春屋

こちらはゲーム「THE IDOLM@STER」「東方project」を応援しているサイトです。管理人のプレイ日記や、SSが置いてあります。
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ちーちゃんのひとりできる・・・かな?

こちらのSSは『アイドルマスター2』のSSです。
多少設定が違っていたり、オリジナルなPが出ますので
気にしない人だけ進んでくださいね。

……さあ、本当の地獄はこれからだ。Σ(--;)





『みちるちゃんへ 急いで千早ちゃんの家に たすけて』

唐突にそんなメールが届いたみちるは、春香が居るという千早の家の前に
立っていた。

「うーん・・・なんで、春香ちゃんが千早ちゃんの家からSOSを送ってきたんだろう?」

そんな疑問を抱きつつ、みちるはドアを開けた。

「春香ちゃーん、いったい何事……って、なんかコゲ臭い」

「えっ?プ、プロデューサーですか?こ、こっちに来ないでください!」

「みちるちゃ~ん!早くきて~~!!」

「え~っと、とりあえずお邪魔します」

千早は家に入ってほしくない様だったが、春香の助けを呼ぶ声があまりに
切実だったので、春香の方を優先した。

「みちるちゃん!来てくれて本当によかった~!」

「……うわ~、ナニコレ。台所でアメコミヒーローでも戦ってたのって、この状況」

「う、うう・・・」

表現しづらいほどに荒れ果てたキッチンの前に、泣きそうな顔でみちるに駆け寄る
春香と、同じく、泣きそうな顔で千早が立っていた。

「うーんと、春香ちゃんが千早ちゃんにお料理を教えようとしたけど、千早ちゃんの
 ユニ○ーンガンダムもビックリのデストロイドモードっぷりに私に助けを求めた。
 って、事だよね?」

「みちるちゃん、すごい!まだ、何も説明してないのに正解だよ!」

「……くっ」

黒くなったキッチンを驚きの速さで綺麗にしながら、みちるが今の状況を
確認していた。

「でも、急にどうしたの?誰か、食べさせたい相手でもいるの?」

「それは・・・その・・・」

と、恥ずかしそうにする千早。

「ちなみに、その相手が男の子だったら、私がデストロイドモードを発動させて、
 その子を殲滅しに行くところだけどね♪・・・ふ、ふふふ♪」

「みちるちゃん、本気で怖い。でも、相手は男の子じゃないよ」

「は、春香・・・」

「千早ちゃんはね、みちるちゃんに手料理を作ってあげたいんだよ」

「へ?私に?」

驚いたみちるが千早の方を見ると、千早は顔を赤くして頷いていた。

「なんでまた、私に料理を?」

「その、前に私の誕生日の時、私に手料理を作ってくれた事がありましたよね。
 それが、今でも嬉しくて。それで、いつかはプロデューサーにお返しをしたいと
 思っていたのですが……ご覧の有様です」

「それで、私が手伝ってあげてたんだけど……あはは」

しょんぼりと肩を落とした千早の頭を、春香が撫でていた。

「千早ちゃんにしつもーん。今まではどうやってご飯食べてたの?」

「仕事帰りに、コンビニとかスーパーで・・・」

「お米は?」

「レ、レンジで・・・」

「・・・おかずは?」

「レンジで……」

「……その他は?」

「…………レンジで」

みちるは洗い終わったお皿を置くと、『ふ~~』と、ため息をついてリビングの方へ。

「ち~は~や~ちゃ~ん♪ちょ~っと、そこに正座してくれるかな~♪」

ニッコリと、天使のような大魔王の笑顔。

「はっ、はい!?」

そこから、30分ほどみちるのお説教タイムだった。

そして、30分後……。

「さて、スーパーお説教タイムも終わったところで・・・あれ、春香ちゃん、
 どうしたの?」

「い、いえ、なんでもありません!?」

千早がブツブツと『ごめんなさいごめんなさい……』と呟いている横で、春香は
ガタガタと震えていた。

「ちなみに、何を作ろうとしていたの」

「え?えっと、オムレツです」

「それじゃあ、私がしっかりと教えますか」

みちるはエプロンを着けてキッチンに立つと、隣に千早を立たせた。
春香は、少し離れた所で様子を見ていた。

「じゃあ、まずは卵を割ってみようか」

「は、はい・・・」

普通に考えれば、この工程は大して難しくもないのだが……。

グシャ!

「・・・な、何故こんなに失敗するの?」

「う、うう……」

見事に千早は失敗を繰り返していた。

「ま、まあ、いいや。殻を取れば何とかなるし」

「プロデューサー、すみません」

「えっと、こんな事聞くのもアレなんだけど。千早ちゃんのお母さんは作って
 くれなかったの?」

そう、みちるが質問すると、千早は遠い目でこう答えた。

「子供の頃は作ってくれましたけど……途中から、卵は飛んでくるものだと」

「……ホントに申し訳ありませんでしたー!!」

みちるは全力で土下座をしていた。

「気にしないでください、慣れてますから」

「サラっとそんな事言わないで~!私の心がブレイク寸前だよ~~!!」

「見ているこっちも心が折れそうだよ・・・」

見ている春香と共に涙目になりながらも、みちるは次の工程に取り掛かった。

「卵に塩、こしょうを入れたら泡立てない様に混ぜてね」

「は、はい」

「後は、フライパンに油とバターを引いたら、時間との勝負。ササッと仕上げちゃうよ」

「わかりました」

カチャカチャと音を立てて料理をする二人を見て、春香は楽しそうにしていた。

(なんだか、みちるちゃんと千早ちゃんが本当の姉妹に見えるな~。それに、
 みちるちゃんの方が教え方が上手だし。・・・ちょっとうらやましいな)

「で、できたわ!春香、見て見て!」

「おおー!やったね、千早ちゃん!」

形は少々(かなり?)悪いながらも、何とか千早のオムレツは完成した。

「それじゃ・・・実食っ!!」

「じゃあ、私も。いただきます」

みちると春香は千早のオムレツを口に運んだのだが……

(あ、あう、口の中がジャリジャリするよ~。殻が取りきれてなかったんだ。
 でも、一生懸命作ったんだし・・・)

「どうかしら、春香?」

「えっ、えっと、とっても・・・」

「うむ、マズイね」

「って、ええーー!」

お世辞も何も無しに、みちるは千早の料理をバッサリと切り捨てた。

「あら、春香ちゃん。お料理はは最初が肝心、甘やかしちゃダメ。普段のお仕事と
 一緒、失敗から色々と学んで、次は成功する様に努力するのが大切なんだよ」

「あっ・・・はい。その、千早ちゃん、ごめんね。ウソを言おうとしちゃって・・・」

「いいのよ、そんな申し訳なさそうにしなくても。春香、ありがとう」

千早は、正直な感想を言ってくれたみちると春香に心から感謝していた。

「……まあ、最初にしては良い方なんじゃないかな。でも、もっと努力しなきゃ
 ダメなんだからね」

「は、はい!がんばります!」

「あはは♪やっぱり、みちるちゃんは千早ちゃんに甘いな~♪」

「そ、そんなこと……ないもん」

恥ずかしそうにそっぽ向いてしまったみちるを見て、春香と千早は
笑ってしまっていた。

「う~・・・ほらっ!お料理は後片付けも含めてなんだからね!」

「はい、プロデューサー!」


おわり。
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【 2012/06/16 (Sat) 】 アイマス2のSSです☆ | TB(0) | CM(0)
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