春屋

こちらはゲーム「THE IDOLM@STER」「東方project」を応援しているサイトです。管理人のプレイ日記や、SSが置いてあります。
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あの人の誕生日……

これはアイドルマスターの二次創作SSです。
多少設定とは違うかもしれませんが、気にしない方はこのまま前進。




「じゃあ、私もこれで失礼しますね」

765プロの社長室で仕事を終えた小鳥が社長に挨拶をして帰宅する所だった。

「ああ、お疲れ様。気をつけて帰りたまえ」

「はい。あれ、社長はまだお帰りにならないんですか?」

「ん、まあね。気にせずに帰りたまえ」

「それでは、お先に失礼します」

小鳥はそう言って社長室を後にした。

……それから30分後。

「うん?もうこんな時間になってしまったのか。やれやれ、そろそろ帰ると
 するかな」

「よっこらしょ」と言いながら椅子から立ち上がった社長は、ふとカレンダーに
目をやった。今日の日付は7月6日、知られていない事だが社長の誕生日である。

「まあ、この年で祝ってもらっても恥ずかしいだけだがね」

独り言の様にそう呟いて社長室のドアを開けると、帰ったはずのプロデューサー
がソファーに座ってビールを飲んでいた。

「おや、帰ったのではないのかね」

「そうなんだけどな、忘れ物って所だよ。あんたの分もあるぜ、飲むか?」

プロデューサーはビニール袋の中からビールを一本取り出して社長に差し出した。

「どれ、貰うとするかね……」

社長はビールを受け取ると、プロデューサーと反対側に腰掛けてビールの
プルタブを開けた。

「やれやれ、覚えていてくれたのかね?」

「いーや、家に帰って携帯で日にちを確認した時に思い出したんだよ」

「ほう、それなのにわざわざすまないね」

「気にしないでくれよ、あんたには山の様に借りがあるんだからな」

プロデューサーはそう言って飲んでいたビールを空けてしまった。

「ははは、そう言ってくれるととても嬉しいよ」

「でもよ、さみしいよな。祝ってくれるのが俺だけってのも」

「それでもないがね。私はこういうのも悪くないと思っているよ」

と、社長も自分のビールを空けて2本目に手を伸ばした時、プロデューサーが
自分の携帯の画面を社長に見せた。

「ん、どうしたのかね?……こ、これは!」

携帯の画面はメール画面になっていた。そこにはこう書いてあった。

『明日、社長への誕生日プレゼントを忘れず持ってくること! 
 絶対に忘れるなよ!プロデューサーの命令だからな!!』

「それ、ポチッとな」

プロデューサーは携帯の一斉送信のボタンを押した。

「あああっ!」

「これでよしっと……」

「い、いや……」

プロデューサーは携帯をしまい、2本目のビールを空にするとソファーから
立ち上がった。

「それじゃあ、俺は帰るな。さっきのは俺からのプレゼントだと思ってくれ」

「あ、いや、待ちたまえ……。ありがとう……」

プロデューサーはその言葉を背中で受けて、手をひらひらと振りながら歩いて
いった。

「残ったビールは帰ってからでも飲んでくれ、じゃあな」

それだけ告げると、プロデューサーは事務所を後にした。残った社長はしばらく
その後ろ姿を眺めていた。

「ふう、相変らずといった所かな。おっと、メールか……」

社長の携帯には、さっきのプロデューサーのメールで社長の誕生日を知った
みんなからのメールでいっぱいだった。


『なんで教えてくれなかったんですか?!』

『ちょっと?!早く言いなさいよね!』

『あらあら、社長さん、水臭いですよ』

『社長~!それならそうとさっき言ってください~!』


社長はそんなメールを見ながら静かに笑っていた。

「やれやれ……。私はいい息子といい娘たちに恵まれたようだな。
 みんな、ありがとう」

社長はそれだけ言うと、3本目のビールの手を付けていた。

次の日、社長の誕生日パーティが盛大に行われたのは言うまでも無かった。

おわり
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【 2007/11/20 (Tue) 】 アイマスのSSですよ♪ | TB(0) | CM(0)
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