春屋

こちらはゲーム「THE IDOLM@STER」「東方project」を応援しているサイトです。管理人のプレイ日記や、SSが置いてあります。
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霧雨魔理沙と4人の変人

このSSは東方プロジェクトの二次創作です。
多少、設定と違うかもしれませんのでご注意を。

タイトルだけハ○ーポッター風です(笑)





紅魔館の大図書館。
普通の魔法使い魔理沙は魔導書を読みに来ていた。

「……あのさ、咲夜」

「何かしら?」

「私は本を読みたいだけなのに、お前は何やってるんだよ」

「いつも埃まみれでやって来る可愛いネズミさんをキレイにしてるだけよ」

そう言って、紅魔館のメイド長である咲夜は魔理沙の髪をブラッシングしていた。

「・・・ココのメイドはなんで雇い主のお嬢様じゃなくて他所のお嬢様の面倒を
 見てるの?」

やや呆れ顔で図書館を訪れていたさとりがぼやいた。

「知らないわよ。あれじゃない、毎日パンばかりじゃ飽きる、みたいな」

そして、図書館の主であるパチュリーがそう呟いた。

すると・・・

ガシッ!

「うわっ!?・・・って、霊夢?」

「ちょっと咲夜。私の魔理沙を盗らないでもらえる?」

魔理沙と一緒に来ていた霊夢が咲夜から魔理沙を奪い取った。

「オイ、いつから私はお前の物になったんだよ」

「あら?盗ったりはしないわよ。たまに貸してもらっていじくり回せればそれで」

「勝手に私を貸し借りするな、いじくり回すな。ついでに人の話を聞け」

だが、魔理沙の言葉は睨み合いをしている二人には届いていなかった。

「・・・パチュリーは魔理沙争奪戦に参加しないの?」

「むきゅ!?な、なんで私がそんな事しないといけないのよ!?」

「いや、聞きたくなくても聞こえてくる位に『魔理沙魔理沙魔理沙』って
 心の声が聞こえてくるんだけど」

さとりは名前の通り相手の心を読み取る事のできる妖怪である。

「う・・・うう・・・」

「早く行かないとあの子、ここでは言えない様な事されちゃうわよ?」

ガタッ!!

「・・・か、勘違いしないでよ!図書館でそんな事されたらたまったもんじゃ
 ないから止めに行くんだからね!!魔理沙の為じゃないんだからねー!!!」

と、あからさまなツンデレ台詞と共にパタパタと魔理沙達の方へと駆けていった。

「未だにいるものなのね。『勘違いしないでよね』とかテンプレ言う人」

「そう言うさとりもずいぶんお節介なのね」

そんな混乱している図書館にやって来たのはアリスだった。

「小悪魔、悪いけど私もお茶をもらっていいかしら」

「はーい。・・・って、ここは喫茶店じゃないんですけどね~」

「それで。アレは何してるの?」

「無視ですか~!?」

小悪魔の抗議を聞き流し、アリスは魔理沙達の方を指差した。

「魔理沙争奪戦・・・かしらね?」

「ふーん。相変わらずヒマね」

一方、最前線では・・・

「さ~く~や~!アンタは自分の所のお嬢様の相手してなさいよ!」

「あら?そんなに独占欲が強い女は嫌われるわよ~♪」

「おーい。そろそろ私の人権を尊重してくれるターンじゃないのかー?
 ・・・ん?」

不意に服の端を引っ張られた方を見るとパチュリーが立っていた。

「ど、どうしたパチュリー?」

「あ、いや、あの。れ、霊夢も咲夜も、もうちょっと図書館では静かにしてくれる。
 あと・・・魔理沙が困ってるから、その辺にしてあげなさいよ・・・」

「何それ?『気弱な女の子が勇気を振り絞って助けに来ました』的な
 アピールは?この魔女め」

「いや、魔女だぜ」

「パチュリー様がそんな姑息な手を使ってくるなんて、ちょっと引きますね」

「むきゅー!なんなのよアンタ達はー!!なんで私が悪者なのよー!!!」

「うわ、パチュリーがキレた・・・」

最前線は混迷を極めていた。

場所は戻ってさとりとアリスのいるテーブル。

「・・・泥沼ね」

「カオスね」

小悪魔が持ってきてくれた紅茶を飲みながら、さとりとアリスはそんな
感想を述べた。

「なんであんなに魔理沙が良いのかしらね」

「あなたは何とも思わないの?」

そう、さとりが尋ねてみた。

「昔からの知り合いなだけよ。見てて飽きないから面白いけど」

「ふーん。あ、前線から逃亡兵が来たわ」

ドンパチを始めてしまった霊夢達の所から魔理沙が逃げてきた。

「あ~り~す~・・・あいつ等が怖いぜ~」

「あー、大変だったわね」

「全部棒読みじゃないか~!」

「はいはい。わかったわかった」

「投げやりなんだぜ~~!!」

言葉は投げやりだが一応頭を撫でながら魔理沙を慰めていた。

(なんだかんだで、アリスも優しいのね)

さとりがそんな事を考えていると、不意にアリスの心の声が聞こえてきた。


『相変わらずキャンキャンとうるさい子犬みたいな子よね』

(それは私も思う)

『・・・あー、軽くいじめて涙ぐんでる所が見たい』

(……はい?)

『今、この子をあの3人の中に放り込んだらどうなるかしら。いい感じに
 泣いてくれるかしらね・・・』


「……そ、それはちょっと!?」

アリスの心の中の声にさとりは思わず声を上げてツッコミを入れてしまった。

「どうかしたのか、さとり?」

「何?いきなり大きな声を出したりして」

何も知らない魔理沙と心の中で未だに『魔理沙の泣き顔が見たい』と
思っているアリスを前にさとりは・・・

「ナ、ナンデモアリマセン・・・」

今まで生きてきた中で一番の愛想笑いでその場を凌いだ。


その後、地霊殿に戻ったさとりは『地上怖い地上怖い地上怖い・・・』と、
しばらくの間は地上に顔を出さなかったという。


おわり。
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【 2011/05/21 (Sat) 】 東方SS | TB(0) | CM(0)
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