春屋

こちらはゲーム「THE IDOLM@STER」「東方project」を応援しているサイトです。管理人のプレイ日記や、SSが置いてあります。
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ブラックコーヒー と ビターチョコ 第7話『本番』

このSSは『アイドルマスター シンデレラガールズ』の
二次創作SSです。
多少設定が違っていたり、オリジナルなPが出ますので
気にしない人だけ進んでくださいね。





絆と凛が出会ってから1ヶ月がたった今日。
ついに凛の初ライブの日がやってきた。

「ねえ、凛。今日は初ライブだけど体調とか大丈夫?緊張してない?」

「いや、別に」

「本当に?無理しなくてもいいんだぞ!?」

「あはは、変なの。なんで奈緒の方が緊張してるの」

「だよね」

凛が平常運転なのに対し、凛と同期で友人の神谷奈緒の方がオロオロ
しており、同じく友人の北条加蓮はそれを見て笑っていた。

「な、なんだよ~!加蓮は心配じゃないのかよ~!」

「だって、当の本人がこの通りだからね」

加蓮の言うとおり、凛はいつもの様に携帯の画面に目をやっていた。

「本当に緊張してないんだ。やっぱり、凛ってすごいんだな」

「ふふふ~、ホントに奈緒は凛の事が大好きだね~」

「ぶっ!?な、何を言ってるんだよ!!」

「……二人とも、ありがとう。二人や他のみんなが応援してくれるから、
 平気だよ」

凛のちょっと意外な言葉に、奈緒だけでなく加蓮まで照れていた。

「い、いや、まあ・・・仲間だしな」

「そ、そうだね。それにしても、凛って変わったよね。やっぱり、ウワサの
 イケメンプロデューサーさんのおかげ?」

「うーん……どうだろう。でも、自分に足りない事をたくさん教えて
 くれるし、いい人だよ」

それを聞いた加蓮は、隣でちょっとムッとしている奈緒を横目に
ニヤリと笑ってこう言った。

「へー・・・それじゃあ、その人と付き合っちゃったら?」

「加蓮、ちょっと屋上まで来い・・・」

怒りの奈緒が加蓮を連れ出そうとする中、凛はというと……

「……えー」

本気で嫌そうな顔をしていた。

「あ、あれ?その反応は予想外」

「うん・・・なんていうか・・・それはない」

加蓮や奈緒が驚く程、凛のテンションが下がっていた。

(あっれー?話聞いてるだけだと、すごくいい感じなんだけどな~?)

(・・・そっか、そういうのは無いんだ。よかった・・・)

「さてと・・・そろそろ行くよ」

「あっ、凛。後で私たちも行くからな!」

「うん、頑張って応援してあげるからね」

「……いってきます」

友人二人に見送られ、凛は事務所を後にするのだった。


場所は変わり……765プロの事務所。

これから凛のライブを控えたプロデューサーの絆は、缶コーヒーを片手に
考え事をしていた。

「うーむ……」

「プロデューサー、どうかしましたか?」

「今日は大事な日だって言うのに、そんなので大丈夫なの」

絆は事務所に戻ってきた千早と律子に声を掛けられた。

「ん、いや、ちょっとさ・・・お前らや自分が初めてライブした時の事を
 思い出してな」

「私たちがですか・・・ちょっと懐かしいですね」

「えっと、プロデューサーが面倒見てる渋谷さんって子、すごく緊張でも
 してるの?」

律子の問いに絆は首を振った。

「いや、それがまったく。だからさ、逆にやる事なくて悩んでるんだよ」

「それはすごい人ですね、どんな方なんですか?」

「そうだな……ちょっと千早に似てる。歌に対する取り組み方とか、
 想いとか。きっと、話したら気が合うと思うぜ」

隣に座っていた千早の頭を撫でて、絆は立ち上がった。

「あれ、まだ時間には早いと思うけど?」

「まあ、する事はないけどさ、先に着いてないと何言われるか分からないし」

「あの、プロデューサー、出かける前に一つだけ。まだ歌っていた頃の
 プロデューサーは、初めてのライブの時はどうだったんですか?」

千早の質問に、絆は少しだけ寂しそうな笑顔でこう答えた。

「俺の場合・・・何も感じなかったよ。だからさ、ちょっとだけお前らが
 羨ましいよ。そんじゃ、行ってくるぜ」

そう言い残し、絆は事務所を後にした。



「……なんで居るんだよ」

「……それはこっちのセリフだよ」

駅前のコーヒーショップ『サニバ』で、待ち合わせの約束もしていないのに
絆と凛が鉢合わせしていた。

「ちなみに……私はライブ前にちょっと落ち着こうと思って」

「ん、なんだ、やっぱり緊張してるのか?」

同じ席に座った絆がそう聞くと、凛は首を振った。

「なんていうのかな……楽しみすぎて、落ち着かない」

「・・・お前、絶対に大物になるぜ」

そう言い、絆は自分の注文したキャラメルマキアートを飲んだ。

「あれ・・・今日はブラックじゃないんだ」

「ああ、なんとなく美希がいつも飲んでるやつが飲んでみたくなってな。
 ・・・ちょっと甘いけど」

「『ミキ』って……あの『星井美希』」

凛が指を刺した先にあるビルの液晶には、ルージュのCMに出ている美希の
姿があった。

「そう、あのTV映りだけはやたら良い奴。普段はやたら引っ付いてきて
 鬱陶しいんだけどな」

「ファンの人に殺されるよ……あのさ、絆プロデューサーと初めて会った
 あの日も、私は星井美希を見てた」

「ほう・・・それで」

「その時、思ったんだ……私は、あんな風になれるのかなって。
 ……ねえ、私は星井美希みたいな『アイドル』になれるかな」

ほんの少しだけ、不安の混じった視線を送る凛に、絆はこう答えた。

「美希みたいには無理だろ。だって、お前は美希じゃないんだし。
 でも、お前が本当に『アイドル』になれるかは、今日のライブ
 次第だぜ。だから・・・全力でやれよ」

「……ふふっ、私は運が良いのかも。絆プロデューサーに会えたのは、
 すごく幸運だと思う。変な気休めを言わないで、そういう風に言って
 くれるの……私は好きだよ」

「・・・そんじゃあ、これからのライブ、楽しみにしてもいいんだな?」

すると、凛は自信に満ちた目で絆にこう告げた。

「初めて会った時は、私のためにここまでしてくれるなんて思ってなかった……
 ありがとう、絆プロデューサー。ふふっ、今度は私が絆プロデューサーのために
 頑張る番だね」

「礼を言うのはまだ早いぜ。今日のライブを成功させた後で、礼を言ってくれ」

席を立った絆がそう言うと、凛も席を立ちこう返した。

「OK、わかったよ。きっと、後悔なんてさせない……それで、絶対に
 絆プロデューサーよりもすごい歌手になってみせるね」


その後、絆と凛は店を出てライブ会場へと向かった。


やれやれといった感じで自信満々な凛を見る絆。

早くライブ会場に行きたくて絆を急かす凛。

そんな二人が向かったライブが成功したかどうかは……言うまでもない。


つづく。

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【 2012/10/26 (Fri) 】 モバマスのSSです@ | TB(1) | CM(1)
更新おつでーす。
この前のコメでアドレス載せたんだけど間違ってました?

ちなみにローソンキャンペーンは凛3、エナ9、スタ6、ハズレ4でした。
凛ちゃん3体融合とかできないんですかね…(困惑)
【 2012/11/02 】 編集
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まとめ【ブラックコーヒー と】
このSSは『アイドルマスター シンデレラガールズ』の二次創作SSです。多少設定が違っていたり、オリ
【 2012/11/13 】 まっとめBLOG速報


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