春屋

こちらはゲーム「THE IDOLM@STER」「東方project」を応援しているサイトです。管理人のプレイ日記や、SSが置いてあります。
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美希のしあわせな日

これはアイドルマスターの二次創作SSです。
多少設定とは違うかもしれませんが、気にしない方はこのまま前進。




11月23日 AM 11:00 プロデューサーの家

「あのさ、美希」

「ん?なーに、ハニー♪」

765プロのプロデューサーである黒崎絆の隣にいる金髪の女の子、
星井美希がニコニコ笑いながら腕にしがみついていた。

「お前、何でウチに来たんだ?朝、いきなりお前が来た時はさすがに
 驚いたぞ」

「もう~、ハニー、今日が何の日か忘れちゃったの?」

絆がカレンダーを見ると11月23日。今日は美希の誕生日であった。

「あ~……。でも、それが俺の家に来る理由なのか?」

「うん。だって、ミキ、誕生日はハニーと二人っきりで過ごしたいと
 思ったんだもん」

「はあ、そうかよ。まあ、いいけどな」

内心、「やれやれ」と思いながらも絆は美希の頭を撫でていた。

「あっ、そうだ!ミキ、ハニーの事占ってあげるの~!」

「唐突だな……」

やや呆れ気味な絆をよそに、美希は紙とペンを取り出して何かを書き始めた。

「何書いてるんだ?」

「えっとね、ハニーの名前で占うの」

「名前?……ああ、字数で占うのか」

「そうなの。えっと、く、ろ、さ、き、き、ず、な、っと♪」

「それって、「天国、地獄、大地獄」とか言ってやるやつだろ。
 よくそんな古くさいの知ってるな」

絆は壁に寄りかかりながらそんな美希の様子を見ていた。
最近は忙しかったのもあり、こんなゆっくりとした時間が少しばかり
心地よかった。

「じゃあ、いくの~!」

「おう、やってくれ」

「うーんと、ハニーはミキの事を……スキ!」

「お、おい、占いってそんなの占うのかよ」

「大スキ!」

「ちょっ、美希さん……」

「ものすご~~くスキ!」

「あ、あの、もしもし?」

「壊れるくらい抱きしめたいくらいにスキ~!」

「人の話は聞けよ……」

「ミキの事メチャクチャにしたいくらいスキ~!」

「おいおい……」

「もうとにかくスキ!」

「キライって選択肢はないのな……」

「えーっと、もうとにかくこまかい事抜きで大スキ~♪
 ……当たってる、ハニー♪」

クルっと振り向いてそう聞いてきた美希を、絆は後ろから抱きしめていた。

「わわっ、びっくりなの」

「あのな~……当たってるに決まってるだろ。まったく、本当にまっすぐって
 いうか、素直すぎる奴っていうか」

「う、ダメ?」

「いや、そんなお前だから、俺は惹かれたんだろうけどな」

「ハニー……、すっごく嬉しいの!」

そう言うと美希は嬉しそうに頭を絆の胸に摺り寄せてきた。
その様子はまるで猫の様である。


……と、二人が幸せそうにしていると、予想外の人物がその場に現れた。

「……今、地球が温暖化してるとしたらこいつらも原因ね。
 あー、暑苦しい事」

「わっ!律子さん、何で居るの!?」

「というか、どうやって入ってきたお前は……」

いきなり二人の前に現れた律子は、ポケットからカギを取り出して
絆に見せた。

「コレよ。社長から借りてきたの」

「そういえば、何かあった時にって預けてたっけな。だからって、
 簡単に渡すなよ……」

「で、何しに来たの?」

「あ、そうそう。私が用があるのは美希よ」

美希が驚いたように、絆もちょっと驚いていた。

「めずらしいな、お前が美希に用なんて。しかも、わざわざここまで来て」

「まあね。美希、それじゃ事務所に行きましょうか」

「えっ?今日はミキお休みだよ、なんでなの?」

「何言ってるの、今日はあんたの誕生日でしょう。みんなも待ってるん
 だからさっさと行くわよ」

律子は美希の手を引っ張って立たせた。美希はまだ戸惑っている様である。

「あ、あの。なんでミキのパーティしてくれるの、律子さん」

「何でって……、あなたもウチの事務所の仲間だからに決まってるでしょ」

「でもでも、ミキ、律子さんに結構迷惑掛けてると思うし」

「そんなの気にしてないわよ。まあ、手の掛かる子ほど可愛いってやつよ」

律子が笑いながら美希にそう言うと、美希は嬉しそうに律子に飛びついた。

「律子さん、ありがとうなのー!」

「こらっ、いきなり何するのよ。もう、しょうがない子ね……。
 ん、何よプロデューサー、何か言いたそうね」

「いや、律っちゃんらしいなと思ってな」

「なんか引っかかるけど、まあいいわ。ほら、ボサっとしてないで、
 運転手さんは車の準備でもしてきなさい」

「……俺は運転手かよ」

絆は少し納得いかない様子だったが上着を着て出かける準備をした。

「あっ、そうだ。美希、これプレゼント」

絆は上着のポケットから小さな箱を取り出すと美希に手渡した。

「わ~!ありがとうなの、ハニー♪ねっ、開けてみてもいい?」

「ああ、いいぞ」

美希は箱の包装紙をはがし箱を開けてみた。中には銀色の綺麗な
リングが収められていた。

「ふーん、プロデューサーにしては良いのを選んだじゃない」

「お前の言い回しはいちいち引っかかるな……で、どうだ、美希」

「うん、すっごく気に入ったの!ありがとう、ハニー……でも~」

美希は嬉しそうにしていたものの、微妙に不満そうであった。

「ミキ、同じリングだったらエンゲージリングの方がよかったな~って、
 思っちゃったの」

「だってさ、どうしますか、プロデューサー?」

「そうだな……、もう2、3年経ったらやるから、それまでそれで
 ガマンしてろ」

絆がサラリとすごい事を言ったので、美希も律子も赤くなりながら
固まっていた。

「あ、あんたはまったく~!自分の言った事には責任持ちなさいよ!」

「ああ、約束してもいいぜ。なっ、美希」

「えっ!えっと!ミキ……ホントにホント~~に、嬉しいの!
 ありがとう、ハニー!律子さんも、ありがとうなの?!」

美希は嬉しさのあまり少し目に涙を浮かべながら、笑顔で絆と律子に
抱きついた。

「っと、いきなり抱きついてくるなよ」

「わ、私まで巻き添えにしないでよ。ふふ、まったく、しょうがないな~」

「だって、だって!ホントにすっごく嬉しいの!」

「でも、事務所に行ったら他のみんなもいっぱいお祝いしてくれるぜ。
 ほら、行くぞ」

「そうね、早く行かないと怒られちゃうわね」

そう言って3人は玄関へ向かった。だが、ドアを開けたところで絆と律子が
急に足を止めた。

「あれ?二人ともどうしたの?」

「いや、忘れてた事があった……」

「多分、私もプロデューサーと同じだと思う……」


『誕生日、おめでとう!美希!』


二人が美希にその言葉を送ると、美希は嬉しすぎて言葉に出来ないのか
二人の腕をギュっと抱きしめていた。

「おっと、まだ泣くなよ。みんなの所に行くまではガマンしてろよ」

「そうね。今日はもっと嬉しい事が待ってると思うし」

絆と律子にそう言われ美希は泣くのをガマンした。
そして、二人に向けて笑顔でお礼を告げた。

「二人ともありがとうなの。それと……二人ともだーーいスキなの~♪」

そんな美希につられて、二人も笑顔で美希の手を引いていた。

「そんじゃ、参りますかね!」

「そうね、行きましょうか、本日の主役さん!」

「はいなの~!!」

美希は思っていた。どんなプレゼントよりも、絆や事務所のみんなが
祝ってくれるのが一番のプレゼントだと。
そして、今日という日を絶対に忘れないと……。


おわり
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【 2009/03/16 (Mon) 】 アイマスのSSですよ♪ | TB(0) | CM(0)
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