春屋

こちらはゲーム「THE IDOLM@STER」「東方project」を応援しているサイトです。管理人のプレイ日記や、SSが置いてあります。
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シンデレラたちは誰のために歌う

このSSは『アイドルマスター シンデレラガールズ』の
二次創作SSです。
多少設定が違っていたりしますので、
気にしない人だけ進んでくださいね。

先日行われたCD発売記念のライブがネタになってるお話です。





「はい!リハはここまででオッケーです!本番もよろしく
 お願いします!」

『はい!』

ここはとある大型ショッピングモールの噴水広場。
凛達は今日行われる『アルバム発売ミニライブ』をするため、
リハーサルをしていた。

ちなみに、メンバーの内訳はこうなっている。

まず、凛、李衣菜、蘭子の『Coolチーム』

「……ふう、もうちょっと練習したかったかも」

「そう?ぶっつけ本番っていうのも、なんかロックな感じしない!」

「ククク・・・それはそれで面白いが、用心に越した事はない」
(李衣菜さん、それはちょっと心配だよ~)

次に卯月、美穂、かな子の『Cuteチーム』

「わあ~、ここの噴水ってすごいね。迫力あるよ~」

「うん……でも、本当にここで私なんかがライブしてもいいのかな?」

「美穂ちゃん、みんなも一緒だから大丈夫だよ。がんばろうね♪」

最後に未央と美嘉、莉嘉姉妹の『Passionチーム』

「あれ、どしたの未央さん?ボケーとして」

「……やっと、凛や卯月と一緒にステージ立てるなーって。もう、
 私だけハブられないんだなー、と思ったら泣けてきた」

「・・・未央、こっちまで泣けてくるから、マジやめて」

今回のアルバムはこの9人で歌っている曲が入ってるので、
それを初披露する事になっていた。

「それにしても凛ちゃん、今日はちょっと緊張するよね」

卯月が凛にそう声を掛けるが、凛はいつも通り、しれっと答えた。

「そうかな、別に普通だけど」

それ聞いた未央は、なんとも疲れた表情でそれを聞いていた。

「まあ、凛はそうかもしれないけど……ねえ?」

未央の問いに、凛を除く他のメンバーは頷いた。その理由は、
雑誌の記者などが座るプレス席に居る二人が原因だった。
その二人とは……

「なんだよ・・・せっかく来てやったのに、迷惑なのかよ。
 お前らが喜ぶかと思って、事務所で一人ヒマそうにしていた
 春香も引っ張ってきたのに」

「……プロデューサーさん。私は本当に今日たまたま空いていただけで、
 そんな風に言われるとリアルに傷つくんですけど」

プレス席に座っていたのは、765プロのプロデューサーであり、最近は
凛達の事も面倒みている黒崎絆と、同じく765プロのアイドル天海春香
であった。

「あの、春香さん。元気出してください~」

「ううう、ありがとうね、卯月ちゃん。プロデューサーさんったら、
 いつもこうなんだよ~!」

まるで『仕事が無くてヒマ』の様に言われた春香が、卯月に
慰められていた。

「Pくんったら、春香さんいじめてるー」

「女の子いじめるとか、サイテーだよ」

「うっさいな、城ヶ崎姉妹。だって、春香ってからかうと、
 こっちの予想を超えたリアクションしてくれるから面白くて」

「じ、慈悲無き裁き……」
(春香さん、かわいそうです)

「……キズナ。だめだよ、そんな事したら」

と、凛に軽く叩かれる絆。

「はいはい、俺が悪かったよ」

「・・・相変わらず子供みたいなんだから」

「凛ちゃんって、すごいね・・・」

「すごいというか、怖いもの知らずというか・・・」

凛と絆のやり取りを見ていて、美穂と李衣菜は驚いていた。

「あはは、二人とも聞いていたとおり仲が良いんだね」

などと春香が言うと、二人はちょっと怖い視線を春香に送った。

「な、なんで二人とも睨むんですか~!?」

「だって・・・なあ」

「うん、なんかね・・・」

そんな凛と絆を見て卯月達はこう思った。

『相変わらずこの二人の関係が解らない~~~!?』

だが、全員心の中で叫ぶだけだった。

「そうだ、今の内に言っておく事があるんだ」

「なんだ、急に改まって?」

「……私達がここまで来れたのって、キズナのおかげなんだよ。
 最初は私、それからみんなの事も。自分の事務所の事も大変なのに
 色々してくれた。だから、みんなでお礼が言いたかったんだ・・・」

『プロデューサーさん!!ありがとうございまーす!!!』

凛達は絆に向かい頭を下げて精一杯のお礼を伝えた。

「……」

「あれ?プロデューサーさん、嬉しくないんですか」

絆が少々困った顔をしていたので、春香がそう聞いてみた。

「いや、嬉しくないわけじゃないぜ。なあ、春香。同じ様な事を
 お前らがした時の事、覚えてないか」

「あー、前にありましたね、そんな事」

春香達も前に大きなライブを成功させた時、今の凛達の様に絆に
お礼を言った事があった。

「その時、言ったことなんだけどな。凛、俺は何もしてねえよ。
 お前らはみんな、ここまで来れるだけの才能と、努力して
 身につけた力を持ってるんだ。ただ、それの使い方が解らなかった
 だけだ。俺がした事は、その才能と力の使い方の説明書を広げて
 見せてやっただけだ」

「それって、十分すごいと思うけど」

「そんな事ねえよ。……礼を言うなら俺の方だ。みんな、俺に着いて
 来てくれて、ありがとうな」

絆が凛達にそう言うと、美穂やかな子は涙ぐんでいた。
そんな二人に、春香はそっとハンカチを貸してあげた。

「ごめんね、プロデューサーさんが。でも、こういう人だから、
 どんなに辛くても、私達は着いてこれたんだよ」

「ひっく・・・春香さん」

「ううっ、今なら、その気持ち、すごくわかります・・・」

「キズナってば、オンナ泣かせだね」

「おい、凛。使いどころが違うぞ」

「でも、口で言って伝わらないなら、後はこれしかないね」

そう言い、一人ステージに登り、絆の方へと振り返った。

「私達の歌でムリヤリにでも伝えて見せるよ・・・絶対に!」

凛の力強い宣言を受けて、絆は少々悪者っぽい笑みを浮かべ
こう言い返した。

「へっ、やれるもんならやってみやがれ。お前らの全力、ボロ事務所
 だった765プロを立て直した俺と、そこの大魔王な春香に見せて
 みろってんだ」

「……ちょっと待ってくだい!?大魔王ってなんですかーー!?
 卯月ちゃん達もひどいよ、笑わないで~~!!」

涙ぐみながら絆をポコポコ叩く春香を見て、凛達は思わず笑って
しまった。そこには、ステージ前の緊張などは既に無かった。

「皆さん、そろそろ時間です!スタンバイお願いします!!」

「そろそろ時間だね。……行こう、みんな!」

『おーーー!!!』

他のメンバー達がステージ袖に駆けて行く中、凛だけが足を止めていた。

「どうした、早く行かねえと……」

「このライブ、必ず成功させるよ。みんなと、もっと高い所へ
 行ける様に・・・私は、キズナよりすごい歌手になれる様にね」

そう言い残し、凛もみんなの元へと走っていった。

「ふう・・・何か言いたそうだな、春香」

「えへへ。プロデューサーさん、また、歌いたくなっちゃたり
 してませんか?」

「そうだな……俺が歌ってる頃に凛みたいな奴が居たら、きっと
 歌うのをやめずにいたかもな」

「でも、それだと私達が困っちゃいますね~」

春香がちょっとイジワルにそう言うと、絆は春香の頭に手を置き
こう返した。

「心配すんな。それに俺が居なかったら、律子と綾乃に一生恨まれる
 事になるだろうしな」

「ふふっ、そうですね。それじゃあ、プロデューサーさんの分まで、
 私達が頑張りますね♪」

「ああ、任せるぜ。それじゃあ、そんな俺達の最大のライバルに
 なりそうな奴らのライブをしっかりと見ておかないとな」

「はい!」

絆と春香は笑い合いながら席へと戻っていった。
これから始まる凛達のステージに期待と、ライバルとして戦う事に
なるかもというドキドキを胸に秘めながら。


おわり。

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【 2013/04/12 (Fri) 】 モバマスのSSです@ | TB(0) | CM(0)
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