春屋

こちらはゲーム「THE IDOLM@STER」「東方project」を応援しているサイトです。管理人のプレイ日記や、SSが置いてあります。
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気まぐれ 姫様 散歩中

このSSは東方プロジェクトの二次創作です。
多少、設定と違うかもしれませんのでご注意を。

姫様かわいいよ姫様。


チュンチュン。チュンチュン。

「……むぅ?もう朝なの」

私・・・蓬莱山輝夜は、障子越しに差してくる日の光を恨めしく睨んだ。

「う~。昨日は遅くまで妹紅と激しく殺りあってたから眠い・・・」

妹紅とは・・・まあ、ケンカ友達みたいなものかしらね。
(そんな事を本人の目の前で言ったら怒られそうだけど)

「・・・襖を開けたら、幻想郷が荒野に変わってたりして」

なんて、子供じみた妄想を垂れ流しながら、私は勢い良く襖を開けた。

スパーンッ!

「……はあ、いつもと同じ竹林か。つまらないわ~」

「わあっ!?姫様が自分で起きてきた!?」

朝一番に掛けられた言葉がそれなの?さすがにひどすぎるわ。

「ちょっと、それは失礼じゃないのイナバ」

「あっ、ごめんなさい!えっと、おはようございます」

目の前にいるこの子は鈴仙・優曇華院・イナバ。あんまり長い名前だから、
私はイナバと呼んでいる。

「はい、おはよう。それじゃあ、丁度いいから着替えるの手伝って……」

「どうかしましたか?」

「いや、いつもいつも同じ服でちょっと飽きたな~って」

「そ、そう言われても。お師匠様にお願いして夏服でも作ってもらいますか?」

「ううん、それよりも手っ取り早い方法があるわ♪」

そう言い、私はガッシリとイナバの肩を掴んだ。

「ちょ、ちょっと姫様?何をするんですか?」

「ふっふっふ~♪さあ、つべこべ言わずに、その着ている服を脱ぎなさーい!」

「い、いや~~~!!」


……数分後、永遠亭の居間。

「・・・で、輝夜が優曇華の服を着ているのね」

「相変わらず気まぐれ姫だね~」

と、朝ごはんを食べながら永琳とてゐが呆れていた。

「う~。言ってくれれば予備のを貸すのに、ムリヤリ取られたんですよ」

「別にいいじゃない。減るもんじゃないし」

「でも、どうして服を変えようと思ったの?」

「同じ服に飽きたっていうのもあるけど、今日はいつもと違う事をして
みたい日なの。ほら、長生きしてると同じ様な毎日に飽きてくるってやつ」

私と永琳は蓬莱の薬で不老不死だ。だから、千年以上も生きていると
そんな時もある。……まあ、永琳は医者としての今の日常が嫌いじゃない
みたいだけど。

「贅沢な悩みだねぇ。私も長生きしてるけど、毎日楽しいよ」

そういえば・・・てゐって何歳なんだろう?たまに私よりも長生きしている
様な事言うわよね。

「それで輝夜はどうするのこれから?」

「う~んと、イナバと一緒に里の方にでも行ってみようかな」

「あの~、私は薬売りに行くんですけど~?」

「だから着いていくの。面白い物があるといいわ~♪」

「……てゐは一緒に来てくれるよね?」

「行かないウサ♪」

「その、頑張ってね優曇華」

「うう~!今日の私、不幸だぁ~~!!」

イナバの声が永遠亭に響く中、私は里で面白い事が何かあればいいな?と
思いに耽っていた。

しばらくして、人里。

「うーん。久々に来たけれど活気があっていいわね」

永遠亭の周りはちょっと静かすぎるからね。

「それじゃあ姫様。私はここで薬を売ってますから、遅くならない様に
戻ってきてくださいよ」

「はーい。って、永琳もイナバも心配しすぎよ。私は子供じゃないのよ」

出かける前にも永琳に色々と言われたっけな……。


『輝夜、ハンカチ持った?お財布は無くさない様にね。変な人に着いていったら
駄目よ。特に男の人には気をつけてね。後は……』


永琳ったら。あれじゃあ、初めてのおつかいに出る子供への注意じゃないの。

「それじゃあ、私は適当に歩いてくるわね」

「はい、気をつけてくださいねー!」


イナバと別れた後、私はとりあえず町を歩いてみた。

「たまにこういうのもいいわね。最近まで永琳にず~っと閉じ込められてた
からな~」

月の追っ手から逃げる為とはいえ、長い事あの屋敷に篭っていたから、
竹林以外で自由に外を歩き回るのはちょっと新鮮。

「ん?何かしらあの人だかりは?」

子供達がたくさん集まってるわね。そして、その中心にいるのは・・・

「あの子、確かアリスっていったかしら。前にあの白黒とウチに乗り込んできた
魔女だったわよね」

近くまで行ってみると人形劇をやっている様だった。そういえば、あの子は
人形遣いだったわね。

『わるいまおうめ!このゆうしゃシャンハーイがやっつけてやるー!』

『はっはっはー!このまおうホウラーイにかてるとおもってるのかー!』

「さあ、みんな、お姫様を救うために頑張ってる勇者を応援してあげてね」

「がんばれー!ゆうしゃー!」

「まけるなシャンハイー!」

おー、子供の声援がすごい。

ズバッ!

『うおー!や・ら・れ・たー!・・・バタッ』

『メイベルひめ、たすけにまいりました!』

「あ、ありがとうございます勇者様。私、うれしいです!」

「こうして、勇者様とお姫様は幸せに暮らしました。はい、おしまい」

パチパチと拍手が鳴る中、アリスは人形達と一緒にお辞儀をしていた。

「ふう・・・ん?あなた、輝夜じゃない。そんな格好しているから
分からなかったわ」

「こんにちわ。この服は気分転換よ。それにしてもすごいわね」

「ああ、人形劇ね。それほどでもないわよ。頑張ってるのはこの子達だしね」

そう言い、先ほどまで劇をしていた人形達がこちらにやって来た。

『シャンハーイ』

『ホウラーイ』

「・・・かわいい~!」

「ちょっと、私もいるんですけど」

「あら、この子はあなたが操ってるんじゃないのね」

「やかましい子だけど、こういう時には役に立ってるわ」

「やかましいのは余計よ!」

不思議な人形ね、自分の意思で動いてるなんて。メディスンの知り合い
なのかしら?

「それじゃ、私は行くわね」

「ええ、また宴会の時にでも」

「バイバーイ・・・ねえ、あの子誰?」

「かぐや姫」

「……うっそだ~」


「へっくし!」

誰かが私の噂でもしているのかな。ふっ、生まれ持った美しさには困ったものね。

「一人で何をニヤニヤして歩いてるんですか?」

「えっ?別に何でも・・・って、阿求じゃない」

稗田阿求。何度も転生を繰り返して幻想郷縁起を書いている一族の子。
私の所にも、古い歴史を知りたいとやってきた事もあったわね。

「それ、鈴仙さんの服ですよね?」

「そうよ。今日は何だか違う事をしたい日なの」

「そ、そうですか。でも、結構似合っていて、可愛いですよ」

「ありがとう。あなたは、そんなに沢山の本を持って何処に行くの?」

なんだかとっても重そう。

「これは寺子屋の慧音さんの所へ。授業で使う本を貸して欲しいと
言われたので・・・ととっ」

「・・・私も行くわ」

「えっ?」

「一人じゃ大変そうだし。それに、寺子屋って行った事ないから、ちょっと
行ってみたいのよ」

勉強とかは全部永琳が教えてくれたけど、寺子屋とか学校って行った事が
無いので興味がある。

「確かに輝夜さんはお姫様ですからね。でも、そんなに面白い所でも
ないですよ?」

「それでもいいの。ほら、その本半分貸しなさい」

「あ・・・ありがとうございます、輝夜さん」

阿求ってば、自分で全部やろうとしないで他の人を頼ればいいのに。
でも、そこがいい所なのかもね。

しばらく歩いた後、私と阿求は寺子屋に着いた。

「おや?阿求が来るのは分かっていましたが、まさか輝夜が来るとは
思わなかったですね。しかもそんな服で」

なんだかすごく驚かれてるみたい。まあ、我ながら珍しい事をしているとは
思うけれども。

「途中で会ったんですが、ここまで本を持ってきてもらうのを手伝って
もらっちゃいました」

「ついでよ。へー、寺子屋ってこんな感じなんだ」

私が初めての寺子屋を眺めていると……

「おーい、慧音。そろそろ子供達の遊び相手も疲れた・・・って!?輝夜!!」

「あ、もこたん」

「もこたんって呼ぶなーー!!お前は何しに来たんだ!!」

「え?遊びに来ただけよ」

「だーー!お前のそういう所が腹立たしい!!この場で消し炭に・・・」

と、妹紅が手から炎を出そうとした瞬間。慧音が妹紅の両肩を掴み・・・

ガツンッッッ!!!

おもいっきり頭突きをかました。

「妹紅!寺子屋では火気弾幕厳禁だと言っているだろう!」

ちなみに妹紅はすでに倒れていて聞こえていないと思う。

「さっきのは不死身でも痛いわよ・・・」

「アレはものすごく痛いんですよね~・・・」

阿求も食らった事があるんだ。って、体が弱い子にそんな事したらダメじゃない
のよ、先生。

「先生ただいまー。わあ、もこたんが倒れてる!」

「もこたん、だいじょぶかー?」

「もこたんお姉ちゃん、だいじょうぶ~?」

……子供達にまで『もこたん』って呼ばれてたのね。

「も・・・もこたん言うな・・・」

「あ、リザレクションした」

それから、私がここまで来た経緯を慧音と妹紅にちゃんと話した。

「なるほど。それなら、折角だから子供達と一緒に授業を受けていくと
いいでしょう」

「えっ?見学だけでいいのだけれど・・・」

「見ているだけでは何も変わらないし、何も分からないものですよ」

うう・・・慧音ってば永琳みたい。

「わ、わかったわよ。そういえば、妹紅は授業受けないの?」

「……お前は今まで食べた竹の子の本数を覚えているか?」

あ?、慧音にムリヤリ何度も受けさせられたのね。

慧音の授業は読み書きや計算、歴史などだった。私は永琳に色々と教えられてた
ので、どれも楽勝だった。(と言っても子供レベルの授業だけどね)

「以外でしたね。ちゃんと基本的な勉強はしていたなんて」

「まあ、ウチにはあの永琳がいるからね。月に居る頃に強制的に教え込まれた
わよ」

「輝夜ねーちゃんすごいんだなー」

「輝夜お姉ちゃんすごーい」

「あ、いや、大した事じゃないし。ほら、私の方がかなり年上だし・・・」

「どうしたのよ輝夜。子供は苦手なの?」

「苦手ってわけじゃないんだけど・・・」

なんていうか、どう接していいか分からないのよね。ちょっと困った。

「輝夜さん。そんなに難しく考えなくてもいいんですよ。私に優しくしてくれた
みたいに接してあげれば大丈夫ですよ」

そう言われても。うーんと、とりあえず因幡達を可愛がる時みたいに撫でて
あげればいいのかな?

「あ、あなた達も一生懸命勉強しててえらいわよ。よしよし」

「わっ!ありがとう輝夜ねーちゃん!」

「えへへ、輝夜お姉ちゃんありがとう♪」

……子供って可愛いかも。

「そういや、日も暮れてきたけど、お前、戻らなくていいの?」

「え?……あー!イナバの事をすっかり忘れてたーー!」

私は急いでイナバの所へ戻る支度をした。

「あっ、慧音!」

「どうかしましたか?」

「今日はありがとうございました。阿求ともこたんもまたねー!」

「もこたんって呼ぶなコラーー!!!」

「やれやれ。あの子達はもっと仲良くなれないものか?」

「慧音さん、それは難しいと思いますよ・・・」


「ひ~め~さ~ま~!心配しましたよぉ~~!!」

最初にイナバと別れた場所に戻ると、イナバが泣いていた。

「ご、ごめんね。ちょっと色々と見てたら遅くなっちゃって」

「うう、姫様に何かあったら私がどんな目に遭うか・・・」

うーん、本当に悪い事しちゃったわね。・・・そうだ。

「イナバ、いつも薬売りご苦労様。よしよし~♪」

「わわっ!?ひ、姫様?」

「いつも頑張ってくれてるからね、これくらいしてあげなきゃ」

そう言って私はイナバの頭を撫でてあげた。イナバって、髪がサラサラしてて
ちょっと気持ちいいかも。

「……その、私、頑張ってなんかいないです。月から逃げてきた私を拾って
もらったんです。だから・・・」

「もう~、まだそんな事言ってるの。依姫も豊姫も、その事はもういいって
言ってるでしょ」

「それでも・・・私は・・・」

本当にこの子は真面目過ぎるわね~。まったく・・・。

「ねえイナバ。私がいつも言っているでしょ、千年や万年よりも今の
一瞬を大切にしなさいって。昔の事は昔の事として切り替えなさい」

「姫様・・・」

「それに、もし月の奴らが連れ戻しに来ても、私と永琳で追い返して
あげるわよ。それでも心配なら、あの巫女と白黒をうまい事言いくるめて
利用してやるわ♪」

「あ、ありがとうございます、姫様・・・本当に、その言葉だけでも嬉しいです」

「それじゃあ、早く帰りましょう。私、お腹空いたわ~」

そう言い、私はイナバと手を繋いだ。

「えっ?いきなりどうしたんですか?」

「ほら、今日は一緒の服着てるし、姉妹に見えるかなって♪」

「ちょ、ちょっと恥ずかしいですよ~」

イナバと一緒の帰り道で私は思った。変わらない日常も、ほんのちょっとの
変化で変わるものなんだなと。永遠に生きる私がこんな事を思うのは、
あの閻魔に怒られそうだけれど……

「生きてるってすばらしい・・・なんてね♪」


おわり。
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【 2010/05/22 (Sat) 】 東方SS | TB(0) | CM(1)
ほ・・・
わはー!蓬莱ひきこもりニート姫が外に出て活動してるだと・・・これは異変じゃないんすかwあ、うどんげの衣装姿は(・∀・)モエッかもですww

仮面ライダー×アイマス話も面白そうですね!うちでも、なんかとまたコラボさせてみようかなー!

あ、七瀬さんの書いてくれた「ぴたぴったん」はかなり好評でミニ漫画になりましたwまたなにか(・∀・)ニヤニヤ話をぜひお願いしますw

それでは今回はこの辺で失礼します!

【 2010/06/03 】 編集
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