサーさんたら、ものすごく困った顔をしてる。よし、リベンジ完了♪

「知りません。自分で考えくださいね、プロデューサーさん♪」

私はプロデューサーさんを追い抜いて、亜美ちゃん達の所まで走っていった。
プロデューサーさんは、自分が何をしたのか分からず、首をかしげていた。
ふふ、ちょっと面白いかも。

「さ~て、プロデューサーさんのおごりだし、みんなたくさん食べちゃいましょうね」

『ハーイ♪』

「ちょ!お前ら、勝手に決めるなよ!おいって……」

後ろで何かプロデューサーさんが言ってるみたいだけど、私たちは聞こえない
フリして歩き出した。

「プロデューサーさんが悪いんですよ、勝手に夢に出てきてあんなにカッコいい事
 するから♪」

「何か言った、小鳥さん?」

「ううん、何でもないわよ。さあ、行きましょ」

こうして、今年もみんなと一緒に楽しく始まった。これが永遠に続かないのは
分かってる。でも、いまこの時を、みんなと思いっきり楽しみたい。私はそう思った。

おわり
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【 2007/07/02 (Mon) 】 アイマスのSSですよ♪ | TB(0) | CM(0)
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