春屋

こちらはゲーム「THE IDOLM@STER」「東方project」を応援しているサイトです。管理人のプレイ日記や、SSが置いてあります。
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絆の初夢 綾乃の初夢

これはアイドルマスターの二次創作SSです。
多少設定とは違うかもしれませんが、気にしない方はこのまま前進。

   


                  1月4日 765プロ事務所

「あ、プロデューサーさんと綾乃さん。あけましておめでとうございます!」

「おう、今年もよろしく頼むぞ、春香」

「私もよろしくね、春香ちゃん」

今日から765プロは仕事始めという事もあり、春香はプロデューサーの二人に
新年の挨拶をしていた。

「はあ?、もうちょっと休んでたかったぜ」

「まあね……。ウチの事務所、私たちには休み中々くれないものね~」

絆と綾乃が重いため息を付いていると、春香は話題を変えようとこんな事を
言った。

「えっと……プロデューサーさん達はどんな初夢を見ました?」

「えっ?初夢……初夢か……」

「う、うーん……」

春香の質問に、何故か二人はどんな初夢だったか言うのをためらっていた。

「あ、あの~、プロデューサーさん?どうかしたんですか?綾乃さんも
 変ですよ」

「そんな事はないぞ……うん、そんな事はない」

「右に同じで……」

「えっ?ええ~?」

そんな二人に春香は戸惑うばかりであった……


                   初夢 黒崎絆の場合

……あの、起きて下さい~。起きて下さいってば~!

「ん……春香か?あれ、俺また事務所で寝ちまったのか?」

春香に起こされ絆が目を開けると、妙な違和感があった。
見慣れているはずの事務所の天井が、いつもと違っていたからである。

「……ココどこだ?なあ、春香、一体どうなって……る?」

絆は自分を起こしてくれた春香を見て凍り付いた。

「どうかしました?わたし、なにかヘンですか?」

「…………春香、お前ってそんな小さかったか?」

すぐ隣で立っていた春香はいつもよりも小さく、まるで小学生
みたいだった。

「えっ?わたしはいつもこうですよ。あっ、千早ちゃんと雪歩、
 おはよう~!」

「あっ、丁度いい。なあ、千早に雪歩、春香が……って、おい」

振り向いて千早と雪歩を見た絆はさすがに頭を抱えた。
それは、千早と雪歩も春香の様に小さかったからだ。

「どうかしましたか。わたし達の顔になにか?」

「あの、大丈夫ですか先生?」

「は?雪歩、いま俺の事を何て呼んだ?」

「えっと、先生ですけど?」

「……ここって学校?」

「先生、寝ぼけているんですか。しっかりしてください」

小さくてもいつもの様に様にしっかりしている千早に叱られた絆は、
しばらく黙っていたがやがて手をポンと叩くと……

「そっか、夢か。はははは……はあ」

と、自分でも嫌になるくらい冷静に今の状況を把握していた。

「あっ!先生、おはようございまーす!」

『兄ちゃん、おはー!』

「やよいに亜美、真美か。ふっ……もう、驚いたりしないぜ!」

そう言ってやよい達の方を振り向いた絆だったが……

「……ちょ、お前ら。なんでそんなにでかくなってるんだよ」

どういうわけか春香達とは違い、やよい達の方はいつもよりも大きく
なっていた。しかも、美希の様に。

「う、うわ?……お前ら誰って感じなんだが」

「あの、わたし変ですか先生?」

「い、いや……」

そうは言ったものの、「Tシャツのクマがすごい事になってる……」
と内心思っていた。

「兄ちゃん~、授業まであそんでよ~!」

「真美も~!あそんで、あそんで~!」

と、いつもの様にくっつかれた絆だったが、さすがに少し動揺して
しまった。

「なっ!お前ら、そんなにひっつくな!」

「え?、べつにいいじゃん?!」

「わかった!亜美たちが『ないすばで~』だから兄ちゃんテレてるんだ♪」

「……くっ」

「あ、ちっちゃくても悔しがるんだな、ちーちゃん。じゃなくって!
 離れろー!」

絆がなんとか亜美と真美を振り払うと、大きくため息を付いていた。

(はあ、これじゃまるで美希が二人に増えたみたいだ。
 ……まあ、この後の展開は予想がつくけどな)

その後、他のみんなも絆のいる部屋(教室)にやってきたのだが、
絆の予想通りになってしまった。美希は普段のやよいの様に小さくなっていた。
律子、あずさ、真も同じであった。だが、何故か伊織はそのままの姿であった。

「な、なにジロジロみてるのよ、このヘンタイ教師!」

「……なんでお前は変わらないんだ?」

「あら、いつも賑やかでいいですね」

絆に話しかけてきたのは小鳥だった。服装はいつもと違い先生風では
あったが、いつもの小鳥だった。

「なんか、小鳥は変わってなくっても納得するのは何でだろうな……」

するとそこへ、見た事の無い若い男の教師が教室にやってきた。

「はっはっは、仲良き事はいい事だ」

「……だれ?」

絆は何処かで見た事のあるその男の顔をじーっと見ていると、
小鳥がその疑問に答えた。

「なに言ってるんですか?高木先生に決まってるじゃありませんか」

「……なっ!なんだってーーー!!!」

絆は今までで一番大きいリアクションを取って驚いていた。
何故なら、いつも「おっさん」と呼んでいる社長がびっくりするほど若々しく、
しかも今風に言うならばイケメンになっていたからである。

「こら、朝からうるさいわよ、黒崎君」

「あ、綾乃?よかった、お前はそのままなんだな……」

「あら、校長先生。おはようございます」

「おはようございます、校長先生」

「うん、小鳥先生も高木先生もおはよう」

「……お前が校長なのかよ」

「そうそう、黒崎君。はい、これ」

そう言って、綾乃が絆に手渡したのはナスと富士山の置き物と鷹の人形。

「……えーっと、まさかコレって」

「うん、縁起物」

「……なんでやねん」


…………

……………………

………………………………………

『新年、あけましておめでとうございまーーーす!』

TVからの新年の挨拶で目を覚ました絆は、しばらくボーっとしていた。

「……今のが俺の初夢なのかよ。はあ、今年もロクな年じゃねえ……」

そう一言呟くと、新年初ため息を吐く絆だった……。



「あの、プロデューサーさん?顔色が悪いような気がするんですけど……」

春香が心配そうに絆に声を掛けた。

「あ、ああ、なんでもない。はははは……」

「なんか、顔が引きつってますけど……。綾乃さんも大丈夫ですか」

「えっ!なんでもないよ、なんでも!あはは……」

だが、そんな綾乃の表情も絆と同じだった。


                  初夢 佐倉綾乃の場合

「……えっと、ココはどこ?」

気が付くと、まったく見覚えのない場所にいた綾乃は、この状況に驚いていた。

「あれ~?私、確かに自分の部屋で寝てたはずなんだけど……」

「あっ、綾乃さん。早くこっちに来て手伝ってくださいよ~」

「あれ、小鳥さん……って、何なのその格好?」

指差した先に居る小鳥の服は、いつもの事務員の服ではなくとても
可愛らしい服だった。

「何って、このお店の制服じゃないですか。綾乃さんだって着てますよ」

「えっ?あっ!本当だ!」

綾乃は自分の服装を見てさらに驚いていた。小鳥とは色違いではあるが
フリルのついたウエイトレスみたいな服装だったからだ。

「うわ~、恥ずかしい~……って、お店?」

「はい。ここはペットショップじゃないですか」

「あ~……そういう設定なのね」

綾乃は「なんて夢見てるのかしらね、自分……」と思いながらも、
とりあえず何も言わずに小鳥を手伝う事にした。

「さて、最初はネコとうさぎにご飯をあげましょうか」

「はーい……って!これは!」

綾乃が目にしたのは、ネコの耳が生えた美希とウサギの耳が生えた
雪歩だった。


「あふぅ、おなかすいたの~」

「あ、あの~!だからって、私を噛まないで美希ちゃん~!」

お腹が空いてガマンできないネコの美希はウサギの雪歩の耳に
噛み付いていた。

「あふぅ、雪歩の耳おいしいの♪」

「あうっ、み、美希ちゃん!やめて、やっ!やめ~!」


「……小鳥さん、この子達いくらで買えるの」

「綾乃さん、とりあえず落ち着いてください。あと、鼻血もふいて
 くださいね……」

二人の姿にいきなりKOされた綾乃を放っておいて、小鳥は雪歩と
美希にご飯をあげた。


「わーい、ごはんなの~♪」

「はう~……た、助かったですぅ」

美希はようやく雪歩の耳から離れ、小鳥から貰ったごはんを食べ始めていた。


「あの、小鳥さん。ネコってイチゴババロア食べたっけ……」

「え?美希ちゃんはいつもコレじゃないですか?。はい、雪歩ちゃんには
 お茶ですよ」

「う、うーん、なんか違う気が」

そんな疑問を持ちながら、ふと隣のケースに目をやると、犬の耳をつけた
あずさと千早が仲良く日向ぼっこしていた。


「はあ~、あたたかくて気持ちいいわね~千早ちゃん」

「そうですね。たまにはこういうのもいいですね……」


「うわ~、なんか癒されるわ~」

あずさと千早に目を奪われていると突然、綾乃の肩に何かが乗ってきた。

「わっ!なに!?」

「姉ちゃん、姉ちゃん~!あそんで~!」

「あそんでよ~!姉ちゃん~!」

「えっ!?亜美ちゃん、真美ちゃん!?」

綾乃の肩に乗ってきたのはサルの耳とシッポがある亜美と真美だった。
さらに、その頭の上に何かが乗ってきた。

「うわっ!今度はなに!?」

「コラー!イタズラばっかしたらダメでしょうがー!」

「り、律子さん?また可愛らしい姿になって……」

頭の上に乗っている律子も亜美と真美の様な姿をしていた。

「わーい、メガネザルの律っちゃんが怒った?~」

「メガネザルの律っちゃんが怒った~♪」

「だっ、だれがメガネザルじゃー!!」

それこそサルの様にキーキー言いながら、律子は亜美と真美を
追いかけていった。

「もう、いつもの事ですけど騒がしいですね」

「あ、あはは、以外に冷静ですね、小鳥さん。……ん?この小さなケース
 には何が居るの?」

そう綾乃が小さいケースの中を覗くと……

「うっうー」

「わあ、やよいちゃんか。ハムスターかな、すっごくかわいい~……」

「うっうー」

「えっ?やよいちゃんがもうひと……いや、この場合もう一匹?」

『うっうー!うっうー!うっうー!』

気が付くと、ケースにみっちりのハムスターなやよいが綾乃を見ていた。

「……さ、さすがに怖いかも、これは」

綾乃が後ずさりしてケースから離れると、奥の方でなにやら怒鳴り声が
聞こえてきた。

「ちょっとー!どういう事よあれー!」

「いや、本当に申し訳ない……」

「あれは店長ですね。何かあったのかな?」

「あー、社長は店長さんなのね」

綾乃と小鳥は声のした方へと行ってみる事にした。

「どうかしましたか、店長」

「ああ、小鳥君に綾乃君。いい所へ……」

「あんた達も店員?だったら、あの犬なんとかしなさいよ!
ウチの犬をあんな風にしちゃって~!」

「伊織ちゃんは普通なのね……ちょっと残念。で、あの犬って
 ……え゛っ!」


「はあ……うっとおしいから離れろよお前ら」

「そんな~!もっとかまって下さいよ~!」

「あー、春香ばっかズルイですよ。ボクにもかまって下さい!」


「……こ、小鳥さん。あれは……なんですか?」

「あ~、あの大きい子ね。ウチのお店で一番人気の子なんだけど、
 ちょっと性格がね。それに、あんな風に女の子がすぐ寄ってきちゃうのよ」

小鳥の言っている子とは、どこから見ても絆だった。いつもと違う点といえば、
真っ黒な犬耳を着けている所である。そして、その隣に居る春香と真も犬の耳
を着けていた。

「あー、もう!飼い主の私よりもなんで懐いてるのよ!戻ってきなさいよ、
 春香、真~!」

「はあ、うるせえな。……なんだよ、こっち見るなよ」

「か、感じ悪い犬ね……っていうか、どっかのホスト見たいよ」

絆は大きなソファーにどっかり座って、その両脇に春香と真をはべらせている
状態である。

「知るかよ、勝手にこいつ等が寄ってきたんだよ。あ、忘れる所だった
… …綾乃、コレやるよ」

そう言って、絆は綾乃に何かを投げ渡した。

「ちょっと!もう、乱暴ね~……で、なんで扇子とタバコとこの
 よくわからない物?」

「全部縁起のいい物だ。あ、最後のは座頭(ざとう)な」

何の事かわからなかった綾乃だが、やがて何かを思い出した。

「あっ、ティンときた。……って、こんなオチですか、私の夢よ……」


…………

……………………

………………………………………

「……あ、朝ね」

綾乃は上体を起こすと自分の部屋である事を確認した。

「はあ……あんな初夢見るなんて。飲みすぎなのかな……はあ~」

こうして、綾乃は新年初めてのため息を吐く事になった。


「あ、綾乃さ~ん、大丈夫ですか~?」

「……あっ、春香ちゃん。なんでもないのよ本当に……あはは」

「プロデューサーさんも綾乃さんも、そんな変な初夢でも見たんですか?」

「……さて、仕事するかな」

「私もそうしよう……」

そう言って二人はため息を付きながらその場を後にした。

「あ、あの!二人とも、まだ何も聞いてませんよ~!」

結局、春香は二人の初夢の話を聞けずじまいだった。
その後も絆と綾乃は他のメンバーにも初夢の事を聞かれるのだが、
決してその事は口にしなかった。

おわり
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【 2009/03/16 (Mon) 】 アイマスのSSですよ♪ | TB(0) | CM(1)
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【 2010/03/09 】 編集
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