春屋

こちらはゲーム「THE IDOLM@STER」「東方project」を応援しているサイトです。管理人のプレイ日記や、SSが置いてあります。
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まいごのまいごのおかあさん。

このSSは東方プロジェクトの二次創作です。
多少、設定と違うかもしれませんのでご注意を。

アリスのお母さんことあの人が出てきますよ。





ようやく春の兆しも見え始めたある日の博麗神社。
今日もこの神社の巫女である霊夢はぐうたらしていた。

「あ~……ヒマね」

「ひまなのかー?」

「ちょっと、ネコみたいにおなかの上に乗らないでよ」

「にゃーなのかー」

すっかり神社に居ついてしまったルーミアとごろごろしていると、
何者かが猛スピードで神社に近づいてきていた。

「ん?この感じは・・・魔理沙とアリスね」

霊夢の言ったとおり、庭に下りてきたのは魔理沙とアリスだった。

「霊夢、ちょっと手伝ってほしい事があるのだけど・・・」

「だが断るっ!」

即決だった。

「ちょっと・・・少しは話を聞きなさいよ」

「そうだぜ、霊夢。ちょっと大変な事になるかもしれないんだぜ?」

「へ~、箒で相乗りしてきてラブラブっぷりを見せ付けながら来た分際で
 ねぇ~~」

「な、なんでそんな怖い顔で私を見るんだぜ?」

魔理沙が後ずさりしながら震えていると、アリスが事情を話し始めた。

「母さんがこっちに来てるんだけど・・・迷子になってるみたいなの」

「は?あんたの母さんって神綺の事?」

神綺とはアリスの母親で魔界の神でもある。霊夢や魔理沙とは一度戦った事も
あったりする。

「……仮にも魔界の神が迷子になるの?」

「……まあ、あの人だからね」

「おかーさんがまいごなの?」

「情けない話だけどそうなの。ルーミアも手伝ってくれない?後でクッキーでも
 焼いてあげるわ」

「わーい♪それでどんな人?」

「そうね・・・髪型は大妖精に似てるかも」

「大ちゃんみたいな髪型の人だね。それじゃあ、チルノにも声かけて
 探してくるね~♪」

そう言って、ルーミアは鼻歌交じりに飛んでいってしまった。

「あーあ、あんな小さい子まで利用しちゃって」

「霊夢・・・さっきも言ったけど母さんは仮にも魔界の神なのよ」

「それが?」

「もしも、なんかの拍子で魔力を暴発させてみなさい・・・どうなると思う?」

「……人里がピチューン?」

無言で頷くアリスと魔理沙。

「い、いくらなんでもまさか・・・」

「ねえ、霊夢。あなたと魔理沙と早苗が聖と戦った場所は覚えている?」

「あー、そういえばあそこも魔界だったわね。何にも無かったけど」

「そこって、実は私の実家の裏手だったりするんだけど……アレ、
 母さんのくしゃみでウッカリああなったのよ」

……2秒ほどの沈黙。

「そんな物騒な奴をホイホイ出歩かすなーーー!早く探しに行くわよ!!!」

「だから、さっきから大変だって言ってたんだよ」

「さて・・・簡単に見つかるといいんだけれども」


……場所は変わり人里。

「・・・え~っと?ここはどこ?」

魔界の神(一応)は見事に迷っていた。

「うう~。アリスちゃんの家に行こうと思ったのに、全然違う場所に来ちゃった
 みたい・・・困ったわ~」

「・・・あなた、こんな所で何してるの?」

今にも泣き出しそうな神綺に声を掛けてきたのは風見幽香だった。

「うえ~ん、ゆうかちゃ~ん!」

「ちょ!子供じゃないんだから!ちょっとは魔界の神らしくしなさいってば!」

「うう、夢子ちゃんと同じ事言われるなんて・・・」

「言われてるんだ・・・で、どうせアリスの家に行く途中で迷子になって
 ここにいるんでしょ。まったく、こっちは逆方向よ」

幽香は呆れ気味にため息をついて神綺の頭をペシペシ叩いていた。

「あう~。・・・あっ!幽香ちゃん、アレ何?」

「子供かあんたは!?……って、あれは説教くさい奴のいるお寺よ」

と、幽香が適当な説明をしていると。

「あら、説教くさいはひどいと思うわ、幽香さん」

「げ、聖・・・」

幽香達の前に現れたのは命連寺の主である聖白蓮であった。

「なんだか知らないけれど、今日は面倒くさいのばかりに会うわね」

「もう、幽香さんたら。あら?そちらの可愛らしい方はどなた?」

「そ、そんな~!可愛らしいだなんて~♪こう見えても娘もいるのですよ~♪」

「全力でニヤけてるからね、あんた・・・」

もう帰ろうかと思うほど幽香が疲れきっていると、また一人誰かがやってきた。

「おや?聖さんに幽香さん。こんな所でどうしたんですか?」

「阿求・・・いい年こいた迷子と話の長い年寄りに絡まれてたのよ」

「えっと?そちらの方って確か……」

「あら、いけない。ちゃんとご挨拶してなかったわね。初めまして、
 神綺と申します。一応、魔界の神をしています」

「ついでにアリスの母親よ」

「あら~?魔界の方ですか。私もつい最近まで魔界に封印されてたんですよ」

「あ~、もしかして、アリスちゃんが話してた方なのね。こんな所で会うなんて
 奇遇ね~♪」

「……なんかこの二人といると疲れるわ」

「あ、あはは。性格が似てるのかもしれませんね」

すっかり意気投合してしまった神綺と聖を見て、幽香はぐったりしていた。
その時だった。何者かがすごい風をともに上空から下りてきた。

「あやや♪なんとも面白そうな事がありそうな気配を感じて、射命丸文!
 参上ですよー!」

ガシッ!!と、突然現れた文の羽を鷲掴みする幽香。

「……よかったわね、阿求。今夜は鳥鍋よ♪」

「う、うわあっ!?幽香さん、何故にそんな機嫌が悪いのですか!?」

「タイミングが悪すぎますよ、文さん・・・」

阿求が文に手を合わせて合掌していた。

「うう、取材は常に命がけです!ところで、そちらの方は確かアリスさんの
 お母さんでしたね?」

「はい、お母さんですよ♪」

「とっても可愛らしいですね~。なので、写真を撮らせてくださいね!」

何とか幽香の手から逃れた文はすかさず神綺にカメラを向けた。

「え?ええ?いきなり困っちゃうわ~」

「いえいえ~♪そのままでいいですよ。どうせなら、一枚脱いでもらえると
 もっといいのです……」

ザザザッ!ジャキンッ!!ジャキンッ!!

「よ・・・って!?あややや!?」

神綺の写真(いかがわしい)を撮ろうとしていた文は、一瞬にして武装した
人形達に囲まれていた。

「こら、人の母親で変な写真を撮ろうとしないの。オーケーかしら?」

「お、お~け~で~す・・・」

1ミリも動けない文をよそに、神綺達の前に現れたのはアリスだった。
その後ろには霊夢と魔理沙の姿もあった。

「ふう、幻想郷が荒野になる前に見つかってよかったぜ」

「ちょっと、神綺!!迷子になってると思ったらこんな所で何してるのよ!!」

「ひうっ!?・・・ア、アリスちゃん!霊夢ちゃんが怖いの~!」

そう言ってアリスに駆け寄る神綺だが、アリスはニッコリ笑顔でこう言った。

「母さん……霊夢にひどい目に合わされるのと、夢子さんに小一時間お説教
 されるのと、晩ご飯を母さんの嫌いなニンジン尽くしにされるのと、
 どれがいいかしら♪」

「ふぇ~ん、アリスちゃんが反抗期だ~!」

……それから、アリス達は幽香達にこれまでの事を説明した。

「・・・地味に人里の危機だったんですね」

阿求はちょっと青い顔で恐怖していた。

「本当にみんなには迷惑かけたわね。あとでちゃんとお礼するわ。ほら、
 行くわよ母さん」

「待ってよ、アリスちゃん!あっ、皆さんもお元気で~♪」

そう言い、神綺はアリスに手を引かれて行ってしまった。

「・・・はあ~、どっと疲れた。今日はもう帰るわ・・・って、霊夢と魔理沙は
 どうかしたの?」

ボーっとアリスと神綺の後姿を見ていた二人が気になり、幽香が声を掛けた。

「あ、いや・・・やっぱし、母親って良いもんだなって思ってな」

「そうね。まあ、神綺みたいのはちょっとアレだけどね」

「ふうん、そんなものかしらね?」

そんな事を言いながら、幽香は霊夢と魔理沙の頭を撫でていた。

「何のつもりだぜ?」

「バカにしてるの?」

「何よ、寂しそうにしてたから、幽香お姉さんが慰めてあげたんじゃない」

「別に寂しそうになんかしてないぜ?」

「私もよ」

そんな幽香達を離れて見ていた聖はニコニコしていた。

「うふふ、幽香さん達って仲が良いわね~」

「そうですね。まあ、昔からのお知り合いみたいですしね」

「やれやれ・・・記事にはならないけど、良い表情してますし撮って
 おきますかね♪」


……魔法の森。アリスの家へと続く道。

「……」

「ア、アリスちゃん?やっぱり怒ってるの?」

「怒ってるわよ」

「あ、あう・・・」

「心配掛けないでよね……母さんは私の大事な母さんなんだか」

「うん、気をつけるね!」

「・・・ふふっ。まったく、どっちが母さんか分からないわね」

そんな愚痴をこぼしながらも、アリスはとても穏やかな表情で神綺の手を
引いて歩いていた。


「さーて、今日はニンジン料理のフルコースよー」

「う、うわーん!アリスちゃんのいじわるー!」


おわる。
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【 2011/03/11 (Fri) 】 東方SS | TB(0) | CM(0)
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