春屋

こちらはゲーム「THE IDOLM@STER」「東方project」を応援しているサイトです。管理人のプレイ日記や、SSが置いてあります。
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月と月のおはなし。 第四話『メイドと買い物』

こちらのSSは『アイドルマスター2』と『東方プロジェクト』の
二次創作です。色々と設定が違っていたり、オリジナルなPが
出てきますのでご注意ください。





「……本当に私のスペルカードと同じ名前の技が出てくる漫画があったのね」

「はい!だから、その咲夜さんと一緒で感激です!」

前に山の上の巫女、早苗が言っていたのはこの漫画の事だったのね。
うーん、でも悪役だしちょっと・・・ねぇ。

「それにしても、人々に忘れられたものが集まる世界ですか。ちょっと
 興味がありますね」

「あら、そんなに面白いものはないと思うけど」

「そうですか?私の知らない、もう忘れられてしまった歌や音楽があるかも
 しれませんよ」

楽しそうにそう語る千早。本当に歌や音楽が好きなのね。

「でも、あなたも変わってるわね。私の話をすんなり信じちゃうの?」

「そうですね……でも、咲夜さんは嘘をつく様な人ではないと思います。
 出会ったばかりですけどね」

「やれやれ、将来悪い人に騙されないか心配ね。さてと、申し訳ないけれど
 台所を借りてもいいかしら」

「いいですけど、どうしたんですか?」

「いえ、今日は朝から『あんな事』があったでしょう。だから、何も食べて
 ないの。それで、あなたの分も含めてお昼でも作ろうと思って」

実はさっきからお腹の音が鳴りそうなのを我慢していた。

「え、えーと……すいません、今、料理をできるような物は家になくて」

「あなたは料理しないの?」

「うう・・・最近、やっと目玉焼きぐらいは出来るように」

「・・・あなた、どうやって今まで生活していたの」

「その・・・出来ている物を買ってきて、温めるだけです」

この子、よく今まで生活できたわね。

「なら、この辺で食材が手に入るところはあるかしら?」

「それなら、近くにスーパーがありますからそこに……」

そう言って、千早は動きが止まってしまった。

「急にどうしたの」

「えっと、その、咲夜さんの服装が・・・」

「服?ああ、このメイド服がどうかしたの。たしか、今の時代だと
 この服で外を歩いてる人もいるって聞いたけれど」

「そ、それは、一部の地域限定の話です・・・とりあえず、私のコートを
 上に着ればなんとかなりますから」

「色々と申し訳ないわね」

「いいえ、気にしないでください・・・って、私がお世話になってる方なら
 いいますね、ふふっ」

どうやら、千早はいい上司に恵まれているようね。その笑顔を見ていれば
わかる。


……しばらくして、何やら大きなお店らしきところに着いた。

「すごいわね、一つの店にたくさん物が集まってるのね」

「でも、どうなんでしょうね。大量生産品ばかりですし、咲夜さんの
 世界の食材ほど良い物があるかどうか」

「まあ、そこは腕の見せ所ですわ。じゃあ、案内は頼むわね」

「はい、わかりました。そういえば、何を作ろうと思ってるんですか」

「そうね、オムライスとかどうかしら?」

「いいですね、では、お願いします」


色々と私が見た事のない物を千早に説明してもらいながらお店を
回っていると、何となく視線を感じるような気がする。

「何故かしらね、随分視線を集めてるようだけれども」

「それは、咲夜さんがとても綺麗な人だから……」

「・・・ちょっと!何を言ってるのよ!?」

「いえ、お世辞抜きで咲夜さんは素敵な方だと思いますよ。あと、
 事務所の知り合いと同じ綺麗な銀髪ですし」

「そ、そんなことないわよっ!?変なこと言わないでもらえるかしら、
 まったく……」

「うーん、本当の事なんですけどね」

うう、千早が変なことを言うから暑くなってきちゃったわ。

「それにしても、こんなにも物が溢れてるなんて羨ましい限りね」

「・・・そうでしょうか。そのせいでもっと大切な事を、たくさん
 失ってるようにも私には見えます」

「そう思えるのは、今あなたが恵まれた環境にいるからよ。
 本当に何もない状況だと、そんなことも言ってられないわ」

「ごめんなさい、そんなつもりではなかったのですが・・・」

「まったく、このくらいの憎まれ口、ウチのお嬢様ならすぐに言い返して
 くるわよ。本当にあなたって素直なのね、ふふっ」

「うっ、咲夜さん、ちょっと意地悪です」

本当、からかい甲斐のある子だこと。そのへんはあの白黒に似ているわ。

「ほら、帰ったら美味しいご飯を作ってあげるから拗ねないの」

「むぅ、子供扱いされるのもどうかと……」

どうやら戻れるまでの間、このお嬢様のおかげで退屈しなくて
済みそうだ。


続く。
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