春屋

こちらはゲーム「THE IDOLM@STER」「東方project」を応援しているサイトです。管理人のプレイ日記や、SSが置いてあります。
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クリスマス☆ぱにっく

これはアイドルマスターの二次創作SSです。
多少設定とは違うかもしれませんが、気にしない方はこのまま前進。

   


               12月24日 事務所

「……なあ、クリスマス会を最初にやろうって言ったの誰だ?」

プロデューサーの絆がそう聞くと、春香が手をあげた。

「は、はい……私です」

「……で、ついでに雪歩の誕生日会も一緒にやろうと言ったのは誰だっけ?」

「わ、私ね……あははは」

乾いた笑いとともに律子が手をあげていた。

「……それじゃあ、折角のクリスマスだからとか言って、シャンパン
 持ってきた奴はだれだ」

すると、小鳥と綾乃、社長まで手をあげていた。

「あ、あの、私は大人の人も喜べばいいな~、って……」

「そうよね~……社長も何か言って下さいって!」

「う、うむ。まあ、たまには君も酒でも飲んで羽を伸ばしてくれればと……」

絆は黙ってそれを聞いていたのだが……

「そうかよ……じゃあ、アレの責任はお前らが取れよ!」

怒りで肩を震わせた絆が指差した方向には、雪歩が居た……のだが。

「う~~~……ぷろでゅ~さ~、うるさいですよ~~!!」

明らかにいつもと違う雪歩がそこに居た。顔も赤くなっており、
目も座っていた。

「はあ~……もう、どうするんだよアイツ」

「うーん、ゆきぴょん酔っ払うとあんな風になるんだね~」

「うん、すごいね~」

「つーか、お前らの仕業だな」

『……えへっ♪』

亜美と真美が笑ってごまかそうとしたのだが、すぐに絆にアイアンクローを
食らい、そのまま持ち上げられてしまった。

「にいちゃ~~ん、いたいいたい~!」

「あう~~、ごめんなさいごめんなさいごめんなさい~!」

「うう~、うるさいにゃ~!しずかにしてほしいにゃ~!」

「雪歩~、言葉がなんか変になってるよ~」

絆が亜美と真美に教育的指導をしている横で、春香が果敢にも雪歩を
なだめに近づいた。

「むー、はるかちゃん?……ちょっとこっちきてー」

「えっ?なになに?」

春香が言われるままに雪歩に近寄ると、唐突に春香がいつも着けている
リボンを取ってしまった。

「ん~~~~……コレが無いと誰だかわからないね、あはは~♪」

パタッと春香が倒れた。


「うわー!はるるんがやられたー!」

「うわっ、なんてむごい事をサラッと!」

亜美と律子が春香を哀れみながら様子を見ていると、今度は千早が雪歩に
向かって行った。


「ちょっと雪歩。いいかげんにしなさい」

「むぅ?あっ、ちはやちゃんだ。私ね、ちはやちゃんに言いたい事が
 あったの」

「な、何?」

「あのね……ちはやちゃんは歌がうまい!!」

千早は内心「何を言われるのかしら……」と警戒していたのだが、
少しだけホッとしていた。

「あ、ありがとう。いや、今はそんな事ではなく……」

「歌がうまい!!見た目だって背が高くって、きれいな髪してて
 かわいいのに」

「あ、あのっ!雪歩、その辺でもう!」

「なのに~……胸が無いのを気にしすぎ!!」

雪歩がそう言った瞬間、「グサッ!」と大きな音がみんなには聞こえた様な
気がした。


「うわ~。雪歩、それは言いすぎだと思うの」

「そうね、千早ちゃんがかわいそうよね~」

グサッ!グサッ!!

「お、おい、美希にあずさ、お前らが言うとトドメにしか
 聞こえないぞ……」

絆が二人にツッコミを入れている間にも、千早は雪歩の攻撃を
受け続けていた。


「ほらっ!おおきな声で~!ひんぬーはステータスだ~!」

「ひ……ひん……ぬーは……」


「……黒崎君、あれって千早ちゃん泣いてるんじゃないの?」

「……言うな」

「うーむ、しかしこのままだといかんな。よしっ、私が行こう
 じゃないか!」

と、珍しく社長がやる気を出して雪歩を止めに行った。

「うーん、不安だ」

「そうね、不安ね」

「あ、あの、プロデューサーさんも綾乃さんもそれはひどいん
じゃないですか」

「じゃあ、小鳥は何とかできると思うか?」

絆にそう言われると、小鳥は黙って固まってしまった。

「……社長がんばれー」

「小鳥さん、言い方が棒読みなんだけど」


「萩原君、もうその辺にしないかね。みんなも困ってしまっているよ」

「う~しゃちょ~~……」

社長が雪歩に近づくと、何故か雪歩は社長をずーっと見つめたまま
動かなくなってしまった。

「は、萩原君?何かね?」

「じーーーーーーーーーーー……」

雪歩はひたすら無言で社長を見ていたが、やっと口を開いた。

「うん、なんにもないや。なーんにもない」

「………………そうかね」

社長はそれだけ言うと部屋の隅に移動し、シクシクと泣きはじめて
しまった。


「だーー!!あのおっさん役にたたねぇーーー!!」

「兄ちゃんがキレても仕方ないよ~」

「じゃ、黒崎君が行ってきたら?その方が早そうだけど」

綾乃にそう言われると、絆はグラスに入っていたシャンパンを
グイッと飲み干した。

「綾乃、俺がやられたら後は頼むぞ……」

「うん、死んだら骨ぐらいは拾ってあげるわね」

絆はそれだけ綾乃に告げると、雪歩の所へ力強く歩いていった。

「……なんでムダにカッコいいのあいつは?」

「うっう~、絆さんカッコいいです~♪」

呆れている伊織とは正反対にやよいは喜んでいた。


「おいっ!お前いいかげんにしろよ、雪歩!」

絆が雪歩を怒鳴りつけると、今度は絆の事を「じー」っと見つめていた。

「な、なんだよ……」

「ぷろでゅ~さ~は~……みんなに優しすぎですよー!みきちゃんとか、
 あずささんとか、りつこさんとか、ことりさんとか~……」

「な、なんか、偏ってないかそのメンツは?」

「う~~~……そんなにきょぬーが好きですかー!!」

「ぶっっ!!!お前っ!雪歩ーーー!!アホかお前はーー!!」

あまりにもすごい事を言われた絆は、恥ずかしいやら怒っていいやらで既に
混乱していた。

「じゃあ、あみちゃんとかまみちゃんとかの方がいいんですかー!!」

「それじゃあ、まんまヘンタイだろうが!」

「あうー!プロデューサーのきょぬーマスターー!」

グサッ!!

先ほども聞いた音が聞こえたかと思うと、絆は社長の隣へ移動して無言で
ひざを抱えてしまった。


「わ~……兄ちゃんがやられちゃったよ、律っちゃん」

「プロデューサーなら何とかできると思ったのに……これは予想外ね」

すると、絆を戦闘不能にした雪歩が律子の方へと近づいてきた。

「えっ!?今度は私なの……って!みんな、いつの間に逃げてるのよー!」

律子が取り残されて慌てている内に雪歩は既に目の前まで迫っていた。

「うっ……ゆ、雪歩、ほら、水でも飲んで落ち着いたら~?」

明らかに普段よりも眼力がある雪歩に押され気味な律子は、
後ずさりしながらそう言ってみるが効果はゼロの様である。

「りつこさんは~、かくれきょぬーですよね~」

「うっわ!何言ってるのあんたは!」

「うう~、そんなきょぬーなりつこさんは、ひんそーな私を見てゆーえつかんに
 浸っていたんですね~!」

「思ってない、思ってなーーい!」

「わーーん!穴掘って埋まってますー!ドリルもってこ~い!」


「……なんか、さっきよりもカオスな事になってるな」

「あっ、きょにゅースキーな兄ちゃんだ」

「真美、次言ったら雪歩の所へ投げるからな……」

辛うじて復活してきた絆は、精神的ダメージでフラフラになりながらも
綾乃たちがいる所へ戻ってきた。

「綾乃、お前が止めてこいよ。お前の大好きな雪歩があんな風になってて
 いいのか?」

「うーん、もうちょっとだけ。あんな雪歩ちゃん見た事無いから新鮮ね~♪」

そんな事を言って、綾乃は雪歩を見ているだけだった。

「もう、アンタたち役に立たないわね!いいわよっ!私がガツンと
 言ってきてやるわ!」

業を煮やした伊織が自信有り気に雪歩の下へと向かっていった。

「あう、絆さん、伊織ちゃん大丈夫なんですか?」

「さあな……」


「ちょっと、いつまでも調子に乗ってるんじゃないわよ!」

「ん?、いおりちゃん?……うわっ、まぶし」

雪歩がそう言った瞬間、伊織と雪歩を除いたみんなが「ブッ!!」と
吹き出していた。

「ちょっ!そっちも笑ってるんじゃないわよー!!」


「そ、そう言われても……プッ!」

「律っちゃん~、亜美たちもう限界だよ~……ふ、ふふふ」

「あはははは!!!俺、もうダメだ!あ~、腹筋が痛い!あははは……」

絆がガマンしきれずに大笑いすると、突然何かが飛んできて絆の頭を
直撃した。

「わー!絆さん、大丈夫ですかー!」

「い、いおりん、容赦ないね~……」

伊織が投げつけたのは、中身が満タンに入っている1.5リットルの
ペットボトルだった。


「次笑ったらシャンパンのビン投げつけるわよ!!っていうか、雪歩~!
 よくも言ってくれたわねー!!」

絆やみんなに笑われた事に腹を立てた伊織が雪歩をキッと睨みつけていた。

「ゆーきーほー!!覚悟しなさいよ!泣いたって許してあげないんだからね!
 聞いてるの!」

「……あっ、曇ってる」

雪歩はそう言って伊織のおでこをハンカチで拭き始めた。


「うわっ!千早、大丈夫!?」

「あらあら、千早ちゃんたら、ツボに入っちゃったみたいね~」

心配している真と楽しそうにそんな様子を見ているあずさの間で、
千早がしゃがみ込んでプルプル震えていた。

「プロデューサーさん、笑ったらだめですよ!シャンパンのビンが
 飛んでくるんですよ!」

「こ、小鳥……、たとえそうだとしても……人には笑ってしまいたい時が
 ある……」

絆が必死で笑いそうなのをガマンしていると、ちょっと涙目になっている
伊織がこちらへ戻ってきた。

「ねえ!もう殴ってもいい!?許されるわよね!?むしろ訴えてもいい!?」

「わわっ、伊織ちゃん落ち着いてください~!」

今にも雪歩を殴りに行きそうな伊織をやよいが必死で止めていると、
いつの間にか雪歩が真のすぐ横まで来ていた。

「うわっ!えっと、雪歩……」

「……浮気者」

「ええっ~!?なんでボクがそうなるの?」

「だって、最近はみきちゃんとばっかり仲がいいし……うわーん、
 まことちゃんの浮気者~~!」

「うう……。これなら、男扱いされた方がマシだったかも……」

真はそう言うと、壁に手を付いてガックリ肩を落としてしまった。
そして、雪歩はその隣に居たあずさに狙いを定めた。

「あら、雪歩ちゃん。なにかしら~?」

「あ~……あずささんは~……」

何故かその瞬間「ざわざわ……」と妙な音が聞こえたような気がした。

「お、おい。雪歩の奴、もしかして言っちゃいけない事を言おうとしてない
 だろうな……」

「それはさすがのあずささんも怒るんじゃ……」

絆と律子は、顔を見合わせてあずさが怒った姿を(見た事は無いけど)
想像してしまい、二人そろって背筋がゾクッとした。

「あずささんは~、私たちの中で最年長って言ってましたよね~」

雪歩がそう言った時、絆と律子は心の中で『し、死亡フラグが立った!!』
と思った。……だが

「でも~、それって間違っていると思うんです」

「あら?雪歩ちゃん、なんでかしら?」

「だって、それを言ったら綾乃さんはあずささんよりも2コ年上ですよ。
 小鳥さんなんて……えっと、何歳上か分からないんですよー!」

「プ、プロデューサーさん……先に逝きます……ね」

そう言い残して小鳥がバッタリと倒れてしまった。

「うわっ!小鳥が流れ弾に直撃した!」

「うーん、萩原無双って感じだね~」

「もしくは雪歩BASA……」

「そんなゲーム売れねーよ……あー、もうどうしたらいいんだよ!」

絆が途方にくれていると、綾乃が突然雪歩の方へ近づいていった。

「あ、綾乃?何する気だよ」

「まっ、何とかしてみるわよ。まかせなさい♪」

綾乃は絆にVサインをして雪歩の所へ行ってしまった。

「あずささん、ちょっと向こうへ」

「綾乃さん?……はい、わかりました。おまかせしますね」

あずさはニッコリ笑うと、その場を綾乃に任せて絆たちの方へと
行ってしまった。

「むう?綾乃さん……私に何か用ですか~」

「んーと、用って程でもないけどね」

「それじゃあ、放っておいてください~……どうせ、私みたいな
ひんそーな子なんて……」

「でも、そんな雪歩ちゃんが私は好きよ」

「私みたいな……何やってもダメな子なんて……」

「もう、だから言ってるじゃない。私は、そんな雪歩ちゃんが大好きよ」

そう言いながら、綾乃は雪歩との距離を詰めていく。

「でもでも……私は他のみんなみたいに何も無いし……」

「しょうがないわね、あと一回しか言わないからね」

そして、綾乃は雪歩の事を抱きしめてこう言った。

「色んなもの、ぜ~んぶひっくるめて。私は雪歩ちゃんの事、
本当に好きよ」

「……あ、あのっ!あのあのあのっ!!」

綾乃の告白に雪歩の思考回路はショートしてしまい、顔を真っ赤にしていた。

「あ、あう~~……」

「おっと」

遂に気を失ってしまった雪歩を、綾乃はなんとか抱きとめていた。

「あらら、本当にしょうがないお姫さまね。……あれ、みんな
 どうしたの?」

先ほどの綾乃と雪歩のやり取りを見ていた他のみんなは、
あまりの恥ずかしさに赤面していた。

「綾乃さん、ちょっとハニーみたいでカッコよかったの~♪」

「ちょっとまてよ、美希!俺はあんな事しねえよ!……な、なんだよ
 お前ら!その目はなんだよ!」

「あんまり大差ないと思うけど……。綾乃さん、大丈夫ですか?」

「うん。……律子さん、このまま持って帰ったらダメ?」

『ダメ!』

と、絆と律子の二人に釘を刺されてしまい、綾乃は少し悲しそうに
していた。

「さーてと……片付けないとな」

「そうね……。ホラッ!みんな手伝う!」

『は~い!』

絆と律子がそう言うと、他のみんなは後片付けを始めた。

「あの、私はどうすればいいの?」

「すー……すー……」

綾乃の腕の中で幸せそうに雪歩が寝息を立てていた。

「はあ、そっちのソファーでお前らは休んでろ、こっちは俺らでやるから」

「あ?……うん、わかったわ」

綾乃は絆の言うとおりソファーまで移動すると、雪歩の頭をひざの上に
乗せて座った。

「ふふふ、かわいい寝顔してるな~♪うりうり」

「綾乃さん、寝ているからといってイタズラしたらダメですよ」

綾乃が雪歩の頬をつついていると律子に注意されてしまった。

「うっ……。わ、わかってるわよ、あははは」

「う……ん、綾乃さん」

雪歩が寝言で綾乃の事を呼んでいるのを見て、綾乃はまた笑っていた。

「はいはい……。ずっと一緒にいますよ、私の大事なお姫さま♪」

綾乃はそう語りかけると、そっと雪歩の頭を撫でてあげていた。

「綾乃さん……私も……き、ですよ……」

「はいはい。雪歩ちゃん、メリークリスマス。それと、
 お誕生日おめでとう♪」


おわり
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【 2009/03/16 (Mon) 】 アイマスのSSですよ♪ | TB(0) | CM(0)
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