春屋

こちらはゲーム「THE IDOLM@STER」「東方project」を応援しているサイトです。管理人のプレイ日記や、SSが置いてあります。
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月と月のおはなし。最終話『十六夜と如月』

こちらのSSは『アイドルマスター2』と『東方プロジェクト』の
二次創作です。色々と設定が違っていたり、オリジナルなPが
出てきますのでご注意ください。





奇跡的な偶然によって出会った如月千早と十六夜咲夜。
この二人が別れた次の日……


……幻想郷 紅魔館。

「さてと、次は洗濯でその後は食事の準備しないと・・・」

「ねえ、咲夜。こちらに戻ってきたばかりなんだから、ちょっとは
 休んだらどう?」

「レミリアの言うとおりね。あんな目にあったんだし、休んでても
 誰も文句言わないと思うけれど」

紅魔館に戻ってきた咲夜は、いつもと変わらず掃除に洗濯、料理と
忙しそうにしていた。それを見ていたレミリアと、咲夜を
連れて帰ったお礼にご飯を食べに来た霊夢が呆れ顔でそう言った。

「いえ、お休みなら向こうの世界で十分取りましたわ。だから、
 気にしないでください、お嬢様」

「お休みって、結局あんた『あの子』の面倒見てたんでしょう。
 だったら仕事してたのと変わらないと思うんだけれど」

「そういえば・・・どんな子だったの、向こうで咲夜が面倒見てた子」

「そうですね……基本的に歌う事以外は何もできない、からかい甲斐の
 ある面白い子でしたわ」

「……うー、よくわかんない」

咲夜の返答にレミリアが困っていると、霊夢と同じくお呼ばれした早苗と、
呼ばれてないのにやってきた魔理沙が部屋に入ってきた。

「レミリアさん、お邪魔しまーす☆」

「よく来たわね。まあ、隣のは呼んでないけれど」

「……ぶー、霊夢と早苗だけずるいぜ」

魔理沙は子供の様に頬を膨らませていた。霊夢と早苗だけで向こうの
世界へ行ったのが気に食わなかったようだ。

「何度も言ってるでしょう。あんたが心配だから連れて行かなかった
 のよ。」

「そうね、あっちの世界は楽しい事ばかりでは無いのよ。そんなのを見て、
 あなたがガッカリする所は見たくないわね」

「な、なんだ?なんか、咲夜がいつもより優しいぜ・・・」

と、気味悪そうに早苗の後ろに隠れる魔理沙。

「あら、ひどい。私にも思う所があるのよ」

「あのー、さっき廊下でパチュリーさんが可愛いメイド服でお掃除
 してましたけど、あれってなんですか?」

「お仕置きですわ。結果的に助かったけれど、危ない目にあったわけ
 ですし、パチュリー様には今日一日メイドさんをやって、もらう事に
 しました。ちなみに、お嬢様や美鈴に妹様、小悪魔達もノリノリ
 でしたわ」

「自業自得よね。それより咲夜、今日の晩御飯楽しみにしてるわよ」

と、霊夢は紅茶を飲みながら偉そうに言った。

「やれやれ・・・まあ、助けてもらったのは事実だし、がんばって
 腕を振るうわ。……あっ、忘れる所だったわ。お嬢様、申し訳ないの
 ですが、新しい私の部屋の鍵を貰っても宜しいでしょうか」

「え?鍵?別にいいけれど・・・咲夜にしては珍しいわね、
 無くしたの?」

そのレミリアの問いに、咲夜は笑顔で首を振った。

「いいえ……短い間だったですけど、お世話になったお嬢様に
 差し上げてしまいました」

「……そう、ならしょうがないわね。わかったわ、新しいのを用意して
 あげるわ」

「ありがとうございます、お嬢様。では、まだ仕事がありますので
 失礼します」

行儀良く頭を下げ、咲夜は部屋を後にした。

「さてと、まだまだお仕事頑張らないと」

咲夜はそう言うと、向こうの世界で出会った少女から貰ったCDプレイヤーの
イヤホンをポケットから取り出し耳に当てた。

「・・・しゃ~なりしゃなり♪お嬢様~♪っと」

お気に入りの曲を聴きながら、咲夜は楽しげに廊下を歩いていった……。



……都内某所 765プロ。


ガチャ。

「あれ?千早ちゃん、おはよう」

「おはよう、春香。今日はどうしたの、まだお休みなのに事務所に
 いるなんて」

とある偶然から小説やマンガの様な出来事があったばかりの千早は、
まだ正月休み中の765プロを訪れていた。

「私はー・・・家に居てもする事が無くって、あはは。それで、
 誰かいるかな~って、事務所に来たらみちるちゃんに捕まっちゃった」

よく見ると、事務所の真ん中にちょっと邪魔そうに置いてあるソファーに
春香が、その膝の上にプロデューサーであるみちるが頭を置いていた。

「昨日も会ったけど、またまたあけおめー♪」

「はあ、相変わらずですね、プロデューサー。律子たちは今日も?」

「うん、律子さんとおじさんは丁度出かけちゃった。それで、一人で
 留守番してた所に春香ちゃんが来たんだ~♪」

春香の膝枕の上で小さな猫の様にしているが、こう見えても
春香や千早と同い年にも関わらず、765プロのプロデューサーを
しているとんでもない人物だったりする。

「そういえば、昨日のキレイな『あの人』は一緒じゃないの?」

「ええ……あの方なら、もう自分の家へ帰りました。それで、
 帰り際にケーキを作っていってくれたみたいで、みんなと
 食べようと持ってきました」

そう言い、ケーキの箱を見せる千早。

「昨日の人って、誰?」

「そうだね、ケーキ食べながら話そうか。春香ちゃん、紅茶を
 入れてきてもらってもいいかな」

「うん、いいよ。二人ともちょっと待っててね」

春香が給湯室に行った後、みちるが千早に問い掛けた。

「千早ちゃん、ちょっと元気がないみたいだけど、平気?」

「はい、大丈夫です。心配をかけてしまって、すみません」

「ねえ、千早ちゃん。あの人って、結局何者だったの」

隣に座った千早にそう聞いたみちる。その時、紅茶を入れてきた
春香が戻ってきた。

「お待たせ~、紅茶入れてきたよ。・・・あれ、千早ちゃん、鞄に
 付けてるの、ちょっとアンティークっぽくてステキだね♪」

春香は千早のカバンに付いている古風な鍵を見てそう言った。
そして、先程のみちるの問いと一緒に、千早は笑顔でこう答えた。

「何でも出来ちゃう、ちょっとイジワルなメイドさん。この鍵は
 その人から貰った物よ。きっと、いつかまた会えたら返せる様にね、
 ふふふ」

それから、千早はみちると春香だけに話した。

あの、『事実は小説よりも奇なり』な出来事を…………


おわり。

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