春屋

こちらはゲーム「THE IDOLM@STER」「東方project」を応援しているサイトです。管理人のプレイ日記や、SSが置いてあります。
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お嬢様のBirthday

これはアイドルマスターの二次創作SSです。
多少設定とは違うかもしれませんが、気にしない方はこのまま前進。

  


                 5月2日 10:00 事務所

「たくっ、伊織の奴は何だってんだよ。こんな時間に……」

ゴールデンウィークも仕事中の765プロ。やっと仕事が終わった俺の携帯に
いきなり伊織からの呼び出しのメールが入っていた。

『プロデューサーへ♪ 仕事が終わったら事務所の前で待っていなさい。
 まあ、もし来なかったりしたら……わかってるわね!』

「脅迫メールかよ。はあ、それにしてもどうしたんだあいつ。
 チビッコはもう寝る時間だぞ……」

俺がそんな事言ってると、なにやらすさまじい気配が後ろから近づいてきた。

「プロデューサー、誰がチビッコなのか聞こえなかったんだけど~♪」

うっわ、聞いてやがったのか。しかも、ものすごいお怒りなんですけど。

「えっと、こんな時間に何の用なんだよ。何か急用なのか?」

「ふんっ、まあいいわ。ちょっと私に付き合いなさい、ほら早く!」

伊織はそう言って俺の腕を掴んでグイグイと引っ張って歩き出した。

「おいおい、何だよ。……はあ、仕方ねえな」

理由は分からないが、俺は伊織に付き合う事にした……はあ。

                 5月2日 10:20 繁華街

街に出ると言ったので、一応変装と言う事で帽子と俺の使っているメガネを
貸してやった。

「なあ、伊織。どこへ行くんだ?」

「ん、どこでもいいけど……、そうだ!あんたはどっかないの?」

おいおい、俺を連れ出したのはお前なんだぞ。……ん?、行きたい所か。

「……あ、まだ俺メシ食ってないや。悪いけど、食い物屋でいいか?」

と言ってみたけど、嫌がりそうだな。そう俺が思っていると、
予想外にも伊織は・・・

「別にいいけど。そうよね、仕事終わったばっかりだったのよねあんた。
で、何処に食べに行くの?」

何故か乗り気だった。うむ、そうすると時間も遅いしラーメン屋でいいか。

「俺が知ってるうまいラーメン屋があるんだが……あっ」

「どうしたのよ?別にボロっちいラーメン屋でもガマンしてあげるけど」

「そうじゃねえけど……通り道がちょっとな……」

伊織が首をかしげているのだが。まあ、いいか。

「……先に言っておくからな、怒るなよ」

「意味がわからないけど、ほら早く行くわよ」


……それから数分後。

「ほら、着いたぞ。……い、伊織、怒るなって言ったよな?」

「……じゃあ、一言だけ言わせなさいよ。なんだって、あんな所通らなきゃ
 いけないのよ!!」

怒ってるじゃねえかよ……。ちなみにあんな所とは、まあ俗に言う
ホテル街だ。

「いや、あの道が近道なんだけどよ、それ以外の道で来ると迷うんだよ
 ここ。ははは……」

「まったく、これでここのラーメンがおいしくなかったらタダじゃ
 おかないわよ!」

やれやれ。まあ、今度からは普通の道で来る方法を考えておこう。

ガラガラ。

「いらっしゃい!……ああ、あんちゃんか、久しぶりだな。」

店に入ると大柄なおっさんが俺に話しかけてきた。ちなみにこの人が店の
店長である。

「よう、最近忙しいんだよ」

「あれ、その子は?」

ああ、伊織の事か。さて、何て説明したらいいか。変装してるとはいえ
アイドルな訳だし……

「こんばんわ、おじさま。兄さんがいつもお世話になってます♪」

……正直、全身に鳥肌が立った。まあ、妥当な判断だとは思うが。

「急に食欲が無くなってきた……」

「なにか言った、に・い・さ・ん!」

無言で首を振るしか、俺に選択肢は無かった。

カウンターに座ると、俺はメニューを見ずに店長にこう言った。

「店長、いつもの」

「あいよ~!」

「……私も同じのでいいわ」

「え?」

「う~ん、お嬢ちゃんには多いかもしれないぞ。半分にしておいてやるよ」

店長はそう言って調理に入った。伊織はこっちを見て様子を伺ってる様だ。

「そ、そんなに多いの?」

「う~ん、お前には。って、なんで俺と同じのにしたんだよ」

「だ、だって。こんな所に来た事ないし、何を頼んでいいかわかんなかった
 のよ……」

まったく、そうならそう言えばいいのによ。……しっかし、何でこいつ
俺の事を呼び出したんだ?未だに理由が分からないな。

「おっ、TV見てみろよ」

「ん?ああ、この前撮った奴ね」

今TVから流れているのは先週撮った歌番組だった。あ、春香が出てる。
……確かこの後。

「転んだわね……、そういえば」

「ああ。今まさに転んでるな……」

そういえば、その場に俺もいたもんな。あ?、伊織が必死の笑顔で
フォローしてる。

「……お前、笑い顔引きつってるぞ」

「あれで精一杯よ。……まったく、あいつには困ったもんだわ」

「そう言ってる割には、ちゃんとフォローしてるよな。いいトコある
 じゃねえか」

「う、うるさいわね!まあ、あんなのでも仲間だし。それだけよ……」

あはは、照れてあっち向いちまったよ。こいつ、口は悪いのに根は本当に
いい奴だよな。

「なによ……、何か言いたい事あるの」

「いや、別に。おっ、出来たみたいだな」

「はいよ、お待ちどうさま!」

と言って目の前に出されたのは、俺がいつも頼んでいる野菜がいっぱい
乗っかったラーメンとライスだ。ちなみに、伊織のはサイズ半分で
ライスはナシ。

「んじゃ、いただきます。……どうした?」

「いや、よくこんなに食べれるわね……。ていうか、ラーメンって主食よね、
 何でそれにご飯もたべるのよ?」

「ん~……うまいからな。あ、食べ切れなかったら無理すんなよ」

「う、それ理由になってないんだけど……。それじゃあ、いただきます」

俺は冷めないうちにラーメンを口に運んだ。うん、相変らずうまい。
スープはさっぱりしてるんだけど、乗ってる野菜に濃い目の味がついてるので
バランスがいい。

「……これ、おいしいわね」

「だろ、熱いから気をつけろよ」

どうやら伊織も気に入ってくれたみたいだ。結局、俺も伊織も残さず全部
食べてしまった。

「ごちそうさま。店長、金はここに置いておくぜ」

「おじさま、ごちそうさまでした。とってもおいしかったです」

……き、気持ち悪いな、なんか。ん?店長の奴、何をゴソゴソやってるんだ。

「あ、あんちゃんちょっと……」

「な、なんだよいきなり」

「……あの子のサインもらっていいか?」

……変装、役に立ってね~。まあ、他の客にはばれてないみたいだしいいか。

                  5月2日 11:50 公園

ラーメン屋の帰り道、伊織に

「もう、あんな道は通らないからね!」

と言われ、伊織の後を着いてきたのだが……

「え?っと、伊織お嬢様。ココは何処ですか?」

「……う、うるさいわね!知るわけないでしょう!」

逆ギレですか……。はあ?、後でタクシーでも拾うか。

「そういえば、伊織、何で俺を呼び出したんだよ……」

「プロデューサー、今何時?」

「えっ?えっと……ぐわ!もう12時になっちまうぞ!大丈夫なのか?」

「えっ?もう12時なの!」

「あ?いや、正確には10分前だけど」

「そう……プロデューサー、ジュース買って来て。早く!」

なんだか分からないが俺はジュースを買いに行かされる事になった。

「本当に伊織はどうしたんだ?っと、伊織はオレンジジュースでいいか」

俺は言われた通り、急いで伊織の所へ戻った。

「あいよ、買ってきたぜ」

「ありがとう。……今は何時?」

「何だ?やたらに時間を気にするな。……ん、11時58分」

何かあるのか?そういえば、明日って……

「ねえ、あんたって誕生日祝ってもらった事あるの?」

「そうだな……もうずっと昔になるが、あるぜ」

「あっ!……ごめん、あんたの家族って」

「気にするなよ。で、それがどうかしたのかよ?」

「……ごめん」

ありゃ、黙っちまったか。そういや時間は……

「おっ、12時まであと1分だぜ」

「そう……今日は悪いわね、つき合わせて」

「別に。まあ、明日が辛そうだけどな」

「それは私も一緒よ。あんたはいいじゃない、歌って踊ってるわけじゃ
 ないんだし」

「そうでもねえよ。TV局のお偉いさんとかには頭下げたりしなきゃ
 ならないし、曲作りとかも作曲家の先生と打ち合わせしなきゃ
 いけなかったりな。あ~、事務所に帰ってからの書類整理もあるよな。
 まあ、俺は俺で忙しいんだよ。……あと、10秒」

「……」

「5、4、3、2、1……0」

「ん~……おめでとう~!私こと、水瀬伊織ちゃん~!」

急に立ち上がると、伊織は急にそう叫んだ。そう、5月3日は伊織の誕生日だ。

「ああ、おめでとう伊織」

「何よ、ちょっとそっけなくない?」

「そんな事ないって。なんだよ、誕生日を祝って貰いたくて俺を呼んだのかよ」

そんな事なら、明日でもちゃんと祝ってやるのに。

「だって……この時期は忙しいし。パパや兄さん達も仕事だし……」

なるほどな。本当にしょうがないな……

「なあ、伊織。ウチの連中はどんなに忙しかろうが、そういう事は忘れないから
 心配するなよ。さっき、お前も言ったろ。あいつらはみんな仲間なんだからな」

「……あんたは違うの?」

「ん?ああ、忘れてたよ。俺もだ、だからもうちょっと俺達を信頼してくれよ」

俺はそう言って伊織の頭を撫でてやった。

「ん……そういえば、ちゃんとプレゼントは用意してるんでしょうね?」

「ああ、でもあんまり期待するなよ。さてと、お前の親父さんとかに怒られそう
 だし、そろそろ帰るか」

そう言って俺が立ち上がると、伊織が座ったまま手を出して来た。

「ちょっと、こういう時って男の人がエスコートしてくれるんじゃないの?」

やれやれ、本当に仕方ねえお嬢様だな、まったく。

「それでは、家までお送りしますよ、お嬢様。……これでいいか?」

俺が手を取ってそう言うと、伊織はニッコリ笑って言った。

「まあ、そこそこかしらね。にひひ♪」

そうは言っているが、すごくうれしそうな表情をしていた。
さて、明日……と言うよりは今日の伊織の誕生日会で、俺のプレゼントを
喜んでくれるといいなと俺は思った。

おわり
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【 2007/11/20 (Tue) 】 アイマスのSSですよ♪ | TB(0) | CM(0)
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