春屋

こちらはゲーム「THE IDOLM@STER」「東方project」を応援しているサイトです。管理人のプレイ日記や、SSが置いてあります。
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なんでもない普通の日。

※このお話はアイマスSPのストーリーモードのED後って事でお願いします。



桜も散ってしまった5月のある日。
765プロの事務所では、千早とプロデューサーの綾乃が次のライブの為に
打ち合わせをしていた。

「では、曲の順番はこれで……」

ズルズル~

「うん、それでいいと思うわよ。あと、衣装はこれとこれかな?」

ズズズ~

「え、ええ……それでいいと」

ズズズ~
ズゾゾ~

「……あの、絆さんと四条さん。さっきからものすごく気になるんですが」

と、千早の冷ややかな目線の先に居たのは、もう一人のプロデューサーである絆と、
現在は765プロのアイドル候補生見習いの四条貴音だった。

「あ、悪いな。昼メシまだだったから」

「私は見ていたら美味しそうだったので……つい」

千早はそんな二人を見て「はあ~~」と長いため息を付いていた。

「四条さんは、普通な人だと思っていたのに……」

「ち、千早ちゃん、結構ひどい事いってるわよ、それって」

「まあ、この事務所に普通な奴なんていないだろ」

そう絆が言うと、千早と綾乃は絆の方を見て「ああ~」と納得していた。

「……おい、俺は普通な方だぞ」

「いえ、絆さんが普通だったら」

「世の中すごい事になってるってば。……それにしても、本当にラーメンが
 好きなのね、貴音ちゃん」

「ええ、四条の家に居る頃はじいやにダメだと言われてましたし」

「でも、四条さんここ最近はお昼にいつもラーメン食べてる様な」

「それは良くないわね……だって」

綾乃がワキワキと手を動かしたかと思うと、いきなり貴音のお腹の方へと
手を伸ばした。

「ココに余計なお肉がついちゃ……」

スカッ。

「……ついちゃう」

スカッ。

「……ナゼニフトラナイ」

スカッ。

「なんでカタコトなんだよ」

と、綾乃の手は貴音の服を掴むだけだった。

「一応、朝や夜はちゃんと栄養のある物を食べていますし。それに、プロデューサー
 である絆殿のレッスンもありますから」

「うう~、でもずるいわよ。……その上にはしっかり付いてるのに」

スッパーーン!!!

と、絆が近くにあった雑誌で綾乃の頭を叩いた。

「サラっとセクハラすんなよ、お前は」

「……くっ」

「ちーちゃん、お約束に落ち込まなくていいから」

「……ふふふ」

そんな絆達の様子を見て、貴音は子供の様に笑っていた。

「ほれ、お前らのせいで笑われたじゃないか」

「いえ、違います。私はこちらに……765プロに来てよかったと思ったのです」

「うーん、こんなやり取りを見てそう言われるのは多少複雑だが、そう思ってくれたのは
 こっちも嬉しいぞ」

そう言い、絆は貴音の頭を撫でていた。

「相変わらずだけど、それってもうクセなの?」

「うーん。こいつらの頭が丁度良い位置にあるからかな」

「それは、絆さんの背が大きいからでは。……四条さん?」

「あっ、その、今までこんな事をされた事がないもので、どうしていいものか」

貴音はそのまま恥ずかしそうに顔を赤め下を向いてしまった。

「うーん、あなたって、『頭を撫でた女の子を落とす能力』とかあるの?」

「ねえよ、そんな限定されまくった能力……」

綾乃と絆がそんな事を話していると、丁度事務所に戻ってきた美希が絆の
背中に抱きついてきた。

「ただいまなの~!ハニー、さみしくなかった?」

「おい、うっとおしいから離れ…」

「おー、美希だけずるいぞ。自分も自分もー!」

そう言い、一緒に戻ってきた響まで引っ付いてきた。

「だー!うっとうしい!主にお前らの髪の毛がうっとうしいー!!
 めっさチクチクする!!!」

「あははは、いつもながら騒がしいわね」

「そうですね。でも、私も四条さんと同じで、この場所に居られてよかったと
 思います」

「そっか。それじゃあ、二人とも。褒めて欲しかったりしたら私や彼に遠慮なく
 言っていいんだからね。二人とも、家の事で色々あるだろうけどさ、そんな時の為に
 私たちみんなが居るんだから」

「はい、ありがとうございます」

「私からもお礼を。ありがとうございます、綾乃殿、それに如月千早」

「いーえ、こんな事ぐらいしか出来ないからね、私は♪」

綾乃がそんな事を言うと、千早も貴音も一緒になって笑っていた。

「おーい、俺は無視かー」

特に何も無い普通の日だったが、絆の助けを呼ぶ声だけが
悲しそうに事務所に響いていた。

おわり
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【 2009/04/23 (Thu) 】 アイマスのSSですよ♪ | TB(0) | CM(0)
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